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宮里藍2位悔し涙、米10勝ならず/米女子

2013年03月19日 | 最新のニュース

 米女子ゴルフ・RRドネリー・ファウンダーズ・カップ第3日(16日、米アリゾナ州フェニックス、ワイルドファイアGC=6568ヤード、パー72)単独首位から米ツアー通算10勝目を狙った宮里藍(27)=サントリー=は16番で痛恨のダブルボギーをたたくなど71と伸びず、通算20アンダーで2位。4打差の2位から64で回って通算23アンダーとしたステーシー・ルイス(28)=米国=に逆転優勝を許した。ルイスは2大会連続の通算7勝目。有村智恵(25)=日本HP=は通算7アンダーの48位だった。

 悔しさを隠せない。2位に4打差をつけての首位スタート、しかも15番までリードしてのV逸に藍の瞳が潤んだ。

 「本当にいいラウンドはしていた。1週間を通して、(この日の)16番のセカンドショット、あの1打だけが悪かった」

 ルイスの猛追を受けながらも1打リードしていた16番(パー4)。フェアウエーからピンまで124ヤード、PWでの第2打を左に曲げた。「9IとPWの間の距離だった。強めに入って引っかけて…」と藍。グリーンを外れたボールは、砂地の茂みへ転がり落ちた。打つことができず、アンプレヤブルを宣言。バンカー同様の砂地にドロップすると、目玉気味になる困難も追い打ちをかけた。第4打はピンを大きくオーバーし、2パットで痛恨のダブルボギーだ。

 ルイスはこの16番をバーディーとし、藍は一気に2打差の2位に転落。そのまま逆転優勝を許した。この大会は昨年も曽ヤニ(24)=台湾=に惜敗しての2位。「ステーシーは素晴らしかった。このコースに貸しが2つもできた」と、わずかに口元を緩めた。

 号泣することはなかったが、しばらく後の会見でも藍の瞳は乾かなかった。だが、先月24日にタイで交通事故に巻き込まれて首や肩を痛め「怖かった」と流した涙とは、意味がまったく異なる。1大会を欠場し、3週間ぶりの大会出場だったことを思えば、上々の復帰戦だ。1位を目指す世界ランクも9位から7位へ上昇した。

 「今週は自分のフィーリングを取り戻して、予選通過することが目標だった。それが、優勝争いまでできた。来週はもっと戦える」と藍は前を向いた。次は、うれし涙を流す。