秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

獣竜種の書 爆鎚竜 ウラガンキン

2024-03-26 20:57:05 | 獣竜種









「爆鎚竜」
ウラガンキン
Uragaan
獣竜種
竜盤目 獣脚亜目 鎚竜下目 鎚顎竜上科 ガンキン科
全長約1835.17〜2606.77cm
全高約687.8〜750.53cm
脚の大きさ約175.2〜195cm
・狩猟地
現大陸…火山、地底火山、モガの森
新大陸…龍結晶の地、導きの地
・概要、特徴
火山帯に生息する大型の獣竜種で、マグマの熱をも遮断する極めて高い耐熱性と硬度を誇る、鈍い金色をした重厚な外殻と鱗に全身を包む。
特に重要器官をマグマの熱から守る部位は耐熱殻と呼ばれ、甲殻より更に耐熱性が高い。
無数の突起が立ち並ぶ背面、黒いタールに覆われた腹側、そしてしゃくれたように突き出た下顎が最大の特徴。
体表面には貴重な鉱石が付着しており、転倒時にピッケルで燃石炭などを採掘したというハンターもいる。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/968702129836879872?s=19










・生態
岩石や鉱物を主食とし、食糧の豊富な火山地帯に生息する。
特徴的な下顎はハンマーのように岩石を砕き、食糧とする鉱物を食べるために発達した部位であり、成長と共に大きく発達していく。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1654332138597285889?s=19
更により多くの餌を確保するため、自ら砕いた鉱石を溶岩で溶かして顎に塗り込み、その重量と硬度を上乗せしていくという習性を持つ。
そのため、より大きく硬い顎を持つものほど縄張り争いや繁殖で有利な個体となる。
また、体重が非常に重いため、二本の脚で巨体を支えるために顎を重心の調整にも使っており、顎は転がる際にも重心となるため、自在に転がれるように頻繁に顎の形状を整えている。
更に、この顎はシャベルのように使って地中に潜行するのに用いられる他、外敵の排除や同種との縄張り争いにも用いられる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484717354198061058?s=19



鉱物の消化・吸収には時間が掛かり、エネルギーの吸収効率は悪い。食した岩石は腸内に生息する特殊なバクテリアによって分解されるが、この分解の過程で可燃性のガスが大量に溜まるため、下腹部の特殊な孔から定期的に排出を行う。
このガスは非常に可燃性が高い他、他の生物が吸い込むと睡眠作用があるが、ウラガンキンはその性質を本能的に理解し、ガス排出を外敵から身を守るのに利用している。
なお、ウラガンキン自身は殆ど眠らずに一日中活動できる特性を持つ。






褐色のタール(液状油)が湧く地層を寝床とし、身体中にタールが付着している。その粘度を利用して腹部や尻尾に岩石を付着させ、その上で前述の可燃性のガスを浴びせる事で爆発岩へ加工する。
爆発岩は完全に癒着してはおらず、ウラガンキンが身体を震わせれば容易に落ちてくる。
この爆発岩は通常の鉱物より消化しやすく、この事から携帯食料として利用する他、外敵への威嚇や交戦時の武器にまで応用できる優れものである。




背中に無数に伸びている突起は成長するほどに発達し、終生伸び続ける。この突起は摩擦抵抗を高めることで回転方向の調整や立ち止まるための滑り止めのグリップ役割を果たし、さらには回転して移動する際にバランスを保つのにも役立っている。
ウラガンキンは身体が重く、歩行だけでは動きが著しく鈍くなってしまうことから、この回転による移動で効率的に縄張りを徘徊するのである。
突起が伸びすぎるとうまく転がれなくなるため、頻繁に丸まって回転することで、突起をすり減らして長さを調整している。
ウラガンキンの突起の断面が平たく輝いているのは、そうした習性による摩耗が原因である。
また、その重量と巨体から繰り出される突進の破壊力から攻撃手段として回転する事もあり、万一巻き込まれれば並の人間ではひとたまりもない。
その上、身体に付着した爆発性の岩を随所に落としていくため、移動するだけでも危険かつ厄介。
ウラガンキン自身の重量から、移動後には巨大な轍のような痕跡が残される場合が多く、追跡の際には重要な手掛かりとなる。


