皆さん、こんばんは。
2日目の様子をお届けします。
この日は、日頃のストレスを全て吐き出して、やりたい放題でした。
こんな生活ばかりしていたらダメ人間になること間違いなしです。
でもまあ、1年に1回くらいイイんじゃねえかとやらかしてしまいました。
しかし、記事中の私たちの所業についてのクレームは受け付けかねます。(笑)
何卒、ご了承の程。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
白石で起きる朝。
朝食の始まる30分前に起き出して露天風呂へ。
3月末といっても、そこは東北。
冷えた体を温めるべく露天風呂へ。
アチチと呟きながら足をつけた瞬間、不幸は起きた。
温泉成分でぬめっていたため、足を滑らして腰を強打し、腕に擦過傷と打ち身をこさえてしまった。
フ○ッキンジーザス!
などと口走るものの、後の祭りである。
やはり目が悪い人間は風呂に眼鏡を掛けたまま入るべきだということを身をもって味わった。
ただ、不幸中の幸いと言うべきか、ここの湯は擦過傷によく効く。
こうなったら、温泉の効能を自ら試そうと開き直る。
断っておくが、この時点ではblogの良いネタになるなどとは微塵も考えていない。
・・・いや、ズキズキ痛む腰を押さえながら、ちょっとだけ考えた。
風呂を上がって朝飯を掻き込み、宿を辞する。
今日の最終目的地は岩手の花巻。
早速今日も無料の東北道に飛び乗り、期待と興奮を乗せてクルマは北上していく。
11時を少し過ぎる頃、平泉前沢ICで高速を降りる。
目当ては、以前のツーリングの際に偶然見つけた鮨屋。
友人の今回の目的は、ここの前沢牛の握りなのである。
甲子園で汗を流す球児達を見ながら、私はビールを、下戸の友人は茶を飲んで待つ。
やがて運ばれてきた鮨は2年半前と変わらず・・・いや、全く変わっていないわけではないのだが、実に美味い。
法律が改正されたためか、牛は軽く炙ってあった。
生での提供は自粛しているようである。
最初は少し落胆したのだが、サビの代わりに仕込まれたニンニクも相俟って、むしろこちらのほうがより風味を増すかもしれないと思った。
昨日とは対照的に、普段あまり表情を出さない友人の顔を見て、思わず笑いを零した。
やはり、地のものは横着をせず足を運んで地元で食べるのが正しいのかもしれない。
昼食を終えた私達は、またしても高速に乗った。
次の目的地は秋田県角館である。
この日は降り注ぐ陽の光も眩しく、一旦通り過ぎた花巻IC周辺は、アクセラのオンボードで温度も20度近くまで上昇した。
まさに春を感じられる陽気で、助手席の気楽さとビールの余韻もあり、ついつい寝てしまった。
一瞬、何が起きたか理解できなかった。
地吹雪というのだろうか、田んぼが全て白に染まる光景がサイドウィンドウの外に展開されている。
すっかり春だったあれは夢だったのだろうか・・・いやいや、そんなはずはない。
そんな私の戸惑いを他所に、友人は雪壁2M以上あるぞ凄いなあ等と暢気なものである。
秋田に程近い岩手の町、雫石の道の駅「あねっこ」で休憩をしたのだが、外気温が2度しかない。
夏の盛りに大雨と猛暑のコンビは幾度も経験しているが、こんな体験は初めてである。
まるで、スイッチを切り替えたように季節が逆戻りしてしまったようだ。
やはり東北の冬を侮らなくて良かった。
蛇足であるが、道の駅で友人は怪しげなダイナマイトソースなる調味料を購入していた。
東京から900キロ近く走って、わざわざこれを選択する意味が全く分からない。
こういうジャンキーな匂いのする食品や、それに付随するものが好物な人間は、どこへ行っても求めてしまうものらしい。
記事を作成している今は、なかなかに歴史のある醤油店で作られたもので怪しいものではないと分かるが、全く予備知識もなく購入する勇気は私にはない。
何を食べてもソースの味以外しそうにないだろうと半ば確信しているのだが、次に会うときに感想を聞いてみようと思う。
雪の壁に挟まれながら走ると、歴史を感じる町並みが目に入ってきた。
武家屋敷の立ち並ぶ独特の雰囲気を持つ町、角館。
所々に残る雪と、黒塗りの板塀が綺麗なモノトーンのコントラストが、日本的な美を創り出していた。
