リボンの騎士@新宿

おう、サイリウムもペンライトもNGか。ミュージカルだしな。
初めて新宿コマ劇場に入った。ステージ中央は半楕円になっていて、意外に狭い。左右は端から端まで出演者が通れるようになっている。左上奥に、バンドが入っていた。
大人しい拍手、手拍子で始まり。ハロプロらしからぬ大人しさ。

事実上の主演は高橋愛、次に目立つ敵役は吉澤ひとみ。
プロローグは、モーニング娘。たちで、神様やら魂やらがどうたらこうたらってのを、ダンスや歌を交えて。ステージ中央の高台とか、内側の円形のセットがスーッと素早く回るのが面白かった。

本編に入ると、モーニング娘。や美勇伝が貴族っぽい煌びやかなドレスで歩き回ったりしていて、それはそれで綺麗だったが、ちょっと異なる配役の久住小春が、可愛らしく良い味出してたな。この中で一番ミュージカルらしく?歌っていたのは、吉澤ひとみだろうね。
が、おとな役の宝塚出身の箙かおるが圧倒的。桁違い。次にマルシア。それ言っちゃあ元も子もないけど。

隣国の王子様役、この日は安倍なつみ。というか、なっち誕生日。
予想以上に大丈夫だった、ちゃんと凛々しい王子様だった。こんなできるとは思わなかった。歌声が、普段の歌のなっちじゃないみたいな気がした。
この王子役は、ベーシックは石川梨華の配役で、ゲストとして安倍なつみか松浦亜弥が出演することがあるそうです。この時は石川梨華が、もっと目立たない役に回されるっちゅう。
あとまた別の日には辻希美がゲストだそうで、辻希美が凛々しい王子やるのか?と思ったら、違う役みたいですね。
あと途中に覆面してアクロバットや剣術試合をやる人が、4人ほどいた。

前半、休憩を挟んで後半の構成になっていて、後半から良い感じだったのは、藤本美貴。ハロプロ出演者では、吉澤ひとみより上かな、個人的印象では。まあ、この二人が上手いのとは違うかも知れないけど、声が出てたように思う。前半はかなりおとなに助けられてたけど、後半はハロプロで繋ぐ。いや、全体を通して高橋愛もよくやってたと思いますよ。

んでまあ、劇はいろいろあって大団円になって、箙かおるが物凄い歌声を披露した後なんですが、「LOVEマシーン」ほかモーニング娘。が3曲。歌うというよりは、大きな羽持って、手旗信号みたいに振ったり階段登ったり。彼女たちが下がり、暗転した時、もう堪えきれなくなったファンが雄叫びを上げた。
堰を切った川のように次々と雄叫びのようなコールが起こる中、美勇伝が1曲。椅子を引き摺ってきて、跨いだり足を乗せたりなダンス。
この後、大なっちコール。呼び掛けというかなぜか尻上がりな「なっちー?」の雄叫びも聞こえる中、高台から安倍なつみが姿を現し、トコトコ階段を降りつつ「ストレス」を歌った。

その後、カーテンコール。もう一度、ミュージカルの配役の衣装で1人ずつ、階段を降りてくる。先頭は藤本美貴、高橋愛がしんがり。
合唱しながら何度か、ステージ左右をクルーッと旋回して、吉澤ひとみが、ありがとうございましたの挨拶。で、本日の趣向。後ろを振り返って、安倍なつみと目を合わせる。沸き起こる大なっちコール、お誕生日おめでとうの絶叫。
なっちが前に出て来て、いっぱいいっぱいですが何とか出来ました、と挨拶をするが、いつになくヘロヘロだった。お約束のハピバスデー♪が流れて、ケーキが持ち出され…なっち泣く。
吉澤ひとみがローソクに火の点いたケーキをなっちの前に差し出すと、なっちは何度もフーフー声に出す。声出たら消えないだろうに。ヘロヘロななっち。
ゲストのなっちが締めて、幕は降りた。ゲストだけど。
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屋根の上のヴァイオリン弾き@有楽町

