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お気楽王の日記

お散歩、うまいもの、インテリア、本、サッカー・・・
いろいろお気楽レビュー♪

美術・加山又造展

2009年02月16日 | 映画・音楽・美術
加山又造展をみに国立新美術館に行きました!
加山又造さんですがもうお亡くなりになっています。
作品は1950年代からあり、動物、女性などもありますが
印象深いのは月、鳥、花、波などのモチーフを使った
モダンな日本画でしょうか。
「春秋波濤」という作品は桜、紅葉と金箔で不思議な世界があります。
私は牡丹と動物のモチーフがとても気に入りました。
今回の展覧会でさまざまな題材を見ましたが
尾形光琳のような花と金箔がよかったです。
近代の日本画ではこういった西洋のようなモチーフが流行ったのでしょうか。

個人的には家でちょぴっと水墨画をやったので
水墨画のすごさにかなり驚きました。
(プロ相手に驚くのもへんなんだけど)
どうやったらこれを墨でかけるんだっ!と。

新春浅草歌舞伎

2009年01月19日 | 映画・音楽・美術
歌舞伎は何年ぶりだろう!
それに若手歌舞伎も浅草公会堂も初めて!

とりあえず雷門から仲見世を通ってお参りしました。

仲見世通りには新年の飾りがついてました。


浅草寺をお参りしてからヨシカミでランチ。
仲見世なんかをぶらついてから浅草公会堂に到着。

15:30からの第2部です。周囲はおばさま、おばあさまだらけ。
この新春歌舞伎は毎年恒例でとても人気のあるイベントなのだ。

お年玉といわれる年始ご挨拶があって、
そのあと1本目が「一本刀土俵入」
駒形茂兵衛  中村勘太郎
お蔦  市川亀治郎

部屋から破門されて困っていた茂兵衛にお蔦がお金などを渡し助けてあげた。
10年後、関取にはなれなかったが、お金を返しにきた茂兵衛が
追っ手に追われていたお蔦と娘、夫を助けるという話。
恩返しの話なので、すすり泣きが聞こえました。
みなさん入り込んでいます。

2本目が「京鹿子娘道成寺」
白拍子花子  中村七之助

お寺の新しい鐘の奉納供養で花子が踊る。
徐々に様子がおかしくなっていく花子。
実は花子は清姫で、清姫は昔このお寺の鐘を焼き尽くした蛇なのだ!
っていう内容。
ストーリーはあるけど、見所は踊りで
見事な踊りを踊りまくる、という有名な題目。
私も何度か見たことがあるくらいです。
新春歌舞伎だし、若いし、着物の華やかさもあって
七之助が登場する度にほーっとため息の声が聞こえました。

個人的には風林火山を見てたので、殿=亀治郎が見れてうれしかったです。
お蔦のすれっからしな感じがとても出てました。


帰りはもう真っ暗。
雷門前は浅草っぽいライトアップがありました。


雷門近くの老舗蕎麦屋、尾張屋でもりを1枚食べて帰りました。
ここ本当は大きなエビの天ぷらが有名です。


映画・銀河鉄道999・1と2

2009年01月07日 | 映画・音楽・美術
さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅- (劇場版) [DVD]

東映ビデオ

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引き続きお出かけ禁止なので、お正月に録画しておいた
銀河鉄道999とさよなら銀河鉄道999を続けて見ました。

銀河鉄道999なんて本当に久しぶり。
小学校の頃よくメーテル描いてたな。

松本零士の世界は無茶や矛盾なんでもありあり。
久々にこの映画をみたら、かなり矛盾点があったけど、
そんなことどうでも良くなるくらいの世界が詰まっていました。
この世界観は松本零士そのもの。
2本見終わった後、世界に誇る日本のアニメだなあと再認しました。

銀河鉄道999:
鉄郎は謎の女メーテルと機械の体をただでくれるという星に向かうため
銀河鉄道999で旅をする。
終着駅は惑星メーテル。メーテルは女王プロメシュームの娘だった。
しかも鉄郎はネジにされてしまうという。
メーテルは母プロメシュームを裏切り、鉄郎と惑星メーテルを滅ぼす。
登場人物はハーロック、エメラルダス、トチロー、クレアなどなど。

