日々徒然

日々旅にして旅を住処と・・・
できるほどの金も時間もないけれど、お散歩も旅。
ほてほてのんびり歩きましょう。

山寺眺望

2004-09-05 14:23:25 | 芭蕉紀行
山寺眺望山寺の一番上にあるだろう、お堂にたどり着きました。何もないがらんとしたお堂で、四方の景観が見ることができます。

だいぶ夕暮れですが、写真を撮っている人がたくさん。自分と同じカメラを持っている人がそこかしこにいます。でも、シリーズが同じだというだけで、自分より良いカメラを持っている人のほうが多いんだろうなあ。

景色が紅葉と夕焼けに染まっています。すこしもやがかっているため、さらに全体が朱に染まって、美しい眺めです。しばらく眺めていたい景色ですが、今から降りると暗くなるので、あまりのんびりできません。
山寺を降り、このまま帰途に着きます。仙台廻り。仙台の駅で仙台土産を買い(なんか間違ってる)、てんやで出来立てほやほやの温かい天丼とお茶を買って新幹線に乗り込みました。

駅弁もいいけど、肌寒い季節には、やっぱり温かいお食事がうれしい。
ぬくぬく温まりながら、今回の旅は終了。

あ、芭蕉は仙台にも立ち寄っています。馬酔木の花が咲く頃に訪れたようです。宮城野の萩をみて、秋の景色はどんなに見事だろうか、と思いをめぐらしていたみたい。

  あやめ草 足に結ん 草鞋の緒    芭蕉

山寺

2004-09-04 14:26:03 | 芭蕉紀行
山寺てっぺんに向かう途中の写真。もっとお堂を暗くとっても良かったのかもしれない。

かなり夕暮れです。

さすがにこの時間になると、少し人が少なくなってきました。

歩いていると、シュウメイギクが咲いていました。好きな花です。

お堂まで行くと、景観がよさそうですね。でも、こんな崖まで登ってお堂建てた昔の人ってすごいなあ。

風化穴?

2004-09-03 14:28:37 | 芭蕉紀行
風化穴?多分これが風化穴。

山寺(立石寺)は、山岳信仰の場で、この険しさから修験者の修行の場になっていたのだそう。こういう岩場を登ったりする修行もあったそう。

今、我々観光客がこの岩をよじ登ることは出来ません。危ないですからね。
それに自分でもやりたいと思わない。

今読んでいる「鬼と魔で読む日本古代史」という本に、ちょうど出てきたのですが、一度死ぬ、あるいは死に直面して生まれ変わることにより力を得る、という発想が古来よりあるようです。例えば大国主命が2度殺されて2度生まれ変わることでより力をつけていったとか、ヤマトタケルの命が火の中を草薙剣で草を切ることにより難を逃れ、それから力を得ただとか。

修験道の人たちが命を危険にさらしながら修行するのは、再生により力をつけるためなのかなあ?私には出来ませんが。

せみ塚

2004-09-02 14:31:32 | 芭蕉紀行
せみ塚いざ、山寺を登ります。

山寺は修験道の地でもあり、階段が多く、険しいため、登るのはかなりきついといわれてます。
でもこの日は、ものすごい人出で、階段も渋滞。階段が狭いため、登る人と降りる人が譲り合いながら進むため、登るのに疲れるということはありませんでした。

登っている途中、割と下のほうに、せみ塚があります。
あの有名な芭蕉の、山寺での句です。この岩を見ながら思いついたってことでしょうか?

山寺、つまり立石寺は、古来より「奇岩怪石」の霊窟として広く知られていて、岩質は凝灰岩、その岩は風によって抉られて、多数の風化穴を作っているのだそうです。この風化穴の音響効果で、蝉の声が中谷に響きわたるのだそう。

 閑さや 岩にしみ入る 蝉の声   芭蕉

力こんにゃく&円仁さん

2004-08-31 22:18:11 | 芭蕉紀行
山寺の名物といえば、力こんにゃくと円仁さん。どちらも食べ物です。

力こんにゃくは、醤油味の煮汁で香ばしく煮た玉こんにゃくを団子のようにわりばしに刺した山寺の名物です。一本100円。熱々でおいしいです。ちょっとだけからしをつけて。