有楽町の日生劇場へ、安倍麻美を見に行きました!
……。
…有楽町の日生劇場へ、「屋根の上のヴァイオリン弾き」を見に行きました。
もちろん、有名なミュージカルのです。
主な出演は、市村正親/浅茅陽子/匠ひびき/剱持たまき/安倍麻美/駒田一/吉野圭吾/鶴田忍。
てっきり主人公(市村正親)が屋根の上でヴァイオリン弾く話かと思ったら、違った!
すみません、原作知らないんです。で、初めてストーリーを一望して…明快でした。もうちょっと重い内容を想像してましたが、いや実際にストーリーは重いですが、主人公の愚直さと朗らかさ、その演技に救われてるって気がしましたね。
それと貧富の差やら、人種差別やら、背景にあるものは暗いですが、登場人物自体に悪人がいない。いろいろなしがらみはあれど、根本的に良い人ばかりです。
これは大人も子供も楽しめる内容ですね。
役者それぞれの見せ場も盛り込まれていて、引き込まれました。
匠ひびき、剱持たまき、安倍麻美の巧みなモップ使いも印象的でした。
演奏者たちがセットの下の個室みたいなところに入ってて、時折わざと様子を見せてくれる演出でした。

公演時間:約3時間30分(休憩25分あり)
  
    
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遣唐使と唐の美術@上野

はい、ここで歴史ネタが入りましたー!
夏休みの宿題残ってる良い子たち、書き写しても良いぞー!

井真成(セイシンセイ)…知らないっしょ。私もこの夏まで聞いたことなかったし。
世間にこの人の名が知れたのは、昨年の10月10日。
中国の西安から、彼の墓誌が発掘された。
日本人です。717年、入唐。736年、36歳で客死。遥か遠い故郷を思いながら…(と墓誌に書いてある)。
まあ、上野の国立博物館に、その墓誌を見に行って来た訳ですわ。新宿駅で見たポスターのキャッチコピーにも乗せられて。
1269年振りの日本。「井真成」は中国名で、本名は「葛井真成」(或いは「井上」)じゃないかとのことですが、まだ分からないみたいです。ていうか、墓誌が見つかるまで歴史に名を留めてなかった人物。
時の皇帝…唐の玄宗に認められて、そこそこの官位に就いてたそうです。ついでに言うと玄宗はガイジン好きで、東西の外国人をやたら任官したり留め置いたりしてたみたいです。
展示のテーマは「遣唐使と唐の美術」…うーん、唐三彩の壷やら器がいっぱい。全然価値が分からない。遣唐使関連のものは少ない、模造品ばっか…井真成と話せただけでも満足なんですけどね。

彼の生きた中国は、時に盛唐の頃。歴史を物語として捉えた場合、かなり面白い時代だったりします。なぜなら、ユニークな登場人物が盛り沢山だから。

玄宗
専横してた韋后にクーデターを起こし、成功させたヒーロー皇子が出発点。その後皇帝となって大成功。しかし歳を重ねるにつれ政治に情熱を失い、大乱を招いてしまう。盛唐を創造し、終焉させた人。というか盛唐そのものな皇帝。

楊貴妃
ご存知、絶世の美女。玄宗メロメロ。

梅妃
楊貴妃の唯一のライバル。でも相手にならなかったっぽい。

高力士
玄宗に付きっきりの宦官。専横のチャンスは幾らでもあったのにしなかったという意味では、結構評価できる人。政争のバランスを巧みにとってたっぽいが…果たして良かったどうか。

張九齢
宰相。善玉だし手腕はあったが、押しが強すぎて、遠ざけられた。

李林甫
宰相。張九齢を追い落とす。陰険だったらしく「口に蜜あり、腹に剣あり」と恐れられ、彼の前では楊国忠や安禄山ですらガタガタ震えていた。でも鑑真の渡航を黙認していた(玄宗は駄目!と言っていた)節があったり、意外と話せるところもあった?

楊国忠
楊貴妃の従兄?(血縁だが詳細は諸説)。数学が得意だったらしい。楊貴妃繋がりで偉くなっただけの人。

安禄山
玄宗や楊貴妃に媚びて媚びて媚びまくった挙句、満を持して反乱を起こしたが、失敗した人。でも盛唐の幕引きに大貢献したのは間違いない。シルクロード系の混血で、つまりガイジン。西洋風な呼称はアレキサンダーだったのかも。