さよなら銀河鉄道999:
地球に戻った鉄郎。機械と人との戦いに明け暮れていたところ
メーテルから999に乗れというメッセージをうけ、999に乗る。
メーテルの生まれ故郷惑星ラーメタルで再会。
999の終着駅は惑星プロメシューム。
なんとなんとプロメシュームは生きていて、惑星プロメシュームは
機械人間のエネルギー=人間の命を入れたカプセルの生産工場だった。
最後はブラックホールにのみこまれちゃうんだけど、
敵役の黒騎士ファウスト(江守徹)、実は鉄郎の父で対決するんだけど、
あきらかにダースベイダーでしょ!!
どっちが先?

999の名シーンといえばメーテルと鉄郎の別れ。
「今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る・・・。さらば、銀河鉄道999。 さらば、少年の日よ。」
最後のナレーションのセリフがすごいよ。
1も2もラストは別れなんだけど、このナレーションがよい!
そしてその後に流れるエンディングの曲もよい!

後日談。
999を松本零士はまだ書き続けていて
新しい設定も増えていたんです!!これが衝撃。

なんと、1000年女王と999がひとつの話になってしまってた。
えええ!!!!!

1000年女王=雪野弥生=ラー・アンドロメダ・プロメシューム=メーテルの母

えええええ!!!
そんなばかな。
あのいい人そうな1000年女王がプロメシュームぅ?

で、その物語が「メーテル・レジェンド」というアニメに入ってるらしい。
どうして1000年女王が機械帝国を作るに至ったか??
太陽のあたらない寒すぎる惑星ラーメタルに女王として帰った後の話。

さらに、驚きが、メーテルとエメラルダスは双子の姉妹なんだって。
えええーーーー!!!

あきらかに後付なのでおさえきれないほど矛盾だらけらしいです。
松本零士先生、かなりやんちゃです。

CD・バーンスタインの第九

2008年12月18日 | 映画・音楽・美術
ベートーヴェン:交響曲第9番
バーンスタイン(レナード),ジョーンズ(ギネス),シュヴァルツ(ハンナ),コロ(ルネ),モル(クルト),ウィーン国立歌劇場合唱団
ユニバーサル ミュージック クラシック

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去年に引き続き、今年も第九演奏会のチケットを買い忘れた!
あああ、毎年12月になるとブーツィーのクリスマスか第九しか聞かないほど
第九が大好きなのに。ライブで聴きたかった・・・。
いや、まだチケットは売れ残ってるけど、
手ごろでよさげなのは皆さんよくご存知だから
そっこー売切れてしまうわけ。
第九は日本人になにか訴えかけるものがあるんでしょうね。
私はクラッシックというと歌物が好きなんですが、第九は別格。

去年からしつこく聞いてるカラヤンをやめて、
今年はバーンスタイン先生のCDを買いました。
だってこれ、グラモフォンで1000円ですぜ。

私にとってバーンスタインというと、
出会いがガーシュウインのラプソディ・イン・ブルーだし、
ウエストサイドストーリーとかアメリカ、ミュージカルのイメージが強いのよね。

で、第九はどうかというとカラヤンをずーっと聞いてたせいもあってか
とても男らしい。重厚な感じ。ゆっくり。
でも重厚にずーっといくわけじゃなくて、リズムが軽くなったりもするので、
どうなんでしょう。バーンスタインさんの性格がこういう感じなんでしょうか。
バーンスタインさんが歌いながら指揮してるみたい。

演奏はもちろん上手ですが、このアルバムでは「合唱」がとてもよかった!
今年はバーンスタインさんで年末まで楽しめそうです。

映画・レッドクリフPart1

2008年12月16日 | 映画・音楽・美術
レッドクリフPart1見てきました!
Part1だし、大作だし、エイベックスが宣伝してるし、
正直期待薄だったんだけど、意外におもしろかった!