ウラガンキンの雌雄を外見から判別することは非常に難しいが、繁殖期の短い期間だけ、 雄は輝きの強い鉱石を全身に付着させ、雌にアピールするようになる。 食した鉱石の成分がそのまま身体の硬度や見た目に影響を及ぼすため、雄は繁殖期においてより堅く綺麗な鉱石を好んで食べるようになる。
これは雄が自らがどれだけ良質の餌を集められるか、ひいては個体としての生命力を誇示する事で雌の興味を引くものと考えられている。




番となった後から出産までは、地中など他の生物が立ち入れない場所に身を隠す。
幼体時は樹木や葉などの植物を中心に食し、 成長期に入ると岩石のみを食すようになり消化時に大量のガスを発生させるようになる。
そのため、成長に伴い体外にガスを排出する孔が形成されていく。
幼体時は背中の突起が未発達のため、 凹凸や傾斜の少ない場所で回転の練習を行うが、このあたりの生態については現大陸における調査に基づく情報であり、 新大陸では未確認である。
ウラガンキンは巨体の維持のため大量に岩石を摂取することから、 縄張りへの侵入者を嫌う傾向にある。
同種同士の場合、 基本的には顎や身体の大きさで優劣を決めるが、稀に決着がつかない場合は身体をぶつけ合って争う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1772560339072127440?s=19
さらに、龍結晶の地においては本種の行動範囲と溶岩竜の縄張りが重なる部分があり、 両者共に縄張り意識が強いため、長時間牽制し合う様子も頻繁に見られる。
・食性
鉱物食。爆発性を持つ鉱物、特に地脈エネルギーが豊富なものを好んで食べる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484722778972438531?s=19
幼体の頃は樹木や葉を食べ、成長に従って鉱物を食べるようになる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1627287754806800384?s=19







・危険度、戦闘能力
縄張りへ侵入した外敵を発見すると咆哮して威嚇し、顎で地面を数回叩いてその威力を主張する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484723806035795968?s=19
それでも相手が退かなければ、積極的な排撃を開始する。
巨大な下顎は戦闘においては前面からの攻撃を弾き返す盾であると同時に、あらゆる物を叩き潰してしまう凶器となる。
大きく仰け反り、その体勢から勢いよく振り下ろされる顎の一撃は強烈無比であり、直撃せずとも広範囲に衝撃を走らせ、ハンターの身動きを一時的に封じるほどの震動を発生させる。
この振動は複数頭が立て続けに起こすことで地響きをも発生させ、これは火の国では地の怒りとして恐れられている。
この衝撃によって周囲にばらまいた火薬岩を起爆させ、外敵の排除に利用する習性こそ、本種が「爆鎚竜」とも呼ばれる所以である。



巨体を丸め、転がって繰り出される突進の威力も凄まじく、圧倒的な重量を誇る爆鎚竜に激突されれば、並大抵のものは原形を保ってはいられない。
回転運動を得意とするウラガンキンだが、一部の地域に生息する個体には「闘争時に地形を最大限に利用する」 という特徴が見受けられた。 https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1772563408946385171?s=19
狩猟に赴いたハンターからの報告によると、 壁を利用して縦横無尽に転がりまわり翻弄してきたという。壁を使って回転速度を上げてきた、 壁を登って飛び上がり頭上から押し潰そうとしてきた、という報告も相次いでいる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1624653242142724096?s=19
体重が重い事から二足歩行での動作は比較的緩慢だが、意外にも自分の体高を超える高さの段差を跳躍して登る脚力を持つ。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484724266079715328?s=19



また、接近してくる相手には睡眠ガスを噴出して攻撃してくる事もある。特に、興奮して体温が上がっていると黒い息を吐くようになり、その際はガスが排出された瞬間に引火して爆発する事もあるため危険。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1624647619598503937?s=19
これらの戦闘能力から、危険度は大型飛竜に匹敵するとされる。