史思明
安禄山のタッグパートナー。やはりガイジンかと。

哥舒翰(カジョカン)
やはりシルク系のガイジン。安禄山とは仲が悪かったらしい。

高仙芝
高句麗出身のガイジンかその子孫。イスラム軍と戦った…東へ西へスゴイ人。この戦いが「紙」の西洋伝来に繋がった。知られてない割には劇的な人。

顔真卿
現代に至るまで書道界のカリスマ。でも勇敢。

顔杲卿
顔真卿の従兄。もっと勇敢。

李白
詩仙。でも意外と権力欲が強い。

杜甫
詩聖。不運で可哀相な人。「国破れて山河あり」の人。

王維
詩も絵も上手くて、官僚としても成功したスゴイ人。

孟浩然
「春眠暁を覚えず」と詠った人。

李光弼
安禄山、史思明と戦ったヒーロー武将の一人。

郭子儀
ヒーロー武将の一人。一兵卒の頃、処刑されかかってギリギリ李白に助けられたとい
う伝承がある。安史以降は重鎮として大活躍したが、どうも影が薄いな…。

鑑真
不屈の名僧。

吉備真備
日本人。玄宗に気に入られたというが、どの程度かよく分からん。

阿倍仲麻呂
中国名「朝衡」。玄宗に気に入られ、李白や王維とも親しかったスゴイ人。ベトナムに漂着したり、蜀へ入ったり大変な目にあって、結局日本に帰れなかった。

藤原清河
中国名「河清」。日本にいれば超エリートだったが、やはり帰れなかった。娘が日本に来た。

そーいう劇的な時代の渦の中に、井真成はいた訳です。
もうすぐ、彼は故郷に辿り着くみたいですよ。
と言いつつ分からないことだらけなので、誰か教えてください!

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渡辺センター「ハイキングボンボーン」@下北沢

ちょっと前の話になります。ついぞ触れる機会を逸していました。
東京生まれの東京育ちの私ですが、下北沢には一度しか行ったことがありません。
その一度きりが、今年のゴールデンウィーク。「渡辺センター」という劇団の公演「ハイキングボンボーン」を鑑賞する為でした。劇団に縁のある方からチケットを購入したので、行ってみました。後で知ったのですが、下北沢は劇団のメッカでもあるんですね~。
劇場は、小さなところでした。観客は五十人も入れれば良いくらい。ステージも小さかったです。
セットや小道具も、大掛かりとは言えません。
しかし、味がありました。ストーリーはボンボン(金持ち息子)、マザコン、引きこもり、ニート…を痛烈かつコミカルに描いたもの。演出脚本は女性のようですが、よくぞまあ、イマドキの男性心理、男性の弱い点を突いているものでした。自分にも思い当たるフシが多々あったりして。でも面白かったです。出演者さんたちも上手かったし。演劇の世界も、例え舞台は小さくとも、テレビや映画のドラマや大ホールとは違った魅力があるもんですね。思わぬ拾い物をしたような、得した気分でした。
演劇鑑賞も入り込むとキリがなくなりそうなのですが、次回公演、また行ってみようかな…。

2回続けて本題?である「音楽と読書」から離れてしまいました。
まだ触れてない「知名度こそ低いけど良いよ!」ていうアーティストさん、結構いらっしゃるんですよね。CD発売とかライブ鑑賞に合わせて書いてみたいと思っているのですが。
今週末くらいには1組、ご紹介できそうです。


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宮地真緒(ピーターパン)@国際フォーラム

先日、ミュージカルの「ピーターパン」も、実は行ってたんです。
私はあまり演劇の舞台を観る機会はない(かといって嫌いでもない)のですが、芸能プロの株主優待があるので、ここで使いました。
宮地真緒、岩崎ひろみといった女優さんたちもちょっと魅力を感じましたもので。
ピーターパン、お恥ずかしながらそのストーリーを知らなかったりします。ウェンディ、ティンカーベル、フック船長といった登場人物の名前くらいは聞いたことありますけど。まあ、怪我の功名というか、その分楽しめました。
観客の多くはお子さん連れですね。基本的に子供向けファンタジーですからね。でも、大人だけのグループのかた、一人のかたもいらっしゃいました。大人でも十分ミュージカルの良さを味わえます。

ピーターパン、宮地真緒さんは、手足がめちゃめちゃ細かった。動きもとても良かったです。役柄、合ってますね。ただミュージカルとしての歌唱力は、もうちょっとかな。

ウェンディ、岩崎ひろみさんも演技上手かったですね。面白いキャラもできるし。

タイガー・リリーの三咲レアさん、めちゃくちゃダンス上手かった。出来は一番光ってました。宝塚出身なんですね。

フック船長、石川禅さん。フック船長ってこんな愛すべき悪役だったの?