三国志の「赤壁の戦い」を映画化したそうなんだけど
私は三国志を今まで一切読んだことないんです。
三国無双もやったことないし。
にわか勉強でただいまMXテレビ「三国志」と横山先生のまんがを読み始めたところ。

西暦208年の中国。皇帝を操り、中国全土統一あとちょっとの曹操。
残るは軍主・劉備の2万の「蜀」と君主・孫権の3万の「呉」のみ。
曹操率いる魏は80万の軍勢。
蜀の軍師、諸葛孔明は自ら呉に赴き、同盟を説く。
呉の司令官、周瑜は同盟を受け入れ、共に戦うことを誓う。
いよいよ戦いの時。
普通は魏と呉の間を流れる長江から攻めてくるが、そっちが囮で
山から赤壁を攻める曹操の作戦をよんでいた孔明と周瑜。
曹操は北部出身のため、水上戦を仕掛けてこないはず。
八卦の陣で曹操軍を撃退し、蜀と呉は初勝利。
曹操は苦手な水上へと戦場を変え、いよいよ赤壁の戦いが始まる。

とにかく大河ドラマ、これぞエンターテイメント。
昔はハリウッドもこんな風に爽快で楽しかったよね。
レッドクリフは100億も使ってるけどハリウッド映画じゃないんだって!!
特殊効果はハリウッドの会社を使っているけど
中国の映画なのです!ほんと、爽快。これぞ映画。

とにかく配役が良くて、周瑜がトニー・レオン、孔明が金城武。
ふたりともすごくかっこいい!!

今回と同じく西暦200年頃のローマ人の物語を読んでいます。
中国の文化とローマの文化の共通するすごさを感じました。
特に戦争のシーンではローマと似ている部分を見つけましたよ。
戦闘ではCGも使っているけど、さすがは中国映画、武芸を見せまくりです。
八卦の陣は上から撮っているので、戦況がどのように変わって
陣がどのように変化するかがわかりました。おもしろい。
戦場のリアルが垣間見えました。
この辺りがハリウッド映画とは違っておもしろいと感じました。

欲張らずに赤壁の戦いにしぼったところが良い。
迫力ある戦闘、個性あるキャラ、まさに黒澤映画。
中国の大河ドラマって栄枯盛衰、諸行無常の空気流れてるイメージがあるけど
この映画はわかりやすいエンタメです。
三国志読んでないので贔屓のキャラとかいない分、私は楽しめました。

DVD・ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

2008年12月06日 | 映画・音楽・美術
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版 [DVD]

キングレコード

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去年公開された新劇場版エヴァを見ました。
これ4作(公開は3回にまとまるらしい)続くんだよね。
内容は旧作と同じなんだけど、少し手を入れてるみたいで
確かにパート1でミサトがシンジをドグマで槍にささったリリスを見せたりと
違うところもチラチラありました。
予告で知らない女の子も出てたし!

内容は概ね同じということで省略します。
映像がきれいになったな、っていうのが一番の感想です。
だってまだ序章だから話も進んでないもん。
パート2も映画館でなくレンタルで見ると思います。

エヴァ初めての人にこの新劇場版は絶対すすめません。
1本の映画としてはだめだめってことになるけど。
初めてで映画見ちゃった友人は、話が最後まで見えなかったみたい。
あの人とこの子が親子で、なんか宇宙人みたいなのに日本が襲われてるの?
みたいな感じで見てたらしい。

私はテレビシリーズも旧作の映画もテレビで全部見たけど
いまだにエヴァの謎は解明してないです。
だって制作者側から正解が発表されてないんだもん。
結局どうしたかったのよー!
人類の進化、人類補完計画。
まあ、深く考えずに楽しんだ方が良さそう。

ボストン美術館浮世絵展

2008年11月08日 | 映画・音楽・美術
ボストン美術館浮世絵展を見てきました。
場所は江戸東京博物館、両国・国技館の裏だけど初めてです。

大相撲観戦以外で両国観光もなかなかいけないので、まずは
近くの旧安田庭園へ。

国技館のすぐ隣。
入場無料。



小さな公園だけど手入れされていて
池の周りをぐるっと1周散策できました。


ランチは両国で人気のレストランクインベルへ。
ごく普通の洋食でしたが・・・。
名物のビーフサンドを食べればよかった。

その後やっと江戸東京博物館へ。

すっかり暗くなってしまった。


驚いたことにかなりの混雑。
中はフェルメール展なみの人ごみ。(今月で終了だから?)
浮世絵がこんなに人気があるなんて知らなかったなあ。

初期の浮世絵から有名な後期の浮世絵までずらーっと並んでいて
私は浮世絵というより広重の絵が好きだということがわかりました。
藍色と緑、赤のコントラストがかっこいい。
そぎ落とされて洗練されてて。
江戸時代の日本はセンスいい!!!

