蝸牛の歩み

「お話」を作ってみたくなりました。理由はそれだけです。やってみたら結構面白く、「やりたいこと」の一つになっています。

初日の出

2016-01-01 08:13:58 | 日記
 私が住んでいる県の県庁所在地の2016年1月1日の日の出は7時6分、日の入は16時59分である。
 誰でも考えるのは、「初日の出を撮ろう」ということであると思う。私もそう思う。ここいら辺は我ながらミーハーである。
 山の上から撮る。例えばエベレスト。
 もっと高いところから撮る。例えば気象観測用の気球にゴンドラをつけて。
 それよりもっと高いところから。例えば、ロケットを打ち上げる。
 やろうと思えば、できないことはない。
 高いところから地上を見た人間は古来より何人もいたはずだ。南米の地上絵を製作した人間もそうだっただろうし、荘子もそうだったかもしれない。
 「其の九万里の上よりして下を視るも、またかくのごとく蒼蒼たらんのみ」(大鵬が、九万里の空の高みから逆に地上の世界を見下ろすとき、この世界もまた遥かなる蒼一色として遠くその眼下に広がるであろう)『荘子』福永光司 朝日新聞社
 ただ、今回は地に足をしっかりと付けて日の出を見てみたい。日の出前の闇の暗さももう一度実感したい。そして、今年も生きていきたい。

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