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お気楽王の日記

お散歩、うまいもの、インテリア、本、サッカー・・・
いろいろお気楽レビュー♪

久石譲 in 武道館

2008年08月05日 | 映画・音楽・美術

久石譲 in 武道館~宮崎アニメと共に歩んできた25年間~」見てきました!
友達からチケットもらえることになって!
これがまたアリーナの良い席で!なんてラッキーなんでしょう。

200人のオケ、800人のコーラス、100人のマーチングバンドだそうです。
ステージには大きなモニターがあり、アニメが流れます。
会場は超満員。

風の谷のナウシカ
魔女の宅急便
もののけ姫
崖の上のポニョ 藤岡藤巻と大橋のぞみちゃん!
天空の城ラピュタ
ハウルの動く城
千と千尋の神隠し
となりのトトロ
アンコール

順番こんな感じだったと思うんだけど・・・。
一番よかったのはナウシカで、楽しかったのはポニョ!
大橋のぞみちゃんは元気でとてもかわいいね。

できれば千と千尋の神隠しは歌無しで
紅の豚は歌ありで、映画通りに聴きたかった・・・。

でもコンサート自体は映像でジブリ作品を思い出させてくれたり
マーチングバンドが入ったり、ゲストが出たり、とてもおもしろかった。

2時間以上の長いコンサート。
ジブリの作品は久石さんの音楽なしでは考えられないと改めて実感。

崖の上のポニョ

2008年07月31日 | 映画・音楽・美術
崖の上のポニョ

物語は人魚姫のジブリ版。
赤い金魚(人面魚)のポニョが5歳の男の子、宗介に会いたくて、
人間になることだけを願い、
海底の父の元から脱走して己のもつ魔法で人間になるという話。

ポニョは母が「海なる母」、魔法使い?で
父が元人間の謎の男。 なので、魔法を使えるらしい。
宗介とポニョの仕草は5歳児そのもので、とってもよく描けている。

最後に宗介は「半漁人のポニョでもいいか」と答えを迫られる。
ええー、それは無理だろ。
「将来大人になって他の女の人が好きになったらどうすんの。」とか考えちゃう。

「この作品は、少年と少女、愛と責任、海と生命——神経症と不安の時代に、宮崎駿がためらわずに描く「母と子」の物語です。」

宮崎さんはインタビューで「5歳の子はほとんどなんでも理解してますよ。」と
言ってたんだけど、確かにちびっ子って何気に理解してると思うけど、
自分の言ったことの責任を負わせる、ということまではどうなんでしょ。

ジブリの作品は御伽噺なんだから、そこは流しなよ。
と言う人もいると思うし、過去の作品に関しては私もそう思ってた。

でも今回のラストだけは流せないなあ。
身元引受人になるなんて、甲斐性もない小さな子供に言わせるのは
責任取ることになるんだろうか。それとも約束は何が何でも守られるべきか。
こうやって御託を並べるから、神経症と不安の時代になるんだ、
つべこべ言わずがむしゃらにやれ!!ってことなのか。
ママズシアターで見たから、泣き声で聞こえないセリフも多かったので
もう一回みたら感想変わるかしら。

あ、悪口言ってるわけではないです。
たぶんテレビでやったらまた見たいです。
たぶん繰り返し見たい映画にはなると思います。

ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の魔法の角笛

2008年06月17日 | 映画・音楽・美術
ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の魔法の角笛

やっと見てきました、映画。
最近ライラの物語をずっと読んでいるので
すっかり内容がとんじゃったナルニアです。
本を読んだのが2年前なんで・・・。

第1章から1300年後のナルニア。
テルマール人に征服され、人間の王が支配する国。
カスピアン9世の息子カスピアン王子が父親を殺した叔父ミラースから
王位を狙われ、森に逃れてスーザンの角笛を吹く。
第1章から1年後のイギリス。
ペベンシー兄弟は学校に通っている。
角笛が吹かれた瞬間、兄弟はナルニアへ呼び戻される。
ミラース率いるテルマール人と
ペベンシー兄弟とカスピアン王子率いるナルニア人との
戦いが始まる。

