スラウェシ島裏トラジャと呼ばれる地方で、天然染料のイカット(織物)を見に行く途中、出会った少女。
裏トラジャは秘境とも言える。ものすごい山の中、バイクで進んでいくと、突如として村が現れる、その繰り返し。
そんな山あいの、大きな川のほとりの民家で、少し休ませてもらったとき、
その家の赤い服の少女に目を奪われた。
美しいかどうかは見る人の主観の問題だけど、何か人をとらえて離さないものが、サラサラ髪の少女の目の奥から伝わってくる。決して笑顔をふりまくわけではない。ただはにかんでいるだけだったけど、エキゾチックな美しさで世界にはばたけるのではないかと思った。
でも、何かの奇跡が起こらない限り、そういう機会は与えられないまま普通の主婦になっていくのだろう。
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