ところで今日の両国はボストン美術展の来場者だけじゃなくても
異様な混雑だったんです。
赤いつなぎを着た人とゴスロリの若い女子だらけ。
国技館で仙台貨物というバンドのライブがあったらしいです。

フェルメール展-光の画家とデルフトの巨匠たち-

2008年11月01日 | 映画・音楽・美術
フェルメール展を見に行きました。
東京都美術館にて開催中。

なんとフェルメールが一挙7作品、初めて見る作品多数。
目玉はやっぱり「小路」ですね。断トツ。
本当は「絵画芸術」(前は画家のアトリエという邦題だった)が
来日予定だったのが「手紙を書く婦人と召使」に変わりました。
「絵画芸術」は過去に来てるし、こっちは初めて見れたので私的にはラッキー。

他にもデルフト画家のなかなか良い絵がけっこうあったけど
書ききれないのでフェルメールの7点についての感想。

「マルタとマリアの家のキリスト」
大きいし、宗教画で初期の作品にしてはフェルメールらしさが見られる作品。
通常この主題で描かれないマルタを真ん中に描いているのは
家事に勤める働き者の女性を良しとするオランダ絵画らしい描き方。

「ディアナとニンフたち」
初期の作品。これがフェルメール?という作品。
絵、そのものは悪くないんだけど・・・。

「小路」
写真で見るよりも数倍すごい作品。
左奥の建物を見ると、遠近法は間違って見える。
だけど絵全体としてみると驚くほどの立体感。
木や窓が浮き上がって見える。

フォーカス。遠近法。点描。

全てをリアルに描くのではない。
目の錯覚を利用してよりリアルに描いている。
フェルメールの作品は写実主義ではなく、全体の美しさ重きをおいている。

「ワイングラスを持つ娘」
寓意画、とまとめちゃっていいんでしょうか。
悪くない作品だけど、「小路」の跡で見るとかすんじゃう・・・。

「リュートを調弦する女」
これは前も見たな。
全体的に暗くぼかされ、女性の表情もいまひとつ。
まあまあ、ってところですか。

「手紙を書く婦人と召使」
手紙、召使の表情なんかをみるとこれも寓意画、とまとめていいでしょうか。
フェルメールのものだけど、何かおもしろみを感じない・・・。

「ヴァージナルの前に座る若い女」
これはひどい。
小さな絵で、最近やっとフェルメールの真作と認められた作品。
以前読んだ謎解きフェルメールでもひどい言われようだったけど
これはもう仕方ないでしょう。

とにかく「小路」がすごくて、他の作品が色あせて見えてしまいました。
しかし7点もの作品を一度に見る機会も今後ないだろうし、
並べてみたからこそ新たに気付くこともあるし。

なかなかすごい展覧会でした。

土曜の昼間だったけど待ち時間なし。
ラッキーだった。

アフタースクール

2008年10月21日 | 映画・音楽・美術
アフタースクール」見てきました。
主演が大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人の3名、けっこう好きな俳優ばかり。
演技の上手な俳優と本当に緻密な脚本で大満足でした~。
軽くどんでん返しがある、と聞いてたけどラストは全く予想外。
気持ちよくだまされました。ほんわかあたたかいどんでん返し。

アパートの一室。妊婦の常盤貴子と堺雅人、朝ごはん風景。
(堺雅人が帰ってこない雰囲気、危険な仕事をしにいく雰囲気だな~。)
大泉洋、堺雅人、常盤貴子は中学の同級生で、大泉洋はその中学で教師になった。
堺雅人は会社員。
産気づいた常盤貴子、しかし堺雅人は失踪。
大泉さんが病院に送り、無事出産。