・利用
ウラガンキンから得られる素材はどれもが非常に重厚であり、とてつもない硬度を誇る。
鈍い金色の光沢を放つ重厚な外殻は加工時の練磨により、その輝きは一層眩さを増す。
これ等を利用した武具も極めて頑強であり、防具として着込めば城塞の如き鉄壁の防御力を発揮する。
超重量の鎧は武器の破壊力を上乗せし、ガードの性能や強化にまで影響を及ぼす堅牢堅固な性能が魅力で、溶岩の熱を遮断する耐熱性と圧倒的な強度を誇る反面、 非常に重量があるため扱いは難しい。
またこの防具はとても計算された作りをしており、 各部位がぴったり合わさるよう緻密に設計されている。 無骨に見えるが、 職人の技術が詰まった逸品。
切れ味よりも圧倒的な硬度と重量を活かした一撃に主眼を置いて設計された武器類は岩石をも容易く粉砕する威力を持ち、含有する鉱石が摩擦により微量の熱を発する。
また、骨髄には薬効が認められるとして研究がなされている他、ガスの催眠性を利用した研究も進められ、モガの村ではガス袋が希少特産品として流通することがあ
・ソース
MH3G
MHXX
復刻ハンター大全
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集
モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話
https://www.4gamer.net/games/074/G007404/20091005037/?s=09



獣竜種の書 尾斧竜 ドボルベルク亜種

2024-03-25 22:01:28 | 獣竜種




「尾斧竜」

ドボルベルク亜種
Rust Duramboros
獣竜種
竜盤目 獣脚亜目 尾鎚竜上科 ドボルベルク科
全長約2116.05〜2784.27cm
全高約765.94cm
脚の大きさ約151cm
・狩猟地
砂原
・概要、特徴
乾燥地帯に生息している、尾槌竜ドボルベルクの亜種。
乾燥地帯に適応、生息するため外殻は赤銅色をしており、獲物の怨念を纏うかのような色彩は戦う者に恐れを抱かせる。
外殻と同じ赤銅色の苔甲は怪しい力を持つように相手の攻撃力を滅するという。
ドボルベルク亜種は一部ハンターの間で体色の違う個体が存在するのではと噂されており、多くの場合はそうした違いは生息地域の環境や食性等の影響が大きいとされているが、本当に実在するかどうかは現時点では不明である。
通常種との最大の違いは尻尾の甲殻の形状であり、尾の先端が両刃の大斧のような形状に発達している事から、「尾斧竜」とも呼ばれる。
・生態
砂原の環境に適応しており、乾燥した環境下でも長時間活動できる。
通常種同様草食性で、砂原の立ち枯れた木を食す。
通常種同様縄張り意識が強いが、弱るとすぐさま地中へ撤退、休眠しようとするなど危機回避能力が高い面もある









・危険度、戦闘能力
非常に高い戦闘力と危険性から一部の認められたハンターにのみ狩猟が許可されているが、その巨体から繰り出される強烈な突進や尻尾の攻撃の数々に恐れをなして逃げ帰る者も多く、不用意に近づけば、突進や尻尾の一撃によって周囲の土砂諸共外敵を吹き飛ばし砂塗れにしてしまう。




・利用
尾斧竜の砂塵に晒された甲皮を素材とする防具は恐ろしく堅牢であり、岩石が当たっても砂のように砕け散り、地に根が生えたような安定感を持つ。更に武器を振るえば戦斧のような激しい一撃を繰り出せるとされ、攻防ともに優れた逸品として評価される。
尾斧竜の頑強な甲殻で拵えた武器は武骨ながら森羅万象を一掃する斬撃を繰り出し、岩壁も一突きすれば亀裂が生じ、二突き目には崩れ去るという。
それらの武器は山を削り、地を砕くが如くに飛竜を屠るとして評価されている
・ソース
MH3G
ハンター大全4


