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永岡洋次議員の家に押しかけた政治家たちを見て思った

2005-08-02 23:57:08 | つぶやき

永岡洋治衆議院議員の自殺をめぐっては、このニュースが出るとすぐに責任のなすりあいが始まった。

ものすごい圧力があったとか、郵政民営化法案の賛成にまわったことで批判されたなどいろいろのことが報道されている。

特に派閥の偉い人たちや重鎮の議員はいろいろ自民党の執行部をマスコミの前で批判しているようだ。

だれがどうというより、正直これじゃもう生きているのもいやになるのも仕方ないなと思った。

自ら死を選んだ人の気持ちをあれこれ憶測するのはよくないが、これでは遺書がなくてもこの人の気持ちはよく分かるような気がする。

遺書を残さなかったこともある意味国民全体に対する最大のメッセージかもしれない。

はっきり言って、「両方ともいい加減にしてくれ」ということではないか。

この人にとってみれば今自分が死ねば党にも派閥にもものすごく迷惑がかかるということはわかっていたはずである。

別に人に迷惑をかけたくて死んだわけではないだろうが、もうあなた方にはつきあってられませんので勝手にしてくださいという気持ちであったことは容易に想像できる。


なくなった当日から派閥の人たちは自宅へ押しかけ、マスコミの前でいろいろしゃべったり、棺を担いだりしたみたいだが、果たして故人がそれを喜んだかどうかは分からない。

まだ通夜などでもないのだから、政治家に関しては派閥の会長一人と幹事長が一緒に行って早々に辞去するぐらいでよいのではないか。

いろんな人が押しかけて、マスコミのインタビューに答えているが、(答えなかった人もいるが、いずれにせよ通夜や葬儀の時に行けばいいのではないか)ようするに自分たちが目立つ場にしてしまっているようで情けない。

政治とはかかわりたくないと思ってあの世へ旅たったかもしれないのに政治家が故人のプライバシーに入り込んで、自分たちの政争の具にしているようでいたたまれない。

もしかしたら「政治家なんて、あるいは世の中の人なんてみんなこういうものですよ、見てください。こんな人たちを相手にしなければならなかった私は大変でした」と故人が世間に訴えてるのかもしれないと私は思った。

生前郵政民営化に反対していたらしいが、そのことだってもしかしたら派閥と関係があったかもしれない。


それと今回あらためて思ったのは小選挙区というもののまずさである。リクルート事件や佐川事件などで政治改革がさけばれたとき、政治家に対する罰則規定は強化されず、なぜか議論は選挙制度いじりにはしってました。

小選挙区になっても政党政治はかわらないどころか、その悪い面が露骨に出ているような気がして仕方がない。

この疑問を払拭するためには自民党が果たして中村喜四郎氏の擁立を永岡議員にほのめかしたのかどうか、あるいはこれから公認して擁立するのかどうか、

できるだけ早い時期にはっきりさせてほしいいものだ。