一方、歌舞伎町の怪しげな店の奥で怪しい探偵佐々木蔵之介が借金返済に困って
ヤバイ仕事だって引き受けようとしている。
依頼者は堺雅人の会社の人物。
失踪中の堺雅人をすぐに探し出せ、という依頼をうけて
中学の同級生、島崎を名乗り、大泉洋に堺雅人の話を聞く。
そこから蔵之介さんと大泉さんは協力して、堺雅人を探しだすわけで。
実は失踪したその日に他の女性(田畑智子)と密会していた。
しかもその女は歌舞伎町やくざの親分の女だった。
蔵之介に依頼したのは堺雅人の会社の社長で、
田畑智子の働いていたクラブはその会社の御用達だった。
蔵之介はやくざの女に手を出して一緒に逃げたんだと言い張るけど
大泉さんは堺さんは誠実な人だからそんなこと絶対ない!と言い張る。
そんな中、田畑智子のマンションの監視カメラの映像で
田畑智子と堺雅人が一緒に入っていくシーンが流れ、言葉を失う大泉さん。
会社の社長、やくざも堺さんを探している。
はたして!!

佐々木さんがケーキ食べるシーンが印象的で
ついつい帰りにケーキ食べました。
いやー、これはもう一回見直したい映画です。
実に細かい伏線があって、全部は覚え切れてないです。
この監督の映画、「運命じゃない人」はカンヌで高評価だったんだって。
やっぱりサスペンス&ハートフルなお話だそうなんで
こっちも見てみたいな。

そう、アフタースクールもまさにサスペンス&ハートフル。
ラスト近くで大泉さんが佐々木さんに教師らしく語るセリフが
なんかすごく胸に響きました。


アイアンマン

2008年10月17日 | 映画・音楽・美術
アイアンマン見てきました。

MIT出身、親から譲り受けた軍需産業のCEOで開発の天才、トニー・スタークは、
新しい武器ジェリコのデモのためアフガンを訪れ、ゲリラに拉致される。
気がついたときには胸にバッテリーがつながれていた。
心臓近くに破片がささっていたので、心臓をバッテリーで動かしているという。
テロリストからジェリコを作れば解放すると命じられ、
密かに脱出用パワードスーツを作り、なんとか脱出に成功。
アフガンでテロリストが持っていた武器が
全て自社製品であったことにショックを受け、
アメリカに帰ったトニーは今後武器を製造しないと発表する。
武器製造会社なのに武器を製造しないなんてありえない。
役員会で解任要求もでてしまったが、トニーは構わず自宅にこもり、
パワードスーツや自分の心臓のバッテリをアップグレード、作り直す。
戦闘機のように飛べて、コンピュータ制御の攻撃力もある、万能のパワードスーツが完成。
アフガンまで飛んで、テロリストが持っていた自社製品を全て爆破する。
しかしテロリストの影には意外な黒幕がいた!っていう話。

原作のアメコミは読んだことないんだけど、出版社のマーベルコミックが
自社のマーベルスタジオで映画化したおかげで、
ポイント=売りがはっきりしてて、最近のアメリカの映画ではなかなか面白かった。

例えばパワードスーツを装着する時、
自動車工場の機械みたいな何本ものアームがコンピュータ制御でネジを締めたり、関節部分が複雑になってたり。
その辺りをきちんと見せてくれたので
フィギュア好きというか、私なんかはすごくうれしい。
プラモ好きな人とかもうれしいかも。
この辺り省略しちゃうと、キャラ設定が弱くていまひとつ映画に入りきれないよね。

クレジットの最後にアイアンマン2の予告が流れるんだけど
サミュエル・L・ジャクソンがアベンジャーズがどうたらって話すのよ。
何?アベンジャーズって・・・と思って調べました。

アメコミって、同じ出版社の有名な作品のヒーローを一緒にして
新しい作品を作ることがよくあるらしい。
ウルトラ兄弟が集合した時とかゴジラで知ってる怪獣がまとめて出てきた時とか
すごくワクワクしたのと似てますな。

アベンジャーズっていうのは、マーベルコミック社のクロスオーバー作品で
スーパーヒーローがみんなで戦おうぜ!って結成したチームの名前だそうだ。
さすがアメリカン、時代や設定はアバウトなんだろうな。

アイアンマンは創立メンバーで、シリーズ化しているみたい。
アベンジャーズメンバーで知ってたのは他には超人ハルクだけでした!
先日公開した超人ハルクではロバート・ダウニー・Jrがトニー役で出てたそうです。

劇中で何度も出てきた政府の組織S.H.I.E.L.Dがアベンジャーズの管理組織なんだそうです。
ようするに、サミュエル・L・ジャクソンもS.H.I.E.L.Dなのね。
なんとなく次回作の内容がわかってきましたねー!