第1章以上に戦いメインのお話なので
ロードオブザリングをかなり思い出します。
本を読んだ印象ではカスピアン王子はもっと小さな少年だったけど
映画ではずいぶん大人な王子でした。
だって長兄ピーターより年上じゃないですか??
しかも長女スーザンと恋愛(強引な設定)したりして。
それもこれも全ては王子様、ベン・バーンズのためかも。
でもさ、第3章(朝びらき丸 東の海へ)は
カスピアンと次男エドマンド、次女ルーシーのお話のはず。
つまりスーザンはもう二度とナルニアには行けないのよねん。
映画の最後にアスランも「ピーターとスーザンは二度とナルニアには
来られない。」って言ってたじゃん。
大人になるとナルニアには来られないってことなんだろうね。

映画は3部作らしいので、ナルニア国の終焉まではやらないみたい。
本と違って映画はエンターテイメントだから、
アクションとかファンタジーに絞った内容です。
たぶんライラの映画もそうなんだろうなあ。

「ザ・マジックアワー」試写会見た

2008年06月02日 | 映画・音楽・美術
<ザ・マジック・アワー>http://www.magic-hour.jp/index.html

まるで舞台のセットのような港町・守加護。
クラブ支配人の妻夫木聡は、元クラブの踊り子で
ギャングのボスの愛人深津絵里との浮気現場を取り押さえられる。
ギャングのボス西田敏行と取引をして伝説の殺し屋・デラ富樫を
連れてくる代わりに命を助けてもらう。
伝説の殺し屋なんて見つかるわけもなく、売れない俳優佐藤浩一を
映画とだましてデラ富樫に仕立ててボスのところに連れて行く!!!

佐藤浩一が映画撮影と信じ込んで寺島進はじめギャング達とやりあうシーンなど
こういうストーリーになるだろうと映画見る前から想像した通り、
コテコテなんだけど大爆笑。
佐藤浩一の売れない俳優を演じる時の大げさな演技。
殺し屋を演じる時に、ボスの前で何度もナイフをなめたりするんだよー!
何度も大爆笑。

試写会の会場は大爆笑連続だったんだけど、
舞台見てるようなこの映画は大人数で見たほうが笑えると思う。

個人的にはクラブの従業員で妻夫木くんを助ける
綾瀬はるかと伊吹吾郎が好き!


有頂天ホテルを映画館で見た時、おもしろかったけど
後日テレビで見たらあまり笑えなかった。
この映画も映画館で見たほうがおもしろい映画なんだと思う。
舞台っぽい、三谷映画っぽい作品なのでライブ感も楽しまなきゃ。
三谷映画は舞台同様、ストーリーじゃなくて俳優を観るのがおもしろい!!

冒険王・横尾忠則

2008年05月31日 | 映画・音楽・美術
世田谷美術館で開催中の「冒険王・横尾忠則」を見てきました。
先日「人工庭園」という横尾さんの本を読んだばかりなので
感激もひとしお。

天の岩戸、解かれた第七の封印などなど人工庭園に掲載された
多くの作品の現物を見ることが出来ました!!すごい。

例えば、この展覧会のポスターに起用された「ジュール・ヴェルヌの海」。
人工庭園で横尾さんはこのように紹介しています。
「乱歩の少年探偵団の3人組が
「海底二万里」の世界にいる。ネモ船長の旗が本に突き立っているのは
これが本をもとにした絵だというメッセージ。
ヴェルヌの後ろにあるニーチェの肖像は、彼がヴェルヌを
愛読し、影響を受けたということに基づいています。」

ヴェルヌは「80日間世界一周」などを書いた作家。
江戸川乱歩、ヴェルヌ。
横尾さんは謎や冒険物が大好き。

初期の広告のデザイン画から油絵まで。
とにかくあまりにも多種多様な手法で描かれていて
全てを見ると圧倒されます。
ポップだったりダリだったりルネマグリットだったり
デザインアートだったり寓意画だったり。
横尾忠則がここまで天才であったことに再認識させられます。

