日々徒然

日々旅にして旅を住処と・・・
できるほどの金も時間もないけれど、お散歩も旅。
ほてほてのんびり歩きましょう。

ミラノのドゥオーモ

2004-12-15 18:54:28 | 伊太利亜

次はミラノのドゥオーモDuomo へ。ツアーの皆様と一緒に(団体行動中)見学しました。
写らないように避けたけれど、実は外壁は工事中。

このドゥオーモはミラノのシンボル。もっときちんとした外観は、大抵旅行のパンフレットだとか旅番組に出てくるから皆様ご存知でしょう。イタリア最大のゴシック建築ということらしい。
完成までに500年の歳月がかかったのだとか。

スフォルツァ城

2004-12-14 14:55:20 | 伊太利亜

2004年9月中旬~下旬、北イタリアに旅行しました。
北欧旅行は2003年8月だったから、1年ぶりの海外旅行。
イタリアに行くのはこれで2回目。1回目は数年前にはシチリア島&ナポリ・青の洞窟&ローマ、というコースで回ったのだけど、北イタリアは今回初めて。一般的には逆らしいけど。

航空会社はアリタリア、日本からミラノまで直行便で行ったので、今回のイタリア紀行はミラノから出発です。

このお城は、ミラノにあるスフォルツァ城。ミラノ公爵のお城。
ミラノは、1277年よりヴィスコンティ家が統治。1450年には、このヴィスコンティ家の相続人である娘ビアンカ・マリアと結婚していたフランチェスコ・スフォルツァ1世がミラノを掌握。このお城は1466年に完成したのだそう。だから、このお城は「スフォルツァ城」と呼ばれてるんですって。

ちなみに「スフォルツァ」とは「力づくで成し遂げる者」という意味だそう。
フランチェスコ・スフォルツァ1世のお父さん、ムツィオ・アッテンドロ・スフォルツァは高名な傭兵隊長だったそうなので、そこからついた家名なのかな?

スフォルツァ家で有名なのは、カテリーナ・スフォルツァという女性。悪名高いチェーザレ・ボルジアと渡り合った女性として有名なのです。この辺りの顛末は、塩野七生著「ルネサンスの女たち」(中公文庫)、「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」(新潮文庫)で読んでいたので、このお城に一人興奮してました。

そしてこの種の興奮は、一人密かに、時には同行者相手に騒ぎつつ(ひどい迷惑者)、イタリア旅行のあいだずっと私につきまとうのでした。

冷静と情熱のあいだ

2004-12-13 17:22:46 | 

江國香織さんと辻仁成さんのコラボレーションで出来上がった小説、「冷静と情熱のあいだ」を、今年2004年晩夏のイタリア旅行に行った後に読みました。角川文庫。

読んだ人なら、あるいは映画を見た人なら知っている通り、この小説はイタリアが舞台になっている。その中でも特に"フィレンツェのドゥオモ"がキーワード。
フィレンツェのドゥオモに上るときに初めて知って、帰ってから早速購入して読みふけり。

この本を、江國さん → 辻さん の順で読んだ後にもともと雑誌連載だったときいたので、一章ずつ交互にも読んでみました。一章ずつ読むほうが、時の流れがよくわかります。

写真は、アルノ河と、ポンテ・ヴェッキオ。辻さんのほう-男性からの視点で書かれたほう、の主人公がこの河沿いのアパートに住み、この橋の袂にある工房で働いていたという設定です。この本の中では、アルノ河は美しい河として描かれてましたが、実際は匂ってきそう。

結局小説の紹介にも何にもなっていないうえ、イメージ壊したらごめんなさい。


最近は江國さんにどっぷりです。

ヘルシンキ大聖堂

2004-12-12 17:58:25 | 北欧紀行
北欧最後の観光は、ヘルシンキ大聖堂。

青い空をバックに、蒼いドームに白亜の大聖堂がとても美しい。
ヘルシンキの市の主教会として、今も使われているのだそう。

建物の中も、白くて明るくて、とてもきれい。

大聖堂を見学した後、大階段を下りて目の前の元老院広場の向かいにある、日本人向けお土産屋さんでお土産を買い込んだのに、さらに空港でも買い物をして、一路日本へ。楽しい北欧の旅でした。

シベリウスの顔

2004-12-11 18:00:44 | 北欧紀行

そして、シベリウス公園の目玉といってもよい、シベリウスの顔の彫像!

