午後二時に開くのを待って歯科に行ってきた。
歯茎からはまだ少し血がにじんでいたけれど、歯冠の取り着けをやってもらえた。
ついでにレントゲン撮影をして終わり。今後は定期的に来てくださいと言われた。
シャワーを浴びる前に一階を片づけた。段ボールをまとめるのはもう少しで終わりそうだ。
これからポパーの続きを読む。その前に軽くロシア語を復習する。
キンタはもう来そうにない。また一人きりだ。
あれだけ懐かなかったキンタも、いざ来なくなると寂しく感じる。
この辺りでは他の野良猫もあまり見かけなくなった。
最近はどこもこんな感じなのか？
今日は歯科で診てもらう日だ。歯茎からの出血は止まらない。
歯冠を着けるのは無理かもしれない。
止血剤でも出されるのかもしれないが、血圧が高いのでそんなものを服用するのも少し怖い。
まあいい、ひと眠りしよう。
キンタが来なくなって何日経ったか？
多分もう来ないだろう。
Ms. Flabby も行方知れずになったし、
その前に居たチョンチョコリン、グラタン、カミサマもいつの間にか姿を消した。
みんな、どこかで元気にいてくれさえすれば、それでいい。
昨日チョコレートを奥歯で齧ったら歯冠が取れた。
今日近くの歯科で付けてもらおうとしたら、歯茎が腫れて邪魔なので、その部分を切除してから付け直すことになった。
メスを入れる前に麻酔をした。麻酔注射は全然痛くなかった。
しかし歯肉切除までは良かったものの、なかなか出血が止まらず、歯冠は取り付けられなかった。
止血を待って、明後日また出直すことになった。
一旦帰宅して、部屋を整理して出てきた VOX のベース用マルチエフェクターをリサイクルショップに持って行った。
ベース用だけれど、先日買い取ってもらったギター用エフェクターの上位モデルなので、
1800円以上になるかと思ったら、それを下回る査定額、1600円だった。少し残念だった。
帰宅してポストを見ると、イカが読んでいる件の本が届いていた。
『開かれた社会とその敵 第1巻 プラトンの呪縛 上』(カール・ポパー 小河原誠訳 岩波文庫 2023)
どうもマルクス批判から遡ってプラトンに話を運ぶようだ。
「ポパーは17才のときマルクス主義を辞めたと紹介されています。今になって手遅れでしょうが変節漢と取敢えずは言いたいです。」
とはイカの言だが、ただそれだけでポパーの議論全体を批判するのは的外れだ。
まず序論を読み終えたい。
メールをチェックしたら、イカから一通届いている。
読んでみたら、昨日電話で話したポパーの本がつまらないので読むのを止めるかもしれない、という話だった。
プラトンに対する攻撃が揚げ足取りだったり、理屈や方法だけで相手をやっつけるだけで、
ポパー自身が何を是としているのか見えてこないというのが最大の難点と感じたらしい。
イカはプラトン主義者らしいので耐えられないところもまああるんだろう。
キンタが先週の木曜か金曜以来家に来ない。
一昨日の夜、どこか遠くからねこの悲鳴がしばらく聞こえた。
喧嘩をしているのではなく、一匹でギャオギャオのたうち回っているように聞こえた。
まさか、毒でも盛られたのか？
ねこが忽然と姿を消すことがこの辺ではしばしばある。
どうもねこ嫌いの人が何かをしているのではないかと妄想してしまう。
一日目まいをほとんど感じずに過ごした。
こんな場合でも一応耳鼻科で診てもらうべきなのだろうか？
脳と違って緊急に見てもらう必要は無いので、木曜か金曜に行こうか。
午後三時、母のホームに用があって歩いて出かけた。
帰りにスーパーなどに寄り道したので距離が延び、全部で一時間半くらい歩いた。
帰宅してシャワーを浴び、食事をしようとしていた所にイカから電話がかかって来た。
完成した画集と挨拶状、企画書などを持って横浜の美術館を訪問したら、館長さんが応対してくれたそうだ。
上手くすれば個展を開かせてもらえるかも、と少し期待を寄せている様子だった。そうなるといいな。
読書会に話がおよんで、イカが次に読みたい本としてポパーの『開かれた社会とその敵』を挙げた。
何でもプラトンを痛烈に批判しているのが楽しいらしい。それだけ聞くと確かに面白そうだ。
が、最近出た岩波文庫の新訳も未来社の旧版も高くて手が出せない。
岩波版の上巻だけ買って、何日か霞を食べて過ごすか。
運転中にめまいがすると危ないので、ブックオフまでバイクではなく徒歩で出かけてきた。
往復で大体一時間くらい。いくらか運動不足解消になったか？
取り寄せた内の一枚、ヒラリー・ハーンの CD は中古を注文したのに、
何故かシュリンクが切られていない新品だった。得をした気分だ。
帰りにスーパーへ寄り、キンタのおやつを買って来た。
買う時は気づかなかったけれど、レシートを見たら 20% 引きになっていた。
今日はペット用品が安いんだな。
一昨日の夜、姉がキンタが食事をしているところを発見した。
キンタは彼女に何も反応しなかったのに、わたしが行くと「シャーッ」と威嚇する。
威嚇するからギーコやマキビシが出てくるものだと思い込んでいるのか。
姉は「あれはキンタなりに笑っているんだよ」と言う。
あれか、不器用で笑えないとかそういう手合いか。
まあ、ひっかかれなければそれでいい。しかし、かわいい奴よ。
えびな脳神経クリニックに行き診察を受けてきた。
こちらが症状と経緯をあらかじめまとめたメモを提出し、それを参照したドクターは運動機能の検査をした。
- 両手を手のひらを上にして肩の高さまで曲げる
- その状態で目をつむる
- ペンライトの光を上下左右に動かし、目で追わせる
- 両手を肩の高さまで上げ、左右の手で交互に鼻をつまむ
- 目をつむり同じ動作をする
どの動作でも異常は見られなかった。
どうも脳の異常ではないらしいが、念のため頭部を MRI でスキャンすることになった。
MRI 室に移動して画像を撮った。装置の寝台部分に横になり20分じっとしていなければならなかったが、
頭の周りでひびく機械音が何だか面白くて画像撮影は思ったより短く感じた。
撮影が終わり再び診察室でドクターと話した。
上がった画像を見ながら説明を受けたところ、脳には何ら異常は認められなかった。
耳鼻科で診てもらうようにと言われた。
切羽詰まった状態かどうかは分からないが、脳内の出血などではないと判ってひとまず安心した。
それはそれとして、ドクターや看護師の方々が感じが良く丁寧で、安心して受診できた。
このクリニックを選んだのは正解だった。
今度は適当な耳鼻科探しだ。
