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もともと凱旋門って、名前の通り本当に勝利者である将軍が凱旋して戻ってくるときに通るために作られた門なわけです。
しかも、凱旋門って、そのときの将軍を讃えるために、そのたびに作られたもの。だから勝ったからといって、誰もが作ってもらえるわけじゃなく(そんなことしてたら大変)、凱旋門を通って祝うほどの戦功を挙げた人だけに捧げられる、本当に名誉なものだったんですねぇ。
で、これはコンスタンティヌス帝のための凱旋門(A.D.312-315)。現在残ってるものの中で最大のものなのだそうです。
この凱旋門は、あちこちの記念建造物から流用して作られているらしい。
でも、そんな風には到底思えない。立派ですよね。すごーい。
(あれ?カエサルやアウグストゥス帝の凱旋門も作られたんでしたっけ?)
この凱旋門のすぐ近くにある、フォロ・ロマーノにも、ティトゥス帝の凱旋門がありますです。
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でも、今はただ「凱旋門」といったら、パリのシャルル・ド・ゴール広場にあるエトワール凱旋門を指すくらい、パリの凱旋門が有名ですよね。 (コレ→)
これは、ナポレオン一世により着工し、1836年に完成した、パリの象徴。
壁面にはリュードが制作した義勇兵の群像「ラ・マルセイエーズ」が浮彫りにされてます。
内側の壁には、フランス軍の将軍の名前がびっしりと彫られ、足元には、フランス軍の無名戦士の墓があります。
ローマ時代の凱旋門とはちょっと意味が異なってしまってます。
まあ、コンスタンティヌス帝のものから計算しても、1500年も後のものだしね・・・。
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