田村能里子展

2008年09月26日 | 映画・音楽・美術
「大本山天龍寺塔頭宝厳院本堂再建襖絵完成記念 田村能里子展」
日本橋高島屋にて見てきました。
田村能里子さんのことは知らなかったんだけど、
先日「徹子の部屋」に出演されてて、以下のことを知りました。
・夫のアジア赴任に同行した時に現地の人を描きだした
・タムラレッドといわれる彼女独特の赤の色彩がある
・中国など壁画を描いた実績がある
・天龍寺宝厳院襖絵に採用されたのは女流西洋画家では初めてだ

番組では、彼女の描く工程を紹介してて
まずペンキ塗りみたいにローラーで青、赤など下絵としてべったり色を重ね塗りして
人物の大まかな色塗りを重ねていって、最後に輪郭を筆入れしてました。
油絵なのに、現代アートってこういう描き方もあるんですね。

実物を見てみると、下書きなしでローラーでコロコロ描いていたと
思えない柔らかい立体感がありました。
なかなかすごいですね。
素描を見ると、柔らかさ、シンプルさが良く出てて素晴らしかったです。

・・・が、私の偏った趣味からいうと、
やっぱり現代美術は苦手。
どうしてもイラスト、漫画と同じカテゴリにしてしまう自分がいる。
輪郭がある絵と輪郭がない絵で分けている・・・のかな。

しかしこの田村さんはとても人気がある画家らしく、大盛況でした。

映画・20世紀少年-第1章-

2008年09月24日 | 映画・音楽・美術
20世紀少年見ました。
予想通り、第1章は漫画でいうところの5巻までですね。
ストーリーは6巻のオッチョと漫画家角田が台場の刑務所のシーンから始まるところが
ちょっと違うくらいで、漫画とほぼ一緒。
1969年に小学生だった友達。
ケンヂ、オッチョ、マルオ、ヨシツネ、ドンキー、ユキジ・・・他いっぱい。
秘密基地を作って、秘密のマークを作って、人類滅亡のよげんの書を作って遊んでた。
2000年の現在、そのマークは謎の宗教団体に使われ、よげんの書通りの事件が世界を襲う。
犯人は同級生の誰かなのか・・・?
みたいな話で、昭和の駄菓子屋、海外のロック、万博がキーワードで出てきます。
そういえば万博ばんざいって言いたくて、愛・地球博行ったなあ。

映画版の脚本に長崎、浦沢コンビが参加してるってすごい。
堤監督は原作を完コピするって豪語してましたが
逆にやりすぎで映画のリズムがギクシャクしてしまう部分あったような・・・。
第1章っていうのは説明ったらしくなるのは仕方ないけど
漫画を読んだことない人も楽しめるかはわかりません。
覚えなきゃいけないことがいっぱいで疲れるとは思う。

私としては期待しないで見に行ったので、おもしろく見れちゃいました!
脇役でいちいち吉本芸人が出てくるのが気になったけどさ。
常盤貴子の若いユキジも後半は慣れてきたし。
石塚さんのマルオが一番似てる!と評判ですが、
私はモンちゃんの宇梶さんが一番イメージにあってたかな。

第2章は12巻までじゃないかと予想。
ともだちが誰かわかったところ迄です、キリがいいでしょ。
13~24巻(最終巻)までが第3章かというと、たぶん違う。
もうひとりのともだち、というエピソードはやらないんじゃないかと
私はにらんでます。勝手な読み。
堤さんがラストは違う、と言ってたから、
元祖ともだちの話を広げるんじゃないかなと・・・。
なんてね、なんてね。
ともだちの嘘の部分はしっかり見てないとわからないぞ!

ラストに第2章の予告が流れたんだけど、
カンナ、ちょっとがっかり・・・。イメージが違うな。
ともだちランドのあのお姉さんに小池栄子?チラッと見えたけど。
それははまり役かも!

