秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

海竜種 人魚竜 イソネミクニ

2024-03-05 21:18:14 | 海竜種








「人魚竜」
イソネミクニ
Somnacanth
海竜種
海竜目 海竜亜目 人魚竜下目 イソネミクニ科
全長約1359.59〜1931.25cm
全高約617.27cm
・狩猟地
水没林、寒冷群島、溶岩洞など



・概要、特徴
滑らかな線を描く山吹色の鱗に覆われた細長い身体、夜の海を思わせる淡い紫色の髪ヒレが美しい大型の海竜種。
水棲傾向が強く、全身に発達したヒレを備えている他、甲殻も水を切って泳ぐのに適した鋭利な形状をしており、眼も魚竜種のように厚い瞬膜のような鱗に覆われている。
華奢で美しい体躯ながら甲殻は触れば切れる鋭さ、髪ヒレには多数の棘がびっしりと生え、人が抱きしめられようものなら全身を切り刻まれた骸となって水面に浮かぶという。
山吹色の鱗は水分を帯びることで艶やかさを増す性質を持ち、艶麗な髪ヒレは外敵と対峙すると大きく展開される。



興奮時には髪ヒレの赤みが増し、まだら模様が浮かんで見えるが、この模様は海底に葬った者の魂という噂もある。髪ヒレは人魚竜の感情によって硬度が変化する他、抜け落ちた棘はすぐに生えてくる。






・生態
餌となる魚介類が豊富な海域に生息し、特に寒冷群島の冷たい海を好む。
同地では同じく水場に生息するヨツミワドウと縄張りを巡って争う事もある。
尻尾で直立することができ、月明かりにその後ろ姿を見た旅人が磯に女性が佇んでいるのかと見間違えた逸話から、「人魚竜」の異名が付いた。
その名に違わず発達した全身のヒレを使い、水中を優雅に、そして自在に泳ぎ回る高い遊泳能力を有する。






水中では仰向けに遊泳し、魚などを捕食しながら好物の貝を探す。
大きな鉤爪で砂の中の貝を探り当てると、海面に仰向けの状態に持ち、手のひらの硬い甲殻を使って叩き割って食す。

鉤爪は身繕いにも用いられ、髪ヒレを梳くように用いる様子も観察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1602264413033369600?t=3zVxcFO46o-wv3mRVUuvWA&s=19
甲高い鳴き声の他に甘くすすり泣くような声を出すことがあり、この響きを遠くに聞いた調査員が人魚の声は悲運を招くという伝説と重ねて「黄泉の歌姫」と形容している。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491966968353550339?s=19
その鳴き声は鳴いているというより「歌っている」と表現するに相応しく、
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491967287456272389?s=19
地域ごとに異なる曲調であることが観察記録から判明している。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491967562187378689?s=19
しかし、そのような神秘的で妖艶な印象とは真逆の獰猛な性格をしており、縄張りで遭遇した者には容赦のない攻撃を仕掛ける。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491959341930344449?s=19
陸上では伏せて腹這うが、縄張りに入り込んだ外敵を発見すると蜷局を巻いて全身を起こす。そして首筋のエラや尻尾の付け根から眠り粉を振りまき、昏倒させて喰らう。







薄暗い洞穴でイソネミクニと遭遇した記録によれば、口腔や首筋、尾の付け根にある無数のエラが蒼白く光っていたという。
その正体はイソネミクニの睡眠作用のある分泌液に反応した、高濃度のバクテリアによる光である。
イソネミクニが好んで捕食する大型の二枚貝には睡眠性の物質が含まれており、これが体内に蓄積・分泌され、微生物と反応して粉末状になったものが発光しているのである。



この体内に溜めている睡眠作用のある粉は乙女の涙のよう、とうたわれ、これをエラから霧のように勢いよく排出し、獲物の粘膜に触れさせ昏倒させる。
水辺に集まるモンスターとの縄張り争いでは、眠り粉で相手を眠らせてその隙に泳ぎ去った、貝を叩き割って強烈な閃光を放ったと思ったら姿を消したといった目撃例もある。
相手が強いモンスターであったり、いま争うのは不利とみると、逃走を選ぶ知恵も併せ持っているようだ。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491965036394270721?s=19



・食性
肉食性。
二枚貝類を主要な餌としており、硬い鱗で覆われた腹部に貝を叩きつけ、殻を割って中身を食べる。
二枚貝類以外では魚類を捕食する様子が確認されており、サシミウオを好んで捕食する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1597142327763795968?s=19
・危険度、戦闘能力
外敵と対峙すると甲高い鳴き声を上げて威嚇行動をとる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491961332890882049?s=19





髪ヒレは大きく振り回して周囲の敵を薙ぎ倒したり、首を振るい髪ヒレの一部を矢のように投擲する。
この髪ヒレの矢を受けると気絶してしまう可能性が高く、睡眠性の息吹同様に危険度が高い。
前脚には鋭利な鉤爪や刃物のように薄く鋭いヒレをもち、接近戦においてはこれで外敵を引き裂く。







また、強靭な尾で飛び上がったり身体をくねらせて高速で泳いで突進を仕掛けることもある。
しかし、イソネミクニ最大の武器は、前述の「眠り粉である。

外敵に向けてこの眠り粉が大量に含まれたブレスを放ち、動きを鈍らせた隙に強烈な一撃を叩きこんで仕留める戦法を得意とする。





眠り粉は自身を中心に環状に放つ、相手の周囲を仰向けで泳ぎ周りながら振り撒く、周囲を薙ぎ払うように吐き出すなど様々なバリエーションで用いてくるが、いずれも振り撒く範囲は広く、外敵を逃さず昏倒させて深海のように深い眠りへ誘う。

また、餌とする貝類を攻撃に利用することもあり、衝撃に反応して強烈な閃光を放つものや、爆発性を持つものを取り出して使う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491965954170896388?s=19

戦闘で傷つくと回復効果のある二枚貝を割って傷を癒すこともある。
これらの多彩な戦法から、ギルドでは危険度を飛雷竜と同程度としている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491964206194692099?s=19






・利用
イソネミクニから得られる甲殻はその鋭利な形状から、その特性を活かして防具に加工することで攻撃を仕掛けた側も傷を負うような危険さが魅力の逸品となる。
そうした装備は青白い発光が隙間から覗く面妖さが古の占い師を思わせ、この装備を身に着けた者と対峙すると心を見透かされたような感覚に陥ると噂されている。
また、水の抵抗を受けにくい流線形の鱗から美しい輪郭と色合いが特徴で、この人魚竜の素材を追い求めるあまり深海を彷徨うハンターも少なくないという。
他にも、鉤爪は武具だけでなく農具などにも利用される。
人魚竜の素材を用いた武器はその情念を宿すとされ、獲物に付けた傷口に眠気を誘う眠り粉を擦り付け、覚めない悪夢へ誘うという。
・ソース
MHR:S
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集