あと、犬のNANAが良い味出してたなあ。

ちょっと、エンディングは切ないのね。
ピーターパンは飛んだなあ、客先まで飛んで、妖精の粉(銀の紙ふぶき)を撒きました。それがちょうど私の頭上だったもんで、大量に浴びました。
でも当然大人だから、空を飛べませんがね。

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タレントいっぱい@株主懇談会

都内のホテルで、大手芸能プロダクションの株主総会がありました。それに行って来ました。
どこの会社かは…まあ読んでいただければバレバレだと思います。
総会に参加したのは初めてですが、これが結構面白かったです。
株主の質疑に担当者がどう応答するのか? 結構スリルありました。
質問内容はさまざまでしたね。利益とか収支に関する鋭い質問もあれば、タレントに会いたいとかカレンダーがどうのこうのとか、タレントを取締役会に入れろとか、どうでも良い?訳わからん?質問もありましたし。しまいには「それ、別の芸能プロの話じゃん、この会社関係ねえ!」で全員ズッコケる場面もありました。担当者さんはさすがに手馴れた感があります。どの質疑もうまくあしらっていらしたな、という印象です。
総会が無事終了した後は、立食パーティ。バイキング形式で食べ放題でした。うん、美味しかったね。
一方ステージでは、所属タレントの紹介イベント。司会はさまぁ~ずと平山あやでした。
さまぁ~ず、好きです。二人とも。密かに憧れています、特に大竹氏。いや本当に。平山あやも可愛いですね、ちょっととぼけていて。
で、若手新人を中心に(注:つぶやきシローを除く)タレントが出てきて、トークとか特技、歌などを披露してくれました。(後で数えたら、司会を含めて15組出てました。)
その中で光っていたのは、石原さとみ。
前に携帯電話か何かのCMでみて「うわー可愛いな」と思ったのですが、その後はドラマなどで見掛けて、特に印象に残っていませんでした。要するに特にファンという訳ではありません。
でも今日、生で見て…すごい綺麗だった。輝いてた。見惚れてもうた。
好みのタイプっていう訳ではありませんが、すっげー美人さんであることは認めます。
話がまとまってないけど、まあそういうことで。
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遠藤久美子(蜜の味)@両国

両国の劇場へ、演劇「蜜の味」を観賞に行ってきました。
主演、遠藤久美子。キャストは彼女を含めて5人。
実は私、エンクミの大ファンです。というか芸能人ではエンクミが一番好きです。昨年夏のミュージカル「森は生きている」ももちろん行きました。
エンクミはもともと可愛かった上に、年々美しさの輝きを増しています。底知れぬ魅力…ううっ、眩しい!

で、今日の劇。エンクミの喜怒哀楽の表情がたっぷり観れて良かったです。
良かったのは…個人的にはそれだけかな。いや、他の俳優さんたちもさすがに上手いですよ。
問題は、エンクミ演じるヒロインのキャラクター。いろいろな要素を詰め込みすぎて、キャラが分裂して、訳が分からない人物になってしまってました。原作や初演が既にそうだったのかもしれませんが。もうちょっとうまく演出してほしかった。それともそこを狙ったのかな?



(※旧ブログより転載)
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遠藤久美子(節分)@高幡不動

今日は高幡不動の節分会に行きました。
メンバーですが、午前午後で一部入れ替わりがありましたが、掲げられていた名札順でだいたいこんな感じでした。
なかなか凄いメンバーです。

 1 ウサハナちゃん (サンリオ)
 2 ミス日本フォトジェニック
 3 ミス日本ミス着物
 4 ミス日本グランプリ
 5 若槻千夏 (午前のみ)
 6 夢慧 (何か伊集院光が年取ったみたいな歌手、午前のみ)
 7 藤原浩 (国会議員?、午前のみ)
 8 柴木丈瑠 (若手俳優?、午前のみ)
 9 三条ひろみ (演歌歌手)
10 遠藤久美子
11 京王電鉄株式会社
12 パパイヤ鈴木
13 つのだ☆ひろ
14 杏さゆり (午前のみ)
15 川村ひかる (午後のみ)
16 BOY STYLE (女の子4人組、午後のみ)
17 黄川田将也 (若手俳優?、午後のみ)
18 ミス日本ネイチャー
19 ミス日本海の日
20 キティちゃん

エンクミはかなり張り切ってました。正直抜群に可愛かったです。
小さな子の為にヒョイと豆を落としてあげるところ。
サンリオキャラに対し何気に気遣ってるところ。
ミス日本や演歌歌手とも気さくに談笑してるところ 。
その挙動一つ一つが魅力的。
子供たちからはキティちゃんへの声援が、一般からはパパイヤへの声援が結構多かったですが。
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