日々徒然

日々旅にして旅を住処と・・・
できるほどの金も時間もないけれど、お散歩も旅。
ほてほてのんびり歩きましょう。

最も狭い路地

2004-11-30 19:39:51 | 北欧紀行

ちょっとタイトルに語弊があります。

本によると「石畳の道が残る街で最も狭い路地」が、ここ、ストックホルムのガムラ・スタン(古い町、旧市街)にある、モーテン・トリチグス・グレン通りMarten Trozigsgra:nd なのだそう。

ガムラ・スタンGamla Stan は、曲がりくねった細い道や、石畳の道が残る街。本当に、名前の通り、ストックホルムの中心にある最も古い地区であり、中世の面影がそのまま残されているところ。

ガイドさんについていきながら、少し昔の建物などを見学。どこを見学したのか忘れましたが、「この中庭は昔汚物垂れ流しで臭かったのよ~」なんていわれると、その場に立っていたくなくなったり。

スウェーデン王宮

2004-11-29 19:46:09 | 北欧紀行

スウェーデン王宮。ガムラ・スタンと呼ばれる、ストックホルム旧市街に建っています。
衛兵の交代式が見所らしいけど、今回見られず。
王宮前の広場には、結構たくさんの人がいました。

こちらは今は国王一家はお住まいになられていません。先に書いたとおり、郊外のドロットニングホルム宮殿に住んでいらっしゃるのだそう。街中より環境いいですものね。

けれど、この王宮は執務にはきちんと使われているのだそう。
中も見学できるらしいです。「らしい」というのは、今回は素通りしただけだから。

市庁舎裏庭

2004-11-27 19:50:04 | 北欧紀行

市庁舎の見学を終えて、市庁舎の裏庭に出てきました。目の前に広がるのはメーラレン湖。
北欧の短い夏を楽しんで、皆ほとんど上半身裸になって日光を浴びてます。

とっても気持ちよくて、空いたベンチを見つけて、時間の許す限りゆっくり座ってました。

北欧の夏は、昼がとても長い。9時過ぎに歩いていても、夕方みたい。そのかわり、冬は午前10時過ぎにないと明るくならないし、午後2時過ぎには暗くなっていく。だから3時過ぎからはほとんど誰も外出しないのだとか。それじゃ、生活しづらいだろうから、多分少しは出歩いてるんだろう・・・と思うのだけど、日本人的発想なのかも。

長い冬を楽しく快適に過ごすために、北欧のおうちってカラフルでデザインが凝ってるのだなあ。日本の北国って、冬を耐えて乗り切る、ってイメージなんだけど、長い冬なんだから、家の中を快適に明るく楽しく過ごしましょうという、人生を楽しむほうがやっぱり前向きでいいな、と思います。

黄金の間

2004-11-26 00:15:53 | 北欧紀行

市庁舎2階にある、「黄金の間」
ここでは、ノーベル賞授賞式の後に舞踏会が開かれます。

壁面には1900万枚もの金箔が貼ってあるんだそうです。贅沢!
その正面に描かれているのは、「メーラレンの女王」。
市庁舎の前に広がっているメーラレン湖の女神なんだそう。

ストックホルムは、バルト海とこのメーラレン湖の間に散在する14の島々から成っています。その島々は、橋で結ばれています。「北のヴェネツィア」とも呼ばれるそう。メーラレン湖はそんなストックホルムの重要な交通、輸送の要になる湖なのだそうです。

市議会議場の天井

2004-11-25 00:18:40 | 北欧紀行

ブルーホールの階段を登り、市議会議場へ。

見所は、市議会議場の天井。この天井は、ヴァイキング・ルネッサンス様式といって、ヴァイキング船の船底をはめ込んだイメージなのだそう。

この議会場は細長くて、ちょうど船が逆さになったような感じ。

お隣にはゴブラン織りのタペストリーで飾られた小部屋がありました。そこでは、一般の人の結婚式も出来るんだそうです。申し込めば、日本人だってここで結婚式を挙げることもできます。人気ある式場なんですって。

ここスウェーデンは、やはり寒い土地なので、昔は栄養失調で亡くなる人も多かったそうです。でも、寒い土地でも育つジャガイモが入ってきた頃から飛躍的に死亡率が減ったのだとか。確かイギリスやアイルランドもそういう歴史を持っていましたよね。

ブルーホール

2004-11-24 00:21:57 | 北欧紀行

次に行ったのは、ストックホルムStockholm 市庁舎 Stadshuset 。
メーラレン湖湖畔に建つ、赤煉瓦の建物です。1911~1923年に造られたもので、現役。

ノーベル賞のうち、ノーベル平和賞以外の授与式がこの市庁舎で行なわれます。
毎年12月10日にノーベル賞授賞式後の晩餐会が行なわれるのが、写真のブルーホール。踊り場演説台があって、ここで受賞者がお話をするらしい。当然立ってみました。