目で見えるものを正確に描くこと。
さらに対象物への自分の感情、バックボーンを描く。
しかもそれも抽象的表現ではなく、なにか現実の物に置き換えて。
全てはつながりをもつ。作家のはっきりとした意思。

私のようにクラッシック好きな頭でっかちにとって
現代美術は難しい。
横尾忠則やウォーホルが好きなのも、美術としてではなく
デザインとして好きなわけで。

横尾さんはあらためて稀有なアーティストであると思いました。
尊敬尊敬。


本物だとこの置物は
左:魔除け猫 10万円、右:大仏猫 12万円で売られている。
人工庭園で魔除け猫を見て本当に欲しくなってしまった。
そしたらお土産コーナーにガチャガチャで小さなおもちゃとして
置いてありました!
1回300円。たまたま赤が二つ。
金色が欲しかったけどなああ。

モディリアーニ展2008

2008年05月03日 | 映画・音楽・美術
モディリアーニ展2008を観に
新国立美術館に行ってきました。
モディリアーニ、ということでおそらく行列はしていないだろうと、
で、やっぱり行列はしてなかったです。
私のモディリアーニへの基礎知識もいつも以上に少なく
「パリの画家」「目玉がない」「顔が細長くてみんな同じ」ぐらい。

今回はまじめに説明を読もう。
それでひとつわかったことが、
みんな顔が細長いのは、アフリカ美術に強い影響を受けていたから
だそうです。
木の彫り物とかありますよね、あれです。
ああ、なるほどね。そっくり。

モディリアーニは肖像画ばかり、しかもみんな同じ顔。
だったので後半飽きてしまいました。
マティスとか画風が似てるかな、と思ってたけど違うな。
色味もほとんど茶色ばかりだもん。
マティスは色彩豊かだよね。

モディリアーニファンにはたまらない展覧会になりましたよ。

魔法にかけられて

2008年04月03日 | 映画・音楽・美術
<魔法にかけられて>http://www.disney.co.jp/movies/mahokake/

アニメの世界。森に住んでいるジゼルは夢に見ていた王子様と出会い、
翌日結婚式に向かうためお城に向かう。
しかし王子様の継母である魔女が結婚の邪魔をするために
井戸の中にジゼルを落としてしまう。
井戸から出るとそこは現実の世界のNY!!
ドレスのまま迷子になったジゼルは偶然弁護士とその子供に助けられ、
NYで生活することに。
一方、王子様エドワードもジゼルを追って現実の世界に。
魔女と家来まで現れてぐちゃぐちゃに!

ジゼルが現実の世界に現れても歌で問題を解決しちゃったり、
カーテンでドレスを作ったり、ありえないことばかりが
ファンタジーでとてもかわいい!!

久々にディズニーらしいほのぼのした作品でとてもよかった!
33歳のプリンセス、エイミー・アダムスの表情がかわいくて
目じりの皺のあるとてもかわいかった!(いやみじゃなくて)
とにかくかわいい!!

かもめ食堂

2008年03月26日 | 映画・音楽・美術
<かもめ食堂>http://www.nikkatsu.com/movie/official/kamome-movie/

やっとかもめ食堂見ました。
まさに私好みの映画でした。

ストーリーは小林聡美がヘルシンキで日本の食堂をひとりでやってて
そこに旅行者として現れる片桐はいりやもたいまさこ。
この3人以外全て外国人出演者だし、オールフィンランドロケ。
だけど肩肘はってなくて、とても懐かしい映像なのは
フィンランドと日本の文化がとても相性がいいからかも。

グレイッシュなペールトーン。
アルテックの家具やイッタラの食器に和食。
とてもぴったり。

きちんとご飯を作る映画が大好きな私には
たまらない映画でした!本当においしそう。
小林さんがご飯作るシーンだけずっと見てても飽きない。

ストーリーは特にないけど
ゆっくりと時を過ごしたい時や
バタバタした生活をしちゃってる自分を見直したい時、
インテリアの発想に行き詰ってリセットしたい時、
何度も見たい映画となりました。