私は時代劇が結構好きなので、町の雰囲気にタイム・スリップ感を覚え楽しくなった。
途中、稲庭うどんの佐藤養助に立ち寄って家族への土産とする。
暫し散策の後、休憩のために小さな喫茶店に立ち寄った。
流石にこのような町にある喫茶店だけあって、佇まいも景観に合わせてあり、店内に入ると凝った小物や内装材が目を楽しませてくれた。
器も同様、それっぽくて非常に好感が持てる。
普通の町並の中で飲んでもサッパリだが、こういう風情の町で飲むには最適のカップだと思う。
ごちそうさま。
気づくとチェックイン時間が迫ってきている。
霙が混じる雨をワイパーで掻き消しながら、私達は少し急ぎ気味に花巻へと向かう。
1時間ほど走ると、雪で煙る中に花巻温泉郷、志戸平(しどたいら・しだて)温泉を見つけた。
お世話になるのは「志だて」。
滞在したのは、庭付き・露天風呂付き・川付き(?)の小ぢんまりとした部屋である。
なるほど無理をした甲斐はあった。
独身貴族、万歳である。
仕事頑張って良かった。
早速、部屋の外に出て湯に浸かってみることにした。
源泉掛け流しのため、驚くほど熱い。
そう言えば子供の頃、実家の風呂でもやったなあと思いながら、すぐ側の給水用の蛇口から水を出して適温に下げる。
嗚呼、と声を出しながら耳を澄ますと、微かに川の音が聞こえてくる。
「風流ってのは、こういうもののことを言うのかもしれない」などと、知ったような気になるのであった。
照度を落とした食事処の個室で供された夕食は期待した以上だった。
工夫を凝らした料理が所狭しと並び、笑いが止まらない。
それはそうだ。
つい2日前までジャンクフードやコンビニの握り飯を食べていたのだから、落差が激しすぎる。
タイミング良く冷たいものは冷たく、温かいものは温かく出される。
素材も調理の仕方も文句なく、全てにおいて満足。
友人は私よりも小食だというのに、締めの「ホタテの焦がし御飯」のあまりの美味しさに嵌り、しばらく動けなくなるほどおかわりをしていた。
どうやら、胃袋だけ大学生の時分に戻ってしまったようである。
かく言う私も完全に食べ過ぎだったので、人のことをどうこう言える立場にない。
しかしこれは、全て美味すぎる料理のせいであって、誰でもそうなると思う。
ホクホク顔で部屋に戻った私達はTVを点けた。
本音を言うと風呂に入りたいのだが、満腹状態での入浴は宜しくないからだ。
ちょうど金曜ロードショーでカリオストロの城をやっていた。
懐かしい山田康夫時代のルパンだ。
放映当時録画したVHSを擦り切れるほど見たものだが、名作は何度見ても面白い。
結局、友人とバカ笑いしながら最後まで見てしまった。
膨満感も収まってきたところで、今度は大浴場へと行ってみることにする。
檜の内湯は普通の作りだが、露天風呂は広い。
わずか28部屋しかない旅館のものとしては、かなり広いと感じた。
自然と調和するように設計されていて、少しも違和感がない。
対面が川と山のために柵がそれほど高くなく視界を邪魔しないので、野天風呂のようなつくりになっている。
夜になるとライトアップされるため、積もった雪が眩しい。
いつまでも浸かっていたい風呂であった。
部屋に戻ったらすることは一つ。
柔らかいベッドに潜り込むだけである。
明日は帰路。
今日でやりたい放題の旅も終わりかと、うつらうつらしながらいつの間にか眠ってしまった。
2日目の様子をお届けします。
この日は、日頃のストレスを全て吐き出して、やりたい放題でした。
こんな生活ばかりしていたらダメ人間になること間違いなしです。
でもまあ、1年に1回くらいイイんじゃねえかとやらかしてしまいました。
しかし、記事中の私たちの所業についてのクレームは受け付けかねます。(笑)
何卒、ご了承の程。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
白石で起きる朝。
朝食の始まる30分前に起き出して露天風呂へ。
3月末といっても、そこは東北。
冷えた体を温めるべく露天風呂へ。
アチチと呟きながら足をつけた瞬間、不幸は起きた。
温泉成分でぬめっていたため、足を滑らして腰を強打し、腕に擦過傷と打ち身をこさえてしまった。
フ○ッキンジーザス!
