スラウェシ島、トラジャ地方の山あいの村。伝統的な木造の家が並ぶ。
オランダ化されていない、床がタイル張りじゃない家。
壁の上を風が吹き抜ける家。ついでに蚊も入ってくる家。
そんな家の道ぎわに、ブーゲンビリアが咲き乱れていた。
庭とも呼べないほど無造作な植え込みだけど、住む人の小さな幸せが感じられる。
インドネシアでは、街になるほど汚らしく、村になるほど美しい。
街の道にはゴミを捨てるが、村の道にはゴミを捨てない。
そしてインドネシア人はどうしてみんなタイル張りの家に住むようになってしまったのだろう。
こんな木造の家もやがて見られなくなるのだろうか。
日本も同じだけれど、
その土地の気候風土に合った住まい方の知恵が、時代に合ったいい形で伝えられていくことを願う。
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