
ここには3つの種類の屋根が並んでいて面白い。
一番奥の小さなのが竹、その手前がアランアラン(チガヤ)だと思う。
正直なところ、アランアランの屋根と、ヤシの葉を細くしたもので葺いた屋根は見分けがつきにくくて自信がない。
竹の屋根は、前の記事のとは違って、竹を半割りにしたものを上下に置いている。
屋根の表面は、半割り竹を下向きに伏せた状態で置いているが、その下に、上向きの受ける状態で置いた竹がある。
なるほど、と納得する。この屋根はフローレス島でたまーに見かけた。
小さな家や小屋に使われている。
前の記事の家もこの記事の家も、壁は竹の開きでできている。
太い竹を縦方向に筋をつけて開いて板状にしたもの。
手前のアランアランの家は、礎石の上に家が載っているのがよく分かる。
地震でも来たら礎石から落ちて斜面をすべりおちていってしまわないかちょっと心配。


写真/フローレス島マンガライ県(2012年)





