不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Lume di Candela al frutteto di fragole

2016-02-14 13:15:05 | 日記

土曜日の夜から大雨強風に見舞われた日本列島。
比較的気候の落ち着いた伊豆田方平野も大荒れとなりました。
日曜日の午前中も雨風が激しく、
午後になってようやく雨は上がったものの風は収まらず。

この日、初めての試みのイベントが予定されていて、
それがStrawberry Night。

伊豆の国市江間いちご狩りセンターが会場で、
あたりは畑ばかりなので風当たりが一層強く、
かなり厳しい状況での開催となりましたが、
初回としてはまずまずの結果だったのではないかなぁ。 

いちご狩りセンターの駐車場の一部、
センター脇の川沿いの桜並木、
川岸斜面などにゆらゆらと揺れるろうそくの灯りは
ほんのり優しくて、
弱々しくて点けた途端に、強風に煽られて消えちゃうという
厳しい自然のいたずらに見舞われていましたが、
スタッフが一所懸命に点灯し続ける姿があちこちで見られました。


川岸の斜面の段々を利用したオブジェクトは
本日の日付の左側に多分いちご、右に大きなハート。
これも全てが一斉に灯ったらかなりの見ごたえだったと思いますが、
本当に可哀想なくらい、点きにくく消えやすくて
なかなか全てが揃わない。


今回の試みでよいなぁと思ったのは、
地元高校生のデザインで作るオブジェクト。
母校韮山高校の美術部のデザインはいちご。
こちらもずっとスタッフが点灯し続けている姿が見られました。


なんとか灯ったら、いちごっぽくなってきた。


密集しているので、かなりの光量。
闇の中に大きないちごが浮かび上がるのはなかなか幻想的。


その隣には、伊豆中央高校美術部のデザインによる富士山。
こちらはかなりミニマリズムな作品でクールな印象。


今回使われているガラス瓶は市の清掃センターなどを回って
スタッフが集めた廃棄ビンを再利用。
ビンの色つけも地道にやった跡が。
富士山用のブルーがとても綺麗な色でした。


光る「てつざえもん」と富士山。


もう一つのコラボは地元の幼稚園生の描いた絵を貼り付けたキャンドル。
可愛らしいよね。
言葉は悪いけれど、
こういう風に地元の子供を巻き込むと、
家族やご近所さんが作品を見ようと
足を運んでくれる可能性が高くなると思うのよね。
実際ご近所さんっぽいご高齢者の姿がちらほら見られました。

私は知り合いの子供もいないので、
どこに焦点を当ててみればいいのか戸惑いましたが
まぁ、ある程度の数が揃っているので、
全体像として楽しむことができました。


強風に煽られても消えないように
苦肉の策が講じられていました。
蓋の部分にビニールフィルムを一つづつ貼ってありました。


光る「てつざえもん」。
足元にはまだ灯されきれていないキャンドルが並んでいました。
きっと強風のせいで、開催決定がギリギリになったので、
点灯までの準備時間が足りなかったんだろうなぁ。


廃棄ビンは全部で2000個超だそうです。
それだけを集めるだけだって大変なことだと思うのです。
大きさも揃えて、きれいに洗って。
この苦労を一度きりにしないためにも
次のイベントにも再利用できるといいよね。


来場者をもっと巻き込んだら、
また面白いイベントになるだろうなあと
いろいろ考えながら。


今回は初の試み。
この先、市内の観光スポットでの開催を企画しているという噂もあります。
ぜひ地道に続けていただき、
参加型のイベントに成長してくれたらいいなと思います。


江間いちご狩りセンターも夜間特別営業中で、
いちごやジャム、お土産を購入できたり
有志が出店している軽食コーナーなどもあって
アットホームに楽しそうでした。
お土産コーナーにあった顔抜きパネル。
もちろんおきまりのレイラの一枚。
レイラはいまだ、このシステムを理解していないので、
なかなかこっちを向いてくれない。

強風は吹き荒れていたけれど、
雨は上がったし、暖かい夜だったので
レイラ共々楽しませていただきました。
そして、畑だらけの江間からの夜空の美しさも再認識しました。


2月13日(土)のつぶやき

2016-02-14 02:46:01 | 日記

すごい霧だ。
田舎の市街地まで霧の中。


雨上がりのお散歩の楽しみ。

雨の雫の中に城山さくらが咲いてるの、わかるかなぁ。 instagram.com/p/BBtXeY9CX1V/


湧水を巡って歩くと、心がスッキリします。 goo.gl/dEFAEO