などと口走るものの、後の祭りである。
やはり目が悪い人間は風呂に眼鏡を掛けたまま入るべきだということを身をもって味わった。
ただ、不幸中の幸いと言うべきか、ここの湯は擦過傷によく効く。
こうなったら、温泉の効能を自ら試そうと開き直る。
断っておくが、この時点ではblogの良いネタになるなどとは微塵も考えていない。
・・・いや、ズキズキ痛む腰を押さえながら、ちょっとだけ考えた。
風呂を上がって朝飯を掻き込み、宿を辞する。
今日の最終目的地は岩手の花巻。
早速今日も無料の東北道に飛び乗り、期待と興奮を乗せてクルマは北上していく。
11時を少し過ぎる頃、平泉前沢ICで高速を降りる。
目当ては、以前のツーリングの際に偶然見つけた鮨屋。
友人の今回の目的は、ここの前沢牛の握りなのである。
甲子園で汗を流す球児達を見ながら、私はビールを、下戸の友人は茶を飲んで待つ。
やがて運ばれてきた鮨は2年半前と変わらず・・・いや、全く変わっていないわけではないのだが、実に美味い。
法律が改正されたためか、牛は軽く炙ってあった。
生での提供は自粛しているようである。
最初は少し落胆したのだが、サビの代わりに仕込まれたニンニクも相俟って、むしろこちらのほうがより風味を増すかもしれないと思った。
昨日とは対照的に、普段あまり表情を出さない友人の顔を見て、思わず笑いを零した。
やはり、地のものは横着をせず足を運んで地元で食べるのが正しいのかもしれない。
昼食を終えた私達は、またしても高速に乗った。
次の目的地は秋田県角館である。
この日は降り注ぐ陽の光も眩しく、一旦通り過ぎた花巻IC周辺は、アクセラのオンボードで温度も20度近くまで上昇した。
まさに春を感じられる陽気で、助手席の気楽さとビールの余韻もあり、ついつい寝てしまった。
一瞬、何が起きたか理解できなかった。
地吹雪というのだろうか、田んぼが全て白に染まる光景がサイドウィンドウの外に展開されている。
すっかり春だったあれは夢だったのだろうか・・・いやいや、そんなはずはない。
そんな私の戸惑いを他所に、友人は雪壁2M以上あるぞ凄いなあ等と暢気なものである。
秋田に程近い岩手の町、雫石の道の駅「あねっこ」で休憩をしたのだが、外気温が2度しかない。
夏の盛りに大雨と猛暑のコンビは幾度も経験しているが、こんな体験は初めてである。
まるで、スイッチを切り替えたように季節が逆戻りしてしまったようだ。
やはり東北の冬を侮らなくて良かった。
蛇足であるが、道の駅で友人は怪しげなダイナマイトソースなる調味料を購入していた。
東京から900キロ近く走って、わざわざこれを選択する意味が全く分からない。
こういうジャンキーな匂いのする食品や、それに付随するものが好物な人間は、どこへ行っても求めてしまうものらしい。
記事を作成している今は、なかなかに歴史のある醤油店で作られたもので怪しいものではないと分かるが、全く予備知識もなく購入する勇気は私にはない。
何を食べてもソースの味以外しそうにないだろうと半ば確信しているのだが、次に会うときに感想を聞いてみようと思う。
雪の壁に挟まれながら走ると、歴史を感じる町並みが目に入ってきた。
武家屋敷の立ち並ぶ独特の雰囲気を持つ町、角館。
所々に残る雪と、黒塗りの板塀が綺麗なモノトーンのコントラストが、日本的な美を創り出していた。
私は時代劇が結構好きなので、町の雰囲気にタイム・スリップ感を覚え楽しくなった。
途中、稲庭うどんの佐藤養助に立ち寄って家族への土産とする。
暫し散策の後、休憩のために小さな喫茶店に立ち寄った。
流石にこのような町にある喫茶店だけあって、佇まいも景観に合わせてあり、店内に入ると凝った小物や内装材が目を楽しませてくれた。
器も同様、それっぽくて非常に好感が持てる。
普通の町並の中で飲んでもサッパリだが、こういう風情の町で飲むには最適のカップだと思う。
ごちそうさま。
気づくとチェックイン時間が迫ってきている。
霙が混じる雨をワイパーで掻き消しながら、私達は少し急ぎ気味に花巻へと向かう。
1時間ほど走ると、雪で煙る中に花巻温泉郷、志戸平(しどたいら・しだて)温泉を見つけた。
お世話になるのは「志だて」。