獣竜種の書 尾槌竜 ドボルベルク

2024-03-25 19:18:13 | 獣竜種










「尾槌竜」
ドボルベルク
Duramboros
獣竜種
竜盤目 獣脚亜目 尾鎚竜上科 ドボルベルク科
全長約1834.10〜2605.25cm
・狩猟地
水没林、渓流、密林、孤島、モガの森、沼地
・概要、特徴
水資源の豊富な森林地帯を中心に生息する大型の獣竜種。
獣竜種の中でも特に大型の種であり、身体の大部分は苔やキノコが生えた分厚い甲殻に覆われ、背中には固形の脂肪を栄養として蓄えた大きなコブが、頭部には湾曲した大きな角を持つのが特徴。




この角は頭蓋骨から伸びたものが表皮から飛び出し、それを硬い外皮が覆うことで形成されている。
茶色い鱗が集まることで厚みによる頑強さとしなやかさを両立した甲殻の表皮は凹凸が多く、苔やキノコなどを付着させやすくなっている。


元々の巨体も相まって、その容姿は小山が動いているかのよう。
渓流で休息中の本種を本当に小山と勘違いしたという報告が出た事例すらある。
前脚は小さく退化しているが、これは体を起こす時に使う他、バランサーとしての役割もあると考えられている。






最大の特徴は、切断がまず不可能なほど長太く発達した、鈍器のような尻尾である。

尻尾の上部は尾骨を中心に常に生え代わりを繰り返す分厚い甲殻に覆われており、尻尾下部は骨の塊となっている。
そして実際にこの尻尾を鈍器のように振り回す事から「尾槌竜」とも呼ばれる。

理論上、尻尾は甲殻を剥がすように破壊することができ、ドボルベルクが完全に動きを止める瞬間があれば、破壊した甲殻の隙間にピッケルを振り下ろして素材を得ることができるかもしれない。しかし、この尻尾を最大の武器とするドボルベルクの背後に立ち、破壊すること自体困難を極めるだろう。
・生態
他に類を見ない形状に発達した尻尾や角は食糧となる樹木を打ち倒すために進化したものと考えられている。
主食である朽木から得られるカロリーは非常に少なく、それでいて巨体を維持するために食事量は膨大なため、餌が豊富な環境に広大な縄張りを作る。
温暖な環境に生息するのは食糧が豊富に得られることの他に、体温の維持にエネルギーを割く必要が無いためであるとされる。
そのため寒さには弱く、気温が下がる冬は地中に潜り冬眠するが、この時はコブに蓄えた脂肪を分解してエネルギーを得る。
比較的安定して摂取できる植物を主食としているため栄養を蓄える必要はあまりないと考えられるが、前述の緊急時の栄養補給のためや、冬眠する場合の冬場を越えるだけの栄養源確保を効率良く行うために必要と考えられている。


身体に生えるキノコやコケは保温、保湿、緩衝のために身につけているとされるが、非常食としての面もある。
また、オスにとってはこの苔やキノコの種類の多さがその土地への適応力を示すステータスでもあるようである。




角は非常に頑強だが、脳に直結しているために根元から折れると致命的なダメージを受けて絶命してしまうとされる。
そのため同族間での争いの際にも角を直接ぶつけ合うようなことはせず、角で地面をえぐって土をかけることにより相手の戦意を削ごうとする。
この角は力強さの象徴であり、メスの個体へのアピールとしての役割がある。
また、長距離を移動する時などはこの角を使って地面を掘り、地中を潜行することもある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484423304622460929?s=19
卵生で、産まれた直後の全長は1〜2mほど。幼体はメスを中心とした群れに守られて生活する。





産まれた頃の尻尾は歪な形状をしているものの、成長と共に幾度となく地面に叩き付けられる事で徐々に形を球形に整えていくという。
腸内で木を分解できるようになるまでは、落ちている実やキノコ、成体の排泄物などから栄養を摂取する。
ある程度育つとオスは群れから離れ、単独で旅に出る。ユクモ村近辺で確認されるのはこのオスとされる。
・食性
草食性。
主食である倒木や立ち枯れた木を見た目や匂いで見分け、立ち枯れたものは尻尾で打ち倒して食べる。
特にタンパク源となる昆虫が巣食う朽木を好み、捕食した昆虫に含まれる酵素を吸収することで植物の消化を助けている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484353983279861760?s=19
胃は4つあり、反芻することで効率的に消化、吸収を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1633044548061642752?s=19





