江國香織さんと辻仁成さんのコラボレーションで出来上がった小説、「冷静と情熱のあいだ」を、今年2004年晩夏のイタリア旅行に行った後に読みました。角川文庫。
読んだ人なら、あるいは映画を見た人なら知っている通り、この小説はイタリアが舞台になっている。その中でも特に"フィレンツェのドゥオモ"がキーワード。
フィレンツェのドゥオモに上るときに初めて知って、帰ってから早速購入して読みふけり。
この本を、江國さん → 辻さん の順で読んだ後にもともと雑誌連載だったときいたので、一章ずつ交互にも読んでみました。一章ずつ読むほうが、時の流れがよくわかります。
写真は、アルノ河と、ポンテ・ヴェッキオ。辻さんのほう-男性からの視点で書かれたほう、の主人公がこの河沿いのアパートに住み、この橋の袂にある工房で働いていたという設定です。この本の中では、アルノ河は美しい河として描かれてましたが、実際は匂ってきそう。
結局小説の紹介にも何にもなっていないうえ、イメージ壊したらごめんなさい。
最近は江國さんにどっぷりです。