2004年9月中旬~下旬、北イタリアに旅行しました。
北欧旅行は2003年8月だったから、1年ぶりの海外旅行。
イタリアに行くのはこれで2回目。1回目は数年前にはシチリア島&ナポリ・青の洞窟&ローマ、というコースで回ったのだけど、北イタリアは今回初めて。一般的には逆らしいけど。
航空会社はアリタリア、日本からミラノまで直行便で行ったので、今回のイタリア紀行はミラノから出発です。
このお城は、ミラノにあるスフォルツァ城。ミラノ公爵のお城。
ミラノは、1277年よりヴィスコンティ家が統治。1450年には、このヴィスコンティ家の相続人である娘ビアンカ・マリアと結婚していたフランチェスコ・スフォルツァ1世がミラノを掌握。このお城は1466年に完成したのだそう。だから、このお城は「スフォルツァ城」と呼ばれてるんですって。
ちなみに「スフォルツァ」とは「力づくで成し遂げる者」という意味だそう。
フランチェスコ・スフォルツァ1世のお父さん、ムツィオ・アッテンドロ・スフォルツァは高名な傭兵隊長だったそうなので、そこからついた家名なのかな?
スフォルツァ家で有名なのは、カテリーナ・スフォルツァという女性。悪名高いチェーザレ・ボルジアと渡り合った女性として有名なのです。この辺りの顛末は、塩野七生著「ルネサンスの女たち」(中公文庫)、「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」(新潮文庫)で読んでいたので、このお城に一人興奮してました。
そしてこの種の興奮は、一人密かに、時には同行者相手に騒ぎつつ(ひどい迷惑者)、イタリア旅行のあいだずっと私につきまとうのでした。