・危険度、戦闘能力
草食性で攻撃性は低いが縄張り意識は強く、近付く者に対しては積極的に排除を試みるうえ、 一度暴れ出せば河川を氾濫させてしまうほどの被害を齎し、ギルドでは危険性の高いモンスターとして認識している。
縄張りの侵入者に対してはまず咆哮による威嚇を行い、それでも相手が退かない場合は尻尾を武器として振るい始める。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484357024930418691?s=19


尾甲が幾重にも折り重なって形成された先端部は凄まじい重量があり、打ち下ろす度に大地を砕き割るほどの威力を持つ。





特に後脚を軸に身体を回転させ、遠心力によって伸長した尻尾で周囲を薙ぎ倒す『大回転攻撃』はドボルベルクを代表する大技であり、その尻尾の届く範囲は瞬く間に竜巻が通り過ぎたかのような荒地と化す。
その攻撃は甲殻の刃が裂き、尾骨が粉砕する斬打一体の一撃を成す。



さらにはこの大回転や尻尾を振り抜く際の遠心力を利用する事で自らの巨体を投げ飛ばすようにして宙を舞い、外敵を叩き潰す技を持つ。
ドボルベルクの巨体が宙を舞う様は圧巻であるが、まともに喰らえば到底意識を正常に保つことはできない。




興奮すると背中のコブに蓄えたの脂肪を急速に燃焼させてエネルギーを補給し、その巨体に見合わない激しい動きで怒涛の猛攻を仕掛けてくる。
その際は急速に脂肪を燃焼することでコブから蒸気が吹き上がると共に汗のようなものを出して体温を下げる様子が見られ、それによって興奮状態のドボルベルクを見分けるのは容易。
獣竜種の中でも屈指の巨体とタフネスを持ち、ギルドでは危険度を轟竜や角竜に匹敵するものとしている。





・利用
甲殻には稀に「ドボルトリュフ」と呼ばれる美味なキノコが生える事があり、大変希少な食材としてモガの村では特産品として扱われている。
また、背中のコブも濃厚な旨味が凝縮されており、こちらも食材としての需要がある。
また、コブは脂肪のついた厚皮を加工することで丈夫でしなやかな武具素材にもなる。
並のモンスターでは傷つけることもできない程の、桁違いの頑丈さを誇る甲殻を用いた装備はその重量に見合った力を必要とし、並の人間では歩くことはおろか立ち上がることすら不可能であり、屈強な狩人のみが扱うことができる。
その設計も装備の重量に耐えうる高い筋力を前提に設計されており、頑強さを追求した職人技哲学の結晶とされる。
ドボルベルクの中でも特に危険な個体から手に入る貴重な素材を利用して作られた防具は肩や頭部にドボルベルクの角をあしらわれ、力強さと攻撃性を表している。
また胴や腰に大きなリベット状のパーツが付いたり、防具の至る所にも小さなリベット状のパーツが付けられていて特徴的である
巨木をなぎ倒すドボルベルクの精神が宿るためか、この防具を身に着けたものは驚異的な破壊の力を得るという。
頑強なコブの甲殻を代表とするドボルベルクの素材全身を固めているため、 身を守ることに必要十分な能力があることは言うまでも無いだろう。
ドボルベルクの素材を用いた武器は、 角やコブ、 尾といった素材を活かしたものが目立つ。また、片手剣とランスのように盾を備えている武器では、 ドボルベルク譲りの打たれ強さを得られる作りとなっている。
・ソース
MH3G
MHXX
モンスターハンターポータブル3rd モンスター生態図鑑 Ⅲ ドボルベルク
https://s.famitsu.com/news/201108/08048146.html?s=09



獣竜種の書 氷砕竜 ボルボロス亜種

2024-03-24 21:37:08 | 獣竜種






「氷砕竜」

ボルボロス亜種
Jade Barroth
獣竜種
竜盤目 獣脚亜目 冠頭竜上科 ボルボロス科
全長約1294.16〜1758.38cm
・狩猟地
凍土
・概要、特徴
凍土に生息する土砂竜ボルボロスの亜種。
鮮やかな翡翠色の外殻と、通常種のそれよりも肥大化し、より頑強に発達した頭部を持ち、それを氷に叩きつけるように振り下ろす事から、ギルドでは「氷砕竜」と呼んでいる。