先日ダイハード4.0見ました。
ストーリーとかおかしな所いっぱいあったけど
とにかくありえないほどやりすぎなアクションで
すかっとしておもしろかった!!
映画館でみればよかった・・・。

ウルビーノのヴィーナス展

2008年03月11日 | 映画・音楽・美術
ウルビーノのヴィーナス展に行きました。
ルネサンス好きの私ですが、ベネツィア派は苦手で
しかもいろんなヴィーナスが見られると言っても
正直ギリシャ神話に疎いし・・・。
・・・じゃあなんで行くんだよっ。

しかし!紀元前4世紀から1世紀のお皿やカメオにびっくり。
「ローマ人の物語」を読んでいるものとしては
ローマ時代の水瓶やアクセサリーの装飾の素晴らしさにただただ感動です。
それから大プリニウスの「博物誌」がありましたよ!
キケロの書簡もありましたが本物なんでしょうか。複製??
ヴィーナスの挿絵がある、というだけでこの展覧会に出品されたのかな。

そして目玉のウルビーノのヴィーナス。
ティツィアーノの代表作ではあるし、ウフィッツィ所蔵なのに
全然覚えていなかった。
しかしもうひとつのティツィアーノのヴィーナス、
「キューピッド、犬、ウズラを伴うヴィーナス」と見比べると断然いい。
2枚は並べられて飾られていたそう。同じモチーフだね。
ウルビーノのヴィーナスは写真で見るより、実際の方がとてもよい。
でもどうしてもティツィアーノの描く人物の顔が好きじゃないんだよなあ。
漫画みたいで・・・。
すごく空いてたのでイスに座って眺めたり、近づいて眺めたり。
こんなにゆったり絵画鑑賞できたのも久々です。


西洋美術館にあるロダンの考える人。


上野公園を散歩。
今日は暖かいなあ。


もう花見の準備が始まっていました。
数本の桜が咲いてました。


フォーン・ブース

2008年01月04日 | 映画・音楽・美術
ずいぶん前に買ったDVD、「フォーン・ブース」を見ました。

主演のコリン・ファレルはこの映画でブレイクして
「アレキサンダー」「マイアミ・バイス」で主演しています。
80分未満の短さ、NYの電話ボックスでしか撮影されず、撮影日数も10日間、
低予算で作られたにも関わらず、ヒットした異色作品。
犯人から電話で脅される映画ということで、「スピード」を思い浮かべてたけど
舞台が狭い特定の場所から動かないことから、
ソリッドシチュエーションスリラーと分類されるみたい。
同じく低予算で作られた「SAW」「CUBE」の仲間。
ソウとかキューブは残酷シーン満載だけど、フォーン・ブースはありません。
ほとんどがコリン・ファレルはじめ役者の熱演のみ。
だけど不思議と見入ってしまって、最後に「え?」って思います。

インチキっぽい業界人、ステュ。
たまたま使っていた電話ボックスから電話がなり、何気なく出てしまう。
相手はライフルを持ってステュを狙っていると言う。
電話を切れば殺す。ステュの胸には標的のしるし、赤外線の赤い点が。
やがて彼の周りではいざこざがおこり、警察も現れ、
妻や浮気相手も現れ、マスコミも集まり、
それでも命を狙われていることや電話を切ると殺されることも言えない。
どうなっちゃうのー?

