母の入院先に退院予定を相談しに行った。が、出てきたドクターからは悪いしらせが。
腎臓をCTスキャンした画像を見ながら説明を受けた。
左の腎臓が腫れあがっていて、どうも尿の排出がどこかで妨げられていて、
溜まった尿により水腎症になっているらしい。
尿の流れはおそらく腫瘍によって妨害されている。
要はガンだ。
ガンであるかどうか突き止めるのも、もっと大掛かりな精密検査をしないといけないし、それも母には苦痛だろうと。
またガンであった場合も、それを直接治療するのは母の年齢と体力を考えると選択肢には入らない。
今後は今回の様に発熱したり食事をしなくなったりしたら、ひとまず入院して対症療法をしていく他無い。
現状熱は引き食欲も戻ったので、これ以上入院している必要も無くなって、来週月曜に退院できることになった。
正直母の死は覚悟していたので、唐突な報せにもわたしはあまり動揺しなかったが、
同行していた姉が帰りの道すがら十回も二十回もため息をついてブツブツ文句を聞かせられて辟易した。
ため息をついて文句を言っても何も変わらない。何か変わるのならいくらでも我慢する。
そんなことにイラつくわたしも、やはり今回の報せはこたえていたということか。
こんな時でも、いや、こんな時だからこそ勉強に身を入れるべきだ。
来月のスペイン語検定に向けて頑張ろう。