・生態
通常種が泥を身に纏うのと同様に身体から分泌する粘液で氷雪を纏う習性を持ち、雪の積もった場所で雪を浴びる事で身体に付着させる。
これによって外殻は氷漬けの状態になっており、ただでさえ高い硬度を更に増している。
強い個体ほどより低温の地域に縄張りを持とうとする習性があり、特に強力な個体から得られた素材は触れただけで凍傷を負いそうなほどの極低温にまで冷却されている。
・食性
昆虫食。
ブナハブラの巣を突進で破壊して捕食する様子が確認されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1723282953139355687?s=19





・危険度、戦闘能力
全身から雪や氷の塊を振り飛ばして威嚇や攻撃を行う。
雪塊を撒き散らし、雪原を爆走する様は雪崩の如き勢いで、その攻撃に巻き込まれれば重傷は免れない。
粘液によって氷砕竜が纏う雪は溶けにくい性質を得ており、飛ばされた雪塊は浴びれば体が瞬時に凍りつき、動きが制限されてしまう。
通常種と同じく頭突きや突進を得意とするが、通常種以上に突進の練度は高く、非常に長い距離を突進し続ける他、急カーブを加えて敵を追撃する事すらある。
また、頭殻をシャベルのように使い、外敵へ向けて雪や氷の塊を打ち出すという戦法を取る事もある。




・利用
通常種と同様に尻尾の肉は食材として利用でき、氷漬けにされた肉は熟成され、更に旨味が増した極上の珍味であるという。
氷を纏った甲殻は高い強度を誇るが、特に頭殻や背甲は剥ぎ取るのが困難であり、高値で取引される。
・ソース
MH3G


獣竜種の書 土砂竜 ボルボロス

2024-03-24 20:40:33 | 獣竜種









「土砂竜」
ボルボロス
Barroth
獣竜種
竜盤目 獣脚亜目 冠頭竜上科 ボルボロス科
全長約1230.93〜1728.83cm
全高約473.6〜547.44cm
脚の大きさ約164.3〜193cm
・狩猟地
現大陸…砂原、旧砂漠、砂漠、モガの森
新大陸…大蟻塚の荒地





・概要、特徴
主に乾燥地帯に生息する、冠のような形状に発達した頭殻が特徴の獣竜種。
獣竜種の中では最も小柄な体躯だが、発達した脚力と生半可な武器ではとても太刀打ちできないほど堅牢な甲殻により見た目以上のパワーとスピードを兼ね備える。
特徴的な頭部は非常に堅く、斬撃で破壊する事は不可能なほど。
前脚の鍬のような爪は極めて硬く、地面や泥沼を容易に掘り返す事ができ、特に屈強な個体のそれは硬い岩盤をも掘り進む事が可能なほど硬く鋭い。
足は泥濘に沈みにくい接地面の広い幅広の形をしており、後述の食性からか口内には牙を持たない。







・生態
泥と密接にかかわった生態を持つ事から「土砂竜」とも呼ばれる。
大きな泥沼を中心に縄張りを作り、休眠時は頭まですっぽり泥に埋まっている。
冠状の頭殻の上部にある穴は鼻孔であり、泥の中からでも多くの外気を取り入れられるよう多数の孔を持つよう進化した。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484010441349074945?s=19
泥を浴びたり潜る理由については強い日差しと乾燥から身を守るためで、天敵から身を潜めたり、寄生虫や吸血性の虫などから身を守るためでもある。
特に日差しの強い日は泥沼の中に潜水して鼻孔だけを出し、じっとしている。






全身を覆う外殻には何種類もの泥が重なっており、見た目以上に重厚かつ堅牢。
この泥は付着と乾燥を繰り返すことで重層を成したもので、崩れることで衝撃を逃し、本来の弱点である火や熱によるダメージをも遮断する効果を持つ。
泥を引き剥がすにあたっては水属性の攻撃で洗い流すことが有効だが、泥沼に棲むボルボロス自身は水に対して高い耐性を持つ。