2も作れそうだけど、いまだにないってことは作らないのかな。
ステュは最低な人だけど、あまりに気の毒なので応援してしまいました。

アイ・アム・レジェンド

2007年12月06日 | 映画・音楽・美術
<アイ・アム・レジェンド>http://wwws.warnerbros.co.jp/iamlegend/

ジャパンプレミア試写会が当たったので行ってきました。
有楽町は国際フォーラムのホールAで開演前にウイルと脚本家と監督が
舞台挨拶に出てきました!おお、ウイルはスタイルが良いな。
舞台挨拶の前、1時間くらい地上広場でレッドカーペットイベントを
行っていた疲れも見せず、壇上に上がったウイルはサービス満点。
ハリウッドスターなのに、本当にいい人!
写真は16時過ぎの地上広場。レッドカーペットイベントに当選した人々。
良い場所をキープするために早く来て並んでいる人ごみです。
およそ2時間外で待つつもりらしい。偉い。

そして映画が始まりました。
この映画、ネタバレしちゃうと本当につまらない映画です。
だからCMでもただ一人残っちゃった人物だということ以外、
設定や共演者は出てきません。

強力なウイルスによって絶滅した人間。
軍の医学者ウイルだけが生き残った。愛犬と共に。
どこかに生き残った人がいるかもしれない。
ラジオで呼びかけをおこなったり、街中で食べ物など物色する毎日。

久々に元気のあるハリウッド映画を見た感じです。
ドカーンと大きい音でびっくりする描写が多いアクション映画です。

一瞬でも恐い物を見るのがNGな人は見てはいけません。
これくらい主催者もお知らせした方がいいと思うんだけど・・・。
本当の恐がりさん、ってけっこういるからさ。
映画の予備知識ゼロ状態で見たんだけど、途中からそういう意味でもびっくりしたもん。

日本フィル公開リハ見学

2007年10月30日 | 映画・音楽・美術
今日は大田区主催の日本フィル公開リハーサルを見に行きました。
先日応募して当たったのでもちろん無料です。

指揮:岩村力
オケ:日本フィルハーモニー交響楽団
声楽:二期会マイスタージンガー

明日大田区民ホール「アプリコ」で行われる演目のうち、
「オーケストラと8人のソリストたちで贈る珠玉のオペラ・ハイライト」を
(カルメンとか魔笛とか椿姫の超有名な曲ばかり)演奏してくれました。
最初にとおしで演奏して、指揮者の気になるところを指摘してもう一度、
なんて場面もしばしば見ることも出来ました。
リハーサルなので出演者もみな私服。
オーケストラやソリストと指揮者とのやりとりは、てきぱきして素早い!
残念ながら何を話してるかは聞こえなかったんですけど楽しげに見えました。
この雰囲気味わえて楽しかったです。
おもわずのだめの千秋様を思い出しちゃいました・・・。


フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展

2007年10月27日 | 映画・音楽・美術
フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展http://www.milkmaid.jp/index.html

国立新美術館でフェルメールの「牛乳を注ぐ女」を見てきました。
この絵を見たのは初めて。
アムステルダム国立美術館の所蔵品です。

中に入ってすぐ、同時期のオランダの風俗画がたくさん陳列されています。
これら風俗画は寓意性を持った、教訓的な題材が仕込まれているわけですが、
そういった薀蓄はさておき、純粋に好きな絵かどうかというと、
漫画っぽくて私は苦手です・・・。
ところがフェルメールは、同じ風俗画であっても
初期の作品はカラバッジオの影響を受けてか、物語性や神秘性を感じさせます。
寓意性を排除し、画面はミニマルなところがフェルメールオリジナルです。
現にこの「牛乳を注ぐ女」も壁に地図を描いたのに、後から塗りつぶして
消してしまったそうです。何も無い壁の方が人物が引き立ちます。

「牛乳を注ぐ女」を見た感想は、思った以上に色がきれいだと思いました!
人物が身に着けている白、黄、青、赤の布の色には華やかさがありました。
それからこの後の時代に確立される印象派の走り、点描も見ることできました。
写真で見ると、左に置かれたテーブルの形の誤りや、
左の窓から入っている光の誤りなど気になるかもしれませんが、
実際の絵を見ると総合的に美しい絵で、総合的に見て完璧にしたかったから
あえて整合性を無視して描いたんだ、という説も納得してしまいます。

フェルメール作品でよくでてくるヴァージナルが置いてあるのでお見逃し無く。
今日は台風直撃の雨の中、13時頃到着したので行列もなくゆっくり見れました!