円仁さんはお菓子。立石寺、通称山寺を開山した円仁大師にちなんだ名。
山寺は860年に清和天皇の発願によって開山されたと伝えられているそう。

山寺の階段はきついんだよ、と聞いています。これから力強く登るために、力こんにゃくで力をつけましょう。
でもどうやら、紅葉時期だから、階段に人があふれているらしい・・・。

写真は山寺入ってすぐ。お線香の束をまとめてる和紙がきれいだったので。
けむりを悪いところにあてると良くなる、というので、頭にあてます。顔にも。よくなりますように。

あけび

2004-08-30 22:19:57 | 芭蕉紀行
山寺に向かう途中の八百屋さんで、あけびを売っていました。

この写真じゃいまいち色が出ていませんが、とっても鮮やかできれいな紫色をしていて、ふっと目がひきよせられちゃいます。

実はあけびを見るのは初めて。
当然ながら味わったこともなし。どうやって食べるものなんだろう?

あけびって、本や漫画を読んでいると、時々出てくるので、みたいなあとずっと思っていたものだったので、この出会いは思いがけずうれしいものした(*^o^*)。

いや、家からちょっと電車で行くと、あけびが野生で生えてる場所なんて普通にあるんだけど、普段行かないし、行くときは季節が違ったりして、なかなかお会いできなかったのです。

はじめまして、とご挨拶して山寺に向かいます。

山寺の駅

2004-08-28 22:22:14 | 芭蕉紀行
鳴子峡の高見台に到着し、よくポスターにある鉄橋と紅葉を眺めると鳴子峡散策は終わり。
屋台やお土産やさん、紅葉を楽しみに来ている人々でにぎわっていました。

ここからまたバスで鳴子温泉駅に戻り、JR陸羽東線に乗って芭蕉や曾良も観ただろう景色を眺めながら移動です。・・・大半は寝ました。

次に向かったのは山寺。奥の細道湯けむり紀行ですからね、芭蕉の訪ねた地に行くのです。
山寺の駅もたくさんの人が降ります。でも、ここの紅葉は少し盛りを過ぎていたかな。
すべてが一度にいいときというのは無理だからしかたないです。

駅からでてふとホームを見ると、なんだかいい風情。

鳴子峡

2004-08-27 22:24:40 | 芭蕉紀行
1時間の行程を2時間かけて歩きます。
ずっと平坦な道を歩いていきます。最後だけちょっと急なのぼりがあります。

もう一枚、光を映すことを心がけた写真。
ちょっと暗すぎるのかなあ。
でももう少し、紅葉の色と峡谷のコントラストがでるといいんだけど。

難しいです。

鳴子峡で写真指導

2004-08-26 22:27:18 | 芭蕉紀行
写真を撮るとはいっても、ただ撮るだけであまりこだわりがない性分。このときもカメラの設定もいじらず撮っていたのですが、ちょっと見渡すと、少し沢のほうに降りたところに、三脚を構えて写真を撮っている人たちがたくさん。

あれだけカメラマンがいるということは、写真スポットなのね、と思って行ってみると、同行者がそのうちのお一人となにやらお話をしています。なになに?と一緒になって聞いてみると、「光の筋を撮るといいんだ」「橋は入れないほうがいいかな。橋の上にいって撮ったら?」などとアドバイスを。え、紅葉でも橋でもなくて、光の筋を撮るものなの?橋はむしろないほうがいい?
ほー、奥が深いなあ。

そして、全く写真に無知な自分は、同行者の更なるアドバイスを受けて、光の筋を際立たせる方法を教えてもらって撮ってみました。

今までの写真と何か違うでしょうか?

鳴子峡の秋

2004-08-25 22:29:30 | 芭蕉紀行
今年も、JRの駅を歩いていると、鳴子峡の紅葉ポスターが目に付く季節になりました。
ある意味じゃちょっと先取りの紹介になるのでしょうか♪(←なんか違う)

まあそんなことはともかく。
2003年秋の鳴子峡です。

鳴子峡へは、鳴子温泉駅前からバスで向かい、鳴子峡口で下車。鳴子峡の散策は、下流である鳴子峡口と上流である中山平口の2箇所あります。

鳴子峡は、古く昔から大谷川が岩の台地を削ってできたもので、今の崖の高さは最高で100m、幅は10-100mのV字谷になるのだそう。

鳴子峡口から歩き始めるコースははじめは平坦。
朝はちょっと早めに歩き始めたつもりでしたが、すでにたくさんの人が歩いていました。