縄張りの沼地を巡りながら身体に泥を纏い直す習性を持ち、戦闘中であっても身を守る鎧である泥を落とされる事は極度に嫌い、落ちたそばから泥沼で体に泥を塗り直す事もある
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484006046477684736?s=19



興奮すると煙のような蒸気性の息を噴出するが、これはボルボロスの高い体温を示し、泥沼を転がったり爪で練りこんだ泥をつけたりするのは体温を下げる目的もあるらしい。
突進攻撃の際には特に強く息を吹き出し、独特な音が発せられることから、ベテランのハンターはこれを回避の合図としているという。


稀にモガの森での出現も確認されているが、調査の結果これは干ばつから逃れた個体や避暑目的で訪れた個体である事が判明している。
しかし、満足に泥を纏う事が出来ないためか、活動は乾燥の心配が少ない夜に限られるようだ。
泥沼を生命線とする生態から極めて縄張り意識が強く、テリトリーを荒らされる事を極度に嫌う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1771843763335209053?s=19
巡回中に外敵を確認すればすぐさま猛然と襲い掛かる獰猛さを持ち、自らの縄張りを荒らすものはたとえ格上のモンスターであっても物怖じすることなく、体格において己を上回る角竜に対しても一歩も引かず、発達した脚力による俊敏性を武器に果敢に戦いを挑む。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1512215178158301185?s=19
また、新大陸に於いては自らと同じく泥沼を住処とする泥魚竜ジュラトドスの存在を認めると普段にも増して積極的に攻撃を仕掛け、激しく争う姿が目撃されている。
報告によれば両者の実力はほぼ伯仲しているらしく、縄張り争いは痛み分けに終わることが多い。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/918478482509664256?s=19





巨大な頭殻は異性へのアピールポイントでもあるらしく、付着する泥の手入れを欠かさないほか、鼻孔に詰まった汚れを除去するために地面に頭部を擦りつける習性もあり、この行動には他にも成長した頭殻の重量や重心を調節しているという説もある。
また、長距離を移動する際にはこの頭殻と爪を使って地面を掘り進む事もある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1743866610920857662?s=19





自らの縄張りと定める場所の岩肌に泥を塗りつけながら沼地、乾燥地帯、蟻塚付近と沼地を支点に広範囲を巡回する習性を持つ。
広い縄張りを持つ事が繁殖期の雌に対するアピールになるらしく、現大陸では雄同士が頭突きをし合い、縄張りを争う姿がよく目撃される。

https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484005369365995524?t=-UeOUzslwISf4lHqyo_xFQ&s=19



乾季などの影響により沼地が狭まると雄同士の闘争も激化するが、頭部を激しくぶつけ合うため、個体によっては頭殻の破損とともに命を落とすことも少なくない。

そうした熾烈な争いを制してライバルを追い出し、沼地を確保できた雄のみが雌を迎え入れ、交尾を行う。
多くの場合は1頭の雄に対して1頭の雌を迎えるが、稀に大きな沼地を確保できた雄の場合、複数の雌を迎え入れていたという報告もある。
ただし、新大陸においてはボルボロス同士の縄張り争いが確認されておらず、生態に変化が生じている可能性も否めない。
しかし、気管があることも含め、頭部はボルボロスにとって非常に重要な部位であるため、身体の中でも最も堅い甲殻に守られており、日頃から調整を欠かさない点については変わりがない。









なお頭部は雄の方がやや大きいが、狩場で見ただけで雌雄が判別できるほどの差ではない。雄の縄張りに迎え入れられた雌は泥を高く積み上げて塚を作り、10個〜20個ほどの卵を産み付ける。その間、雄は縄張りを警戒し、雌と卵を守るというように役割を分担して子育てを行う。
卵は地熱によって数ヶ月で孵化し、幼体はある程度成長するまで親の縄張りで過ごし、泥の中にいる虫などを食べて成長する。
子供は生まれた時から親と似た姿をしており、幼少の頃から粘度の高い泥沼で生活を送る事で脚力が自然と鍛えられ、頭殻も成長に伴って強度を増していく。
そしてある程度成長すると泥沼から出て蟻塚を破壊し、そこに棲む昆虫を一気に捕食するようになる。
このように泥沼に特化・極限まで適応した生態から、過敏とも思えるほど激高しやすいボルボロスの反応の多くは繁殖地を守るためともいわれる。