皆この顔と共に記念撮影をしているから、なかなか人が途切れることがない。
私たちも当然、合間を縫って、顔と一緒に記念撮影してきました。

デスマスクみたいでちょっと怖い。

シベリウス公園

2004-12-09 18:06:29 | 北欧紀行

次に向かったのは、シベリウス公園 Sibeliuksen Puisto。
作曲家ジャン・シベリウスを記念して作られた公園です。

シベリウスといえば、交響詩「フィンランディア」が有名!
この曲が作られたのは、当時のロシア皇帝ニコライ2世によりフィンランドは自治権を取り上げられ、民衆はロシア軍の傍若無人な圧力に日々苦しんでいた時代。
そんなフィンランディアの人々にとって、この交響詩は、ロシアの圧政や検閲に対する抵抗、抗議運動のシンボルにもなり、フィンランディア国民の独立心が鼓舞されたのだそう。誇りの象徴なんですね。

奥にある彫刻は、女性彫刻家エイラ・ヒルトゥネンが作った記念碑で、ステンレスパイプを組み合わせたもの。パイプオルガンみたい。

テンペリアウキオ教会

2004-12-08 18:10:48 | 北欧紀行

次に行ったのは、テンペリアウキオ教会。

この教会は、1931年、1936年の設計コンクールを経て、1961年にティモ・スオマライネンとトゥオモ・スオマライネンという兄弟によって設計され、1969年に建堂されたのだそう。
本によると、テンペリアウキオという名前は、土地の名前が由来ということ。でも、ここの土地ってなんて名前なのだろう?

自然の岩場を掘り下げて造られた教会で、外壁は切断された岩になっている。内側の壁は、音響効果や美的感覚を考えて、岩盤を処理せずそのままの状態にして作ってあるのだそう。だから、岩屋の中に入ったような雰囲気。このパイプオルガンも、とてもよく響くのだろう、と思うと、聴けなかったのが心残り。
天井はドームになっていて、ドームと壁の岩の間に180の窓ガラスがはめ込まれて、自然光が取り込めるようになっていて、響くような明りがはいってくる。教会席は白樺。

星の天井

2004-12-07 18:14:02 | 北欧紀行

ウスペンスキ寺院は、13の黄金色に輝くクーポラを持っている。そして素敵なのは内部の天井の頂と聖壇の天井は、星できらめく空を表しているかのように、蒼く装飾されていること。

ウスペンスキ寺院のほかの見所は、聖画壁と教会堂の3つの壁。キリスト、乙女マリア、殉教者などを表すイコンが掛けられている。

ところで、昨日、この寺院はギリシア正教会と書いたけど、本によってはギリシャ正教会となっていたり、ロシア正教会と書いてあることもある。どっちが本当なのだろう?

ウスペンスキ寺院 

2004-12-02 19:30:58 | 北欧紀行

夜が明け、無事ヘルシンキHelsinki に到着。とうとう北欧最後の日です。

船から下りてまず、港付近でやっている朝市へ。食べ物のほかにも、日用品もあります。北欧らしいな、と思うのは、多分デザイナーの卵であろう人たちが自分たちで作ったアクセサリーや、お皿などの日用品を売っていること。買わなかったけど、見てるだけで楽しい♪

次に向かったのはウスペンスキ寺院 Uspenskin Katedraali。
19世紀には帝政ロシアの統治下にあったときに建てられたもの。ロシア人建築家ゴルノスタイッフの設計で、1868年に完成したビザンチン・スラブ様式のレンガ教会を代表するものである、ギリシア正教会なんだそう。ロシア正教会じゃないの?
「永遠に眠る乙女マリア」に献堂されたものだそう。聖母マリア様、ではないの?

ヘルシンキHelsinki は、フィンランドの首都。緑豊かな森や、美しい海岸線に彩られ、それゆえ「バルト海の乙女」の愛称を与えられてる美しい町です。約450年の歴史をもつ町ですが、一度、大火のため街の大半を焼失。その後(1840年)ネオクラシック様式の近代都市へと生まれ変わったんだそう。

シリヤ・ラインの舟旅

2004-12-01 19:36:30 | 北欧紀行

スウェーデン ストックホルムに別れを告げ、フィンランド ヘルシンキへと出発です。

スウェーデン-フィンランドをつなぐ船としては、バイキングラインが有名。国際船なので、船の中に免税店もあるし、バーやカジノもあったりする、豪華客船ホテルというイメージでいたけれど、私たちが乗ったのはシリヤラインSilja Line。船で1泊してフィンランドに向かいます。

シリヤラインも、バイキングラインと同様、ストックホルム-ヘルシンキをつなぐ船。もちろん免税店もあります。でも、日本人ツアーが想像するバイキングラインに比べたら、かなり庶民的な船。客室も、上から下まで、レベルがあります。私たちはかなり下のレベルの部屋に宿泊。

北欧は物価が高い。何カ国か旅行してるけど、日本より物価の高い国に来たのは初めて。税金が高いせいなんだろうけど、これが本当にきちんと福祉に使われているとわかっているので、皆納得してるんですよね。

にもかかわらず、今回のツアー、本当に安かったんです。ホテルも、水の出がいまいちとか、水はけが悪くてバスルームが水浸し、なんてこともあったけれど、総じてまずまずオッケーだったし、食事も結構美味しかったし、どこで調整しているの?と思ってましたが、船のレベルとかだったか~というわけで、文句は言えません。

もちろん、船の中では免税店での買い物に。現地の人たちも、免税店で買い物をしたいがゆえに、このシリヤラインに乗り込む人もたくさん。安い買い物したいのだから、豪華客船に乗る必要はないってことなのですね。