5月12日・AM10:00
私達と入れ替わりで伊東へ行くと言う親父。
tom「まあ、気をつけて行ってきて」
親父「ぬかせ。心配するなど100年早いわ」
キュルキュル・・・
tom「疲れたらお袋に代わってもらえよ?」
親父「もういい加減トシだからなあ・・・ってバカにしてんのか」
キュルキュル・・・キュルキュル・・・
tom「・・・ん?」
お袋「エンジン掛からないね?」
キュルキュル・・・キュルキュル・・・キュルキュル・・・キュルキュル・・・
親父「・・・ルノーに電話せい(怒)」
結局・・・この後も時間を空けてイグニッションを捻って見るものの、無反応。
「さあ、旅行に行くぞ」と気合を入れる親父とお袋を嘲笑うかのように、カングーのエンジンは掛からなかったのでした。
前日までは何の問題もなく動いていたのに、皮肉なものです。
原因もちょっと思い当たりませんでした。
・・・バッテリーの突然死だろうか?
しかし、それならそれで兆候はあるはず・・・。
昨日まで一発始動で元気良く仕事に行っていたのだから、ちょっと考えられません。
それに、まだ購入して1年すら経っていません。
私は「機関部分の不具合だったらイヤだなあ」と思いつつ、ルノーに電話します。
カングーは先頃、インジェクションのリコールがあったばかりなので、ちょっと不安だったんですよね。
ほどなくして、代車と共に現れた担当氏。
本来は出していないという代車を無理矢理出させたため、このメガーヌは認定中古車でした・・・(笑)
一緒に来た工場長さんは、流石プロ。
サクサクとアタリを付け、私達がどうやっても掛けられなかったエンジンを、なんなく始動させてしまいました。
しかし、やっぱり何処かおかしいようで「預からせて下さい」とのこと。
かくして、B3に引き続きカングーまでもが入院してしまったのでした・・・(涙)
・・・・・・
ココから先は、メガーヌ・ツーリングワゴンの簡易レヴューです。
例によって例のごとく、読まれる人によっては不愉快に感じられる表現もあるかもしれませんが、テキトーに読み飛ばして下さい。
某日、ショールームにて。
○デザイン(外装・内装)
サイズは4515×1775×1505。
使い勝手の良いサイズだと思う。
エクステリアはやや奇抜に感じられるものの、そこまでクセはないデザイン。
もしかしたら好みが分かれるかもしれないが、長く乗るなら逆に、これくらいの個性があったほうが飽きが来なくていいかもしれない。
塗装の質はそこそこ。でも、カングーよりは塗りが良い。
一転して室内はいたってマトモ。
エクステリアに対してインテリアはスッキリしているものの、遊び心が感じられず、やや希薄な印象。
但し、スイッチ類の配置は適切で、エアコンの操作もし易かった。
サイドブレーキは失敗だと思う。その形状ゆえか操作しづらかった。
○座ってみて
シートは秀逸だと感じた。
最初に、いわゆる「フランス車」をイメージして乗ると、意外やシートが硬くドイツ車的に感じられるかもしれない。
カングーのゆったり座るシートとは、性格を異にするシートだった。
しかし、メガーヌのシートも、長時間座って疲れを感じることは少ないシートであることは間違いないと思う。
RHDのポジションは良く考えられているように感じられた。
ペダルのオフセットやインパネの歪みが少なく、良好な運転環境だろう。
ちょっと肘周りが窮屈な印象を受けたが、まあこれは致し方ないか。
○走ってみて
代車は2L直4だった(ラインナップには1.6Lもある)。
排気量からすると、パンチもトルクもある良いエンジンだと思う。
欧州車に乗ると毎回思うが、133ps/5500rpm、19.5kgm/3750rpmのスペックからは想像のつかないピックアップの良さとレスポンスが感じられた。
回して走っても、なかなかに楽しい思いが出来たことは僥倖だった。
ミッションは未だに4速だが、そのギヤ比は良く考えられていてギクシャクせずに走ることが出来た。
初期型は変なシフトをしたようなので、おそらく改良されたのではないだろうか。
マニュアルモードは、ただ付いているだけの印象だった。
ブレーキの制御には、大きな不満を感じた。
ややオーバーサーボ気味に感じられるもので、私ではどうやってもカックンブレーキになってしまった。メガーヌのこのブレーキでカックンせずに停まれる人がいたら、その人は超人的な足のコントロールが出来る人だと思う。
同乗者にとってもこれは不愉快なもので、事実、両親がやけに疲れて帰ってきたな
と思ったら、お袋が開口一番「もう乗りたくない」と言った。
板バネで飛び跳ねるようだったランクル・70プラドですらそんなことは言わなかったのだが・・・。
ヨーロッパではこのクルマは絶賛されているようだが、彼の国の人達は皆、こんなカックンブレーキを好むのだろうか・・・?