・食性
昆虫食。
蟻塚を破壊してオルタロスやハコビアリを捕食する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484002299278098434?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491603857679400962?s=19










・危険度、戦闘能力
外敵が近付いた場合は泥から飛び出して咆哮し、身体に纏う泥のつぶてをぶつけて威嚇、相手を近寄らせない。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484008668907458560?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1484008948692754436?s=19
強い粘性を持つ泥を利用することで視界を奪って対象の動きを制限し、必要とあれば得意の突進で仕留めにかかる。
泥はその量と粘度によって人一人の動きを容易く拘束するほどで、乾熱自在の泥をつぶてや絡め取るトリモチとして扱うなど力一辺倒の振る舞いではない。






縄張りに踏み込む相手には片っ端から積極的な排撃に移り、猪突猛進の勢いで襲い掛かる。
とりわけ発達した脚力から生み出されるスピードと瞬発力、そして桁外れの強度を誇る頭殻の全てを最大限に生かした突進は想像以上に強力で、まともに激突すれば歴戦のハンターでも怪我は免れない威力を誇る。
突進や泥掛けの他にも頭殻を戦鎚の如く地面に振り下ろして土砂もろとも敵を吹き飛ばすなど豪快な攻撃方法をとるが、縄張りとする泥沼に近づかなければ攻撃される事はないため、危険度は並の大型モンスターと中型モンスターの中間程度とされる。









・利用
身体に纏う泥は泥沼に棲む種々の虫の体液により肥沃に醸され、痩せた土地を回復させる効能を持つため畑の肥料として用いられる他、保湿性の高さから高級泥パックとしての需要もあり、様々な方面から重宝されている。
岩の塊のようなボルボロスの肉を誰が食べようと思ったのかは謎だが、尻尾の肉は珍味という噂がある。
一方、肝は臭みが強いため、人間にはあまり好まれない。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1583328098237366272?t=bTRpv9m9G_lCbJVFotMcag&s=19
ボルボロスの素材を用いた装備は頑強な素材から並外れた強度を誇り、竜の全力をもってしても傷一つ付けることが適わず、そのあまりの硬さから防具一つの加工にも数ヶ月を要する。
強固な甲殻を繋ぎ合わせ、甲冑のように仕上げた防具は土砂竜の体表がイメージされ、それを纏った姿はさながら要塞であり、徹底した水分の排除により雷に対する抵抗力も得た。
しかし、その堅牢さとは裏腹に柔軟性や動きやすさも兼ね備えており、ガンナー用も設計思想をとことん追求した逸品として知られる。
デザイン面では女性用防具は戦乙女のような装いから人気も高い

これらの装備は上半身をほぼ覆うように設計された剣士の胴鎧と対照的に、腰と脚部は装着者の俊敏性を損なわないよう装着面積は最小限に抑えられている。 しかも、防御面の不安を拭うのと耐久性を高めるため、腰と脚部パーツには肥沃なドロを塗り込むことで解消。モンスターの習性と特性を技術者がよく理解していることがうかがえる。
重量のあるボルボロスの甲殻は、それを丸ごと武具パーツとして使用するには、装着者に負担がかかりすぎる。 そこで素材を縞のようにあしらい、 軽量化と補強効果の両立を可能にした。 これぞ技術者の工夫とアイデアの賜物であろう。

ボルボロスの素材を交えた武器には大地を抉りとらんとするほどの無骨な力強さが備わる。
能力を覚醒させられれば、獲物の行動を封じるほどの衝撃を生み出す
・ソース
MH3G
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全
ハンター大全4
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集
https://www.4gamer.net/games/074/G007404/20090831036/?s=09
https://www.famitsu.com/blog/otsuka/2009/08/mh33009.html?s=09