ウェグナーのスリー・レッグド・シェルチェアとコーヒーテーブルが
美術館入り口脇にたくさん並んでいました。うらやましい。

ジブリ美術館

2007年10月25日 | 映画・音楽・美術
<ジブリ美術館>http://www.ghibli-museum.jp/

都立井の頭公園にあるジブリ美術館に行ってきました!
いきなり入り口にトトロが座っていて、いよいよ変な形の美術館に入ります。
館内は撮影禁止!残念なことです・・・。
建物は増築したみたいな形で、ジブリっぽい。
いたるところにジブリっぽさが出てました。

1階はミニシアターでオリジナル映画が10分ちょっと上映されてお得です。
他に初期のアニメ制作方法を紹介。
2階はスタジオジブリの現場を再現しています。
宮崎駿さんの部屋、といった感じ。ここを見ると、スタジオジブリが
単なるアニメ会社というよりは、こだわりをもってものづくりをしている、
と感じることができます。ここまで自分スタイルを貫いているからこそ
宮崎アニメが世界中で評価されるんでしょうか。
わがままと思えるほどのこだわりが許される環境、というのは
他のスタジオではありえないのでは・・・。
3階にはネコバスがいて、子供だけが中に入って遊ぶことができます。
2歳児ゆうちゃんがいたので、ゆうちゃんだけ中に入りました。
あきらかに一番小さいゆうちゃんは、はじめもじもじしていましたが
マックロクロスケぬいぐるみとか投げたり、ネコバスに出たり入ったりを繰り返し、
彼女なりに楽しんでいました。うらやましい。
階段を上って屋上に上がると巨神兵、じゃなくてラピュタのロボット兵。

ラピュタに残ったまもり神?


巨神兵とロボット兵、似てるけど違うんだよね。巨神兵はいきものなので。
お昼ごはんはカフェ「麦わらぼうし」で30分以上並びました。
今日は平日なのに混雑してます。遠足とか外人観光客とか子供とかカップルとか。


帰りは井の頭公園を通って駅に向かいました。
森の美術館、という感じがして良かったですよ。

スターダスト

2007年10月24日 | 映画・音楽・美術
<スターダスト>http://www.stardustmovie.jp/top.html

スターダストの試写会に行ってきました。
話は簡単。イギリスの田舎町、謎の壁の向こう側に入ってはいけない。
壁の向こう側は異次元の世界。向こう側の世界の王様が死の間際、
王位継承者が持つルビーのネックレスを空高くほおり投げると
宇宙まで飛んでって、流れ星と共に地上に落ちてくる。

流れ星を拾いに来た田舎町の青年がかけつけると流れ星は女性になっていた。
ルビーのネックレスを探している王子達、女性となった星の
生きた心臓を探している魔女(ミシェル・ファイファー)に二人は追われる!

話は簡単なんだけど、とにかくエピソードが多くて説明も長くなってしまった。
映画ではもっともっとたくさんの登場人物、エピソード盛りだくさん過ぎて
忙しすぎて余韻とかないし、つじつまが合わなくてつまらない。
無理な話が多くて、つっこみどころ満載です。
写真のとおり原作があるそうなので、おそらく原作がおもしろいんだけど
映画じゃ2時間でうまく入りませんでした!っという感じです。

おもしろかったところはロバート・デ・ニーロが海賊船の船長役で三枚目だったり
王子達がどんどん死んじゃうんだけど、幽霊になって並んでいるところは
コメディーで微笑ましかったです。
それ以外は、ファンタジー映画によくある主人公の成長とか愛とか勧善懲悪とかで
ハリポタとかロードオブザリングと印象も近いから新鮮味がないなあ。

編集が悪くてとにかく忙しい!という印象で終わってしまいました。もったいない。
ハリウッドとかで豪華なドラマにしたらおもしろそうな話なのに。