ブルーホールという名は、この市庁舎を設計した建築家ラグナル・オストペリィが、広間の天井から青空が入ってくるような構想を抱いてつけた名です。本当は屋根なしの予定だったのかな(一部だけかもしれないけど)?でも、勤める市役所員から、「屋根なしじゃ居心地悪い!」と苦情が出たのを受けて、屋根をつけることになった、という説明を受けた気がします。
この国で屋根なかったら寒いから、屋根をつけて正解だと思う。

衛兵の交代

2004-11-22 00:24:19 | 北欧紀行

ドロットニングホルム宮殿を見学して出てきたら、ちょうど宮殿を守る衛兵の交代時間でした。宮殿の入り口に立って、交代をしばし見学。

この写真だと結構手並み足並みそろっているけど、じっとみていたこちらからの意見・・・実はさほど揃っていない。普通、衛兵の動きってもっときびきびしていてほしい。

真実かどうかはさておき、添乗員さんの説明によると、スウェーデンの衛兵たちはそんなにレベルが高くないんだそう(顔のレベルという意味ではないですよ、もちろん)。でもそれって裏返せば、政情安定してるってことだから、いいことですよねぇ?

でも、この国で冬の警備ってつらそう。

ドロットニングホルム宮殿

2004-11-19 00:26:16 | 北欧紀行

フログネル公園を午前中見学した後、空港に行ってそこからひゅーんとスウェーデンのストックホルムに移動、この日の予定はこれでおしまい。

翌日はスウェーデンのドロットニングホルム宮殿 Drottningholm Palace に訪れました。世界遺産です。そして、この宮殿には今、国王一家が住まわれています。王宮は別にあるのですが、こちらのほうが環境がいいから、だったかな?住居にしているところ以外は見学可能。
「北欧のヴェルサイユ」とまで形容される宮殿です。きらびやかでした!

大理石などは絵でかかれたものでした。だまし絵みたいなものでしょうか。だからといって劣っている、という問題ではなく。

目の前の湖は、メーラレン湖。

フログネル公園

2004-11-18 00:28:26 | 北欧紀行

リレハンメルを横切って、いよいよオスロ入り。オスロのホテルでゆっくりしたあと、翌朝はまずフログネル公園Frognerparken へ。

ここフログネル公園Frognerparken は、ノルウェーの彫刻家、グスタフ・ヴィーゲランが創作した約200の彫刻で有名な公園。彼は半生をかけてこの公園を作ったんだそう。
写真中央のオベリスクのような有名な彫刻は、モノリッテンMonolitten という高さ17mの彫刻。121人の老若男女が下から上へ天をめざす姿が刻みこまれているのだそう。その周りに彫られている彫刻は、生まれてから死ぬまでの人の一生を彫ってあります。

オスロOslo は、いわずと知れたノルウエーの首都。ノルウエー語で「神の牧場」という意味なんだそう。オスロフィヨルドを抱えています。

このフログネル公園での写真、この遠景しか公表できず。というのも前の晩にホテル内の写真を撮るとき「蛍光灯モード」にしたのを直し忘れ、日の光の下で写真を撮っていたため、妙に青っぽい写真ばっかりに・・・。原因に気づくのが遅すぎました・・・。おばか。


ロムスターブ教会

2004-11-16 00:31:15 | 北欧紀行

ロムLom という町にある、スターブ教会stavkirke です。

前後しましたが、ガイランゲルクルーズからリレハンメルの途中にあったもの。
このスターブ教会、1200年ごろに建立され、1660年ごろに増築されたのだそう。
観光客がたくさん。中も見られるのだけど、時間がなくて覗けなかったのが残念。

スターブ教会はノルウエー独特の木造教会で、ヴァイキングの色合いを濃く残したもの。
とはいえ、ヴァイキング時代から100年以上たった、12世紀から14世紀の200年ほどの間に建造されたのだそう。当時は1000棟以上が建てられたといわれてますが、現存しているのはもう30棟ほどしかないのだそうです。

ちなみに「スターブ」とは、ノルウェー語で垂直に立った「支柱」という意味。

スターブ教会の特徴はこんなところ。
 ■塔のようなとがった屋根が、うろこ状のこけら板で覆われている
 ■屋根の両端にはりっぱな龍頭がついている
 ■言葉の通り、釘やネジを用いないで、天井に渡された梁と土台の間に
  垂直にはめ込んだ丸支柱や厚板をもつ

なお、龍頭はヴァイキング船の船首・船尾にあったものと同じもので、魔よけです。
屋根を支える梁や骨組みも、ヴァイキング船の船底の造りに類似していて、入口や壁、柱の彫刻も、龍や蛇、北欧神話の架空の動物などがモチーフなんだとか。

木造だからか、スターブ教会って、温かい感じ。