庭にある洗濯場。花と緑に囲まれて洗濯ができる。
インドネシアでは洗濯機のある家はまだ少ない。この町は2千m級の山を控え、水が豊かだ。町中に水の流れを引き込んで、庭先で鯉を育てて売っている。
ジャワ島東部の高原の町、バトゥ。
ここは園芸の町。大通りから少し入った集落では、どの家も庭先で花の苗や木の苗を育てている。仕事としてやっているわけだけど、必然的に庭は花でいっぱいになる。毎日花を眺めて暮らすことができる。
洗濯場に花を飾っているわけではなく、自然にこうなってしまっただけだ。ゴミやせっけんが散らかっていたりせず、すがすがしい。家のたたずまいも美しかった。
この日、激しい雨が夕方には上がった。どんよりとして薄暗く、いつの間にか日が暮れていた。
土曜日だから、町にはなんとなくゆったりした空気が漂っている。こんな時間にあくせくと働いている人は、大通りの屋台や食堂の人と床屋さん以外、誰もないようだ。
家から年頃の娘2人と母親らしき人が出てきて、連れ立って出かけていった。
写真/ジャワ島バトゥ(2012年)
バトゥの園芸については
バトゥ 苗木店の並ぶ通り 庭で育てる花や木の苗 バトゥ
ほか、7月5日~7月13日の記事をご覧ください。
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