○総評
どうしようもないブレーキが最悪の印象を植え付けてくるクルマだった。
これさえなければ、あるいは絶賛する気にもなったと思うが・・・。
一人で乗るならまだしも、少なくとも人を乗せたいと思うクルマではなかった。
また、私も運転席以外の席に座りたいとは思わない。
とにもかくにも、ブレーキの残念な印象ばかりが残るクルマだった。
それは、なまじ他が良いだけに余計に目立ってしまう結果になったと思う。
・・・ホント、どうにかならんもんじゃろうか?(願)
・・・・・・
3日間Dに預かってもらって、現在カングーはまたバリバリ働いています。
原因は、燃調センサーの接触不良だったとのこと。
ルノーアシスタンス(BMWでいうところのSFWのようなもの)で、無料。
事なきを得ました。
良かった良かった。
私達と入れ替わりで伊東へ行くと言う親父。
tom「まあ、気をつけて行ってきて」
親父「ぬかせ。心配するなど100年早いわ」
キュルキュル・・・
tom「疲れたらお袋に代わってもらえよ?」
親父「もういい加減トシだからなあ・・・ってバカにしてんのか」
キュルキュル・・・キュルキュル・・・
tom「・・・ん?」
お袋「エンジン掛からないね?」
キュルキュル・・・キュルキュル・・・キュルキュル・・・キュルキュル・・・
親父「・・・ルノーに電話せい(怒)」
結局・・・この後も時間を空けてイグニッションを捻って見るものの、無反応。
「さあ、旅行に行くぞ」と気合を入れる親父とお袋を嘲笑うかのように、カングーのエンジンは掛からなかったのでした。
前日までは何の問題もなく動いていたのに、皮肉なものです。
原因もちょっと思い当たりませんでした。
・・・バッテリーの突然死だろうか?
しかし、それならそれで兆候はあるはず・・・。
昨日まで一発始動で元気良く仕事に行っていたのだから、ちょっと考えられません。
それに、まだ購入して1年すら経っていません。
私は「機関部分の不具合だったらイヤだなあ」と思いつつ、ルノーに電話します。
カングーは先頃、インジェクションのリコールがあったばかりなので、ちょっと不安だったんですよね。
ほどなくして、代車と共に現れた担当氏。
本来は出していないという代車を無理矢理出させたため、このメガーヌは認定中古車でした・・・(笑)
一緒に来た工場長さんは、流石プロ。
サクサクとアタリを付け、私達がどうやっても掛けられなかったエンジンを、なんなく始動させてしまいました。
しかし、やっぱり何処かおかしいようで「預からせて下さい」とのこと。
かくして、B3に引き続きカングーまでもが入院してしまったのでした・・・(涙)
・・・・・・
ココから先は、メガーヌ・ツーリングワゴンの簡易レヴューです。
例によって例のごとく、読まれる人によっては不愉快に感じられる表現もあるかもしれませんが、テキトーに読み飛ばして下さい。
某日、ショールームにて。
○デザイン(外装・内装)
サイズは4515×1775×1505。
使い勝手の良いサイズだと思う。
エクステリアはやや奇抜に感じられるものの、そこまでクセはないデザイン。
もしかしたら好みが分かれるかもしれないが、長く乗るなら逆に、これくらいの個性があったほうが飽きが来なくていいかもしれない。
塗装の質はそこそこ。でも、カングーよりは塗りが良い。
一転して室内はいたってマトモ。
エクステリアに対してインテリアはスッキリしているものの、遊び心が感じられず、やや希薄な印象。
但し、スイッチ類の配置は適切で、エアコンの操作もし易かった。
サイドブレーキは失敗だと思う。その形状ゆえか操作しづらかった。
