昨晩はその後寝付けたけれど、
今朝看護師さんに起こされた。
母の心拍数は落ち着いたが、
血圧が80にまで下がってしまい、
これはもう良くはならないと言う。
なので会わせたい人が居るなら、
早めにあわせた方がいいとのことだった。
急いで姉と兄達に連絡を取った。
上の兄と姉は今日来ることになった。
わたしはいったん帰宅する。
戻って来るまで母が頑張ってくれるといいのだが。
2時間ほど前 看護師さんがやってきて 母の心拍数が低下しているので合わせておきたい 家族がいるなら連絡しろと言われた。
しかしその後 心拍数が安定し、先ほど おむつ交換に来た時はとりあえずバイタルは安定していると見ていいとのことだった。
予断は許さない状況だが、ひとまずわたしももう一度休むことにした。
眠れるかは分からないが 横になって体を休めておこう。
自宅から病院に戻り、ナースステーションで師長さんに声をかけた。
母の入浴が済んだか聞くと、母の体調を総合的に見て、今回は見合わせたと言う。
思っていたより母の具合はよくないのか?
昨晩はなかなか寝付けず、今朝は起きるのが遅くなった。
寝袋を片付けていると師長さんがやってきた。
母の入浴は今日らしい。
わたしは適当な所で自宅に引き上げてきた。
シャワーを浴びて一息ついている所に佐川急便の
配達員さんが荷物を持ってきてくれた。
わたしもちょうどいいタイミングで帰宅したようだ。
もう少ししたらブックオフで本を受け取って病室に戻る。
看護師さんから母を入浴させるか判断を求められた。
今の個室に来てからこれまで身体を拭いてくれているが、
そろそろ洗った方が良いのではないか、と提案された。
問題は母の体力だ。入浴に耐えられるかは分からない。
しかしお尻の皮膚が汚れで爛れたりなどしている。
ここは一つ身体をきれいにしてもらう事にした。
明日か明後日入浴出来るよう手配をしてくれる。
これで母の具合が悪くなってしまったら、
それはそれで仕方ない。母の体力が持つよう祈るしかない。
今朝も母の具合を確認して自宅に帰った。
雨が一時的に止んで家に行くまで濡れずに済んだが、
家で身仕度をしたりしているうちにまた降り出した。
本降りになる前に病室に戻ったが、やはり少し濡れた。
かぜを引く前に葛根湯を飲んでおく。
予報では昨日から大雨になるはずだったが、
幸いこちらではまだそれほど降っていない。
朝方母の無事を確かめて、雨が降らないうちに一時帰宅した。
身支度を整えてこれから病室に戻る。
疲れが取れないが、母が頑張っている限り、わたしも頑張る。
今晩も消灯時間が近づいて来た。
隣室の患者が地獄の亡者の様な呻きをあげている。
わたしの母も呻くだろうな。
疲れた、と言って全て投げ出さないでいるのも、
一つの選択だ。
後に悔いが残らないようにしたい。
近頃深夜になると母が呻くようになった。
その度にわたしも起きて、大丈夫だと声をかけて宥めるのだけれど、
昨夜は何で昼間寝ていても呻かないのに、
夜中になると呻くんだと声を荒げてしまった。
最後を迎えようとしている人間に対する態度ではない。
今は反省している。