滞在したのは、庭付き・露天風呂付き・川付き(?)の小ぢんまりとした部屋である。
なるほど無理をした甲斐はあった。
独身貴族、万歳である。
仕事頑張って良かった。
早速、部屋の外に出て湯に浸かってみることにした。
源泉掛け流しのため、驚くほど熱い。
そう言えば子供の頃、実家の風呂でもやったなあと思いながら、すぐ側の給水用の蛇口から水を出して適温に下げる。
嗚呼、と声を出しながら耳を澄ますと、微かに川の音が聞こえてくる。
「風流ってのは、こういうもののことを言うのかもしれない」などと、知ったような気になるのであった。
照度を落とした食事処の個室で供された夕食は期待した以上だった。
工夫を凝らした料理が所狭しと並び、笑いが止まらない。
それはそうだ。
つい2日前までジャンクフードやコンビニの握り飯を食べていたのだから、落差が激しすぎる。
タイミング良く冷たいものは冷たく、温かいものは温かく出される。
素材も調理の仕方も文句なく、全てにおいて満足。
友人は私よりも小食だというのに、締めの「ホタテの焦がし御飯」のあまりの美味しさに嵌り、しばらく動けなくなるほどおかわりをしていた。
どうやら、胃袋だけ大学生の時分に戻ってしまったようである。
かく言う私も完全に食べ過ぎだったので、人のことをどうこう言える立場にない。
しかしこれは、全て美味すぎる料理のせいであって、誰でもそうなると思う。
ホクホク顔で部屋に戻った私達はTVを点けた。
本音を言うと風呂に入りたいのだが、満腹状態での入浴は宜しくないからだ。
ちょうど金曜ロードショーでカリオストロの城をやっていた。
懐かしい山田康夫時代のルパンだ。
放映当時録画したVHSを擦り切れるほど見たものだが、名作は何度見ても面白い。
結局、友人とバカ笑いしながら最後まで見てしまった。
膨満感も収まってきたところで、今度は大浴場へと行ってみることにする。
檜の内湯は普通の作りだが、露天風呂は広い。
わずか28部屋しかない旅館のものとしては、かなり広いと感じた。
自然と調和するように設計されていて、少しも違和感がない。
対面が川と山のために柵がそれほど高くなく視界を邪魔しないので、野天風呂のようなつくりになっている。
夜になるとライトアップされるため、積もった雪が眩しい。
いつまでも浸かっていたい風呂であった。
部屋に戻ったらすることは一つ。
柔らかいベッドに潜り込むだけである。
明日は帰路。
今日でやりたい放題の旅も終わりかと、うつらうつらしながらいつの間にか眠ってしまった。
子育て後にこんな旅行に行けたらなぁ~
いや、結婚して立派に子育てしている葉っぱぱさんのほうが遥かに充実していると思いますし、羨ましいです。
いつまでもこんなんじゃいけないのですが、今しばらくはこのまま行くと思われます。(笑)
記事は後一回です。
宜しければ、このまま最後までお付き合い下さい。
寿司もコーヒーも、露天風呂も何もかもいい思いしおって…
だんだん変痔vmdhbsydjfっkbs!(変換されたら最初がおかしいが、そのままにしておく。)
家でのみiPadが使用できるようになったので壊すことにはならなそうだ。
いや、手に持てる分かえってあぶないんだけどね。
打ち身と裂傷は大丈夫かい。
それに、辛子とかマスタード系の塗りものをして、最後はオイル塗って火を付けると
早く治るらしいよ。昔話で学んだから、真似してみて!( ^ ^ )/■←オイル
気を付けてお帰りを。
確かに、自分でもやり過ぎだなと思う程ですから、ましてや仕事中の方からしてみればチックショウと思われることでしょう。
でもいいんです。
一人でも多くの人が東北に観光に行けば願ったり叶ったりですからね。
ただ問題は、こんな辺境のしょうもないblogを見ている方がどれくらいいるかということですが。。
・・・まあ、ちこさんには影響を与えられているようなので良しとします。(笑)
>>辛子とかマスタード系の塗りものをして、最後はオイル塗って火を・・・
なんて恐ろしい・・・謹んで辞退させて頂きますです、ハイ。
ちなみに、この記事は帰ってきてから書いています。
最終日分は、もうちょっと待っててね。
ではでは。