ウォンテッド

2008年09月23日 | 映画・音楽・美術
久々にハリウッドのアクション映画みました。
ウォンテッド
普通の会社員が凄腕暗殺者になる!というありがちな内容なんです。
しかし、CMなんかで度々「初めて見る映像」的な表現がされていたので
そこのところを期待してみましたが・・・。

何をやってもだめだめな会社員ウェスリーの前に、
突然暗殺者のアンジョリーナ・ジョリーが現れて、
敵の暗殺者から助け出す。
秘密組織に連れてこられたウェスリーは
モーガン・フリーマンなど組織の人間と会う。
失踪した彼の父は実は凄腕の暗殺者で、彼を狙ったクロスに殺された。
クロスを殺せるのは継承者であるウェスリーだけだと言われる。
訓練を積んでクロスに挑むウェスリー。

というような。
よくある話の流れ。ハリウッドの展開。ベストキッドとか。
しかし期待した映像のアイデアは不発。驚きはなし。

最初、彼の父親が敵と対決するシーンなんだけど、
この映画はここが一番の見所だった。と後で思う。
後半ちょっとしたどんでん返しがあるけど、
そんなことどうでもいいや、と思うくらい、
最後の最後がぱっとしなかったな。

グラフィックコミックなるものが原作であるらしいんだけど
細かなエピソードは面白かったから勿体無い~。
ありがちなストーリーでも、漫画の持つ世界観とかをもっと出せたら
もっともっと私好みの映画になっただろうな。
(あくまで私の偏った意見ですので・・・)

アンジョリーナ・ジョリーは思ったより見せ場が少なくてとにかく残念。

ウィーン美術史美術館所蔵静物画の秘密展

2008年09月08日 | 映画・音楽・美術
国立新美術館にて「ウィーン美術史美術館所蔵静物画の秘密」を見てきました。

ウィーン美術史美術館といえば、以前上野で見たフェルメールの「画家のアトリエ」を思い出します。
ハプスブルク家のコレクションを所蔵しているそうです。

今回はその中でも静物画を集めた展覧会で、ほとんどがバロック。
ゴージャスな花の絵は、背景と花の色の対比がとてもきれいでした。
リアルでゴージャスな構成の花は実物よりもすごい。
花の静物画ではヤン・ファン・デン・ヘッケの作品がきれい。
初めて聞いた名前。オランダ人でしょうか。

メインの作品はベラスケスのマルガリータ王女の肖像です。
ベラスケスといえば、バロックの有名な画家、スペイン人で
宮廷画家として肖像も描いています。
この作品ではベラスケスらしい筆致を見ることができます。
近くで見ると粗い、力強い描き方なんだけど、遠くから見るとリアル。
この後に流行る印象派のさきがけ。
肖像画なのでドラマティックな画面にはなっていないけど、
横に置かれた花瓶と王女のドレスの華やかさと背景の対比がすばらしい。

フェスタサマーミューザ川崎・新日本フィル

2008年08月06日 | 映画・音楽・美術
フェスタサマーミューザ川崎に行って来ました。
ミューザ川崎のホールに来たのは初めて。
ラフマニノフ3番とペトルーシュカを新日本フィルで
指揮は沼尻竜典、ピアノは若林顕。

ラフマニノフ3番はとにかくピアノから目が離せない。
ロマン派らしく壮大で、かつ超絶技巧。3番はとにかく聞いている方も力が入る。
もちろんピアニストも力をこめて鍵盤を叩いていてすごい。
生で聞くのは全然違う!
配布された本によると、「映画シャインの中で、ピアニストのヘルフゴットが
世界で最も難しい曲と言っていた。」と書かれている。
こうなってくるとリストの超絶技巧とかも聞いてみたいねえ。

後半のペトルーシュカは最初に指揮の沼尻さんが曲の説明をしてくれました。
ストラヴィンスキー作曲のバレエ音楽で、私は正直知らなかったので
事前にCDを借りて予習してきました。(暇だとつらいからね)
借りに行ったとき、ペトルーシュカは少なくて、
のだめがコンクールで弾いた曲、「ペトルーシュカからの3楽章」は
いろんなアルバムに入ってました。さすがのだめカンタービレ。
「今日の料理」のタッタカタカタカタッタッターが入っちゃうんだよね~。
ペトルーシュカのタカタカタッタッカタッタッターの部分でしょうか。

連日クラッシックに触れあってる今週。
蒸し暑い毎日、コンサート会場は長袖着てても寒かったよー!