○座ってみて
シートは秀逸だと感じた。
最初に、いわゆる「フランス車」をイメージして乗ると、意外やシートが硬くドイツ車的に感じられるかもしれない。
カングーのゆったり座るシートとは、性格を異にするシートだった。
しかし、メガーヌのシートも、長時間座って疲れを感じることは少ないシートであることは間違いないと思う。
RHDのポジションは良く考えられているように感じられた。
ペダルのオフセットやインパネの歪みが少なく、良好な運転環境だろう。
ちょっと肘周りが窮屈な印象を受けたが、まあこれは致し方ないか。
○走ってみて
代車は2L直4だった(ラインナップには1.6Lもある)。
排気量からすると、パンチもトルクもある良いエンジンだと思う。
欧州車に乗ると毎回思うが、133ps/5500rpm、19.5kgm/3750rpmのスペックからは想像のつかないピックアップの良さとレスポンスが感じられた。
回して走っても、なかなかに楽しい思いが出来たことは僥倖だった。
ミッションは未だに4速だが、そのギヤ比は良く考えられていてギクシャクせずに走ることが出来た。
初期型は変なシフトをしたようなので、おそらく改良されたのではないだろうか。
マニュアルモードは、ただ付いているだけの印象だった。
ブレーキの制御には、大きな不満を感じた。
ややオーバーサーボ気味に感じられるもので、私ではどうやってもカックンブレーキになってしまった。メガーヌのこのブレーキでカックンせずに停まれる人がいたら、その人は超人的な足のコントロールが出来る人だと思う。
同乗者にとってもこれは不愉快なもので、事実、両親がやけに疲れて帰ってきたな
と思ったら、お袋が開口一番「もう乗りたくない」と言った。
板バネで飛び跳ねるようだったランクル・70プラドですらそんなことは言わなかったのだが・・・。
ヨーロッパではこのクルマは絶賛されているようだが、彼の国の人達は皆、こんなカックンブレーキを好むのだろうか・・・?
○総評
どうしようもないブレーキが最悪の印象を植え付けてくるクルマだった。
これさえなければ、あるいは絶賛する気にもなったと思うが・・・。
一人で乗るならまだしも、少なくとも人を乗せたいと思うクルマではなかった。
また、私も運転席以外の席に座りたいとは思わない。
とにもかくにも、ブレーキの残念な印象ばかりが残るクルマだった。
それは、なまじ他が良いだけに余計に目立ってしまう結果になったと思う。
・・・ホント、どうにかならんもんじゃろうか?(願)
・・・・・・
3日間Dに預かってもらって、現在カングーはまたバリバリ働いています。
原因は、燃調センサーの接触不良だったとのこと。
ルノーアシスタンス(BMWでいうところのSFWのようなもの)で、無料。
事なきを得ました。
良かった良かった。
この先もないかも???
イタ車には興味ありなのですがやはりドイツ車が好きです。
でもDの対応がよければ安心ですね!
いつか機会があれば経験してみます!!!
そうですか、フランス車は未経験ですか。
私も語れるほど詳しくないのでアレなのですが(笑)、フランス車にはドイツ車とは正反対の、独特の世界観を感じます。
カングーに限って言うなら、いわゆる「猫足」と表現される、快適な乗り心地を実現する秀逸な足回りが持ち味ですね。
カングーはドライバーやパッセンジャーを柔らかく包み込むような、「甘やかしカー」なのです(笑)。
実用車で終わらすには、もったいない良いクルマですよ。
mtmさんには刺激が足らないかもしれませんが(笑)、機会があったら、ルノーやシトロエンに是非触れてみて下さい。