秋津蛉のモンスターリスト

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海竜種の書 焔狐竜 タマミツネ希少種

2024-03-10 20:20:28 | 海竜種
















「焔狐竜」
タマミツネ希少種
Violet Mizutsune
海竜種
海竜目 海獣竜亜目 泡狐竜下目 タマミツネ科
全長約1740.49〜2290.12cm
全高約520.23cm


・狩猟地
獄泉郷、塔
・概要、特徴
近年発見された、泡狐竜タマミツネ希少種とされる個体。
亜種の存在が未確認の状況で発見された個体が希少種として登録された、きわめて異例なケースである。
かつては温泉行楽地として栄えた秘境の地、獄泉郷で初めてその存在が確認され、タマミツネを研究対象とする学者でも最近までその存在を確認することはできなかったという。
全身は光沢のある薄灰色の鱗に覆われ、体毛は鮮やかな菫色だった通常種とは異なり、後述の特殊な滑液の影響か胴体のものは灰色に、尻尾のものは暗い藍色に染まっている他、頭部や背中に生える錦ヒレは紫と青白い紺色が入り混じった色合いとなっている
また、目の色は赤みの強い橙色、錦ヒレの紋様も眼状紋のようなおどろおどろしいものとなっているなど、妖艶で華やかな雰囲気を纏う通常種と比較して不気味で妖しげな印象の姿をしている。





タマミツネ種特有の体色変化は、興奮時はヒレの色が中央を中心に薄紫、端に向かうに従って濃い青紫色のグラデーションに鮮やかに発色し、妖艶さと不気味さが増す。
反面、疲労すると全体的に色が薄くなり、非常に地味な印象となる。






・危険度、戦闘能力
普段は飄々とした動きで余裕を見せるが、外敵や獲物を本気で排除すると決めればその身は白い焔を纏い、苛烈な動きで標的を追い詰める。
タマミツネ種の特徴である華麗で軽やかな動きはそのままに、相対する外敵を翻弄し一切の攻撃を寄せ付けない。
後述の特殊な性質を持つ滑液によって相手の退路を断つ戦法は、優雅かつ確実に相手の退路を断ち、追い詰める。
タマミツネ希少種が振り撒く泡には可燃性のガスが詰まっており、それ自体が爆発するほか本体が白焔を纏えば次々に誘爆し、 周辺一帯を炎の海へと変える。
その生態からギルドでは「焔狐竜」と称した。








分泌する油液は非常に引火性が高く、タマミツネ希少種が滑走するなど僅かな摩擦でも白焔を上げる危険なものだが、その影響を最小限にする鍵が全身を覆う鱗で、きめ細やかな溝に油が走り、ひび割れた荒地や岩肌の地面の上でも大地を泳ぐかのように移動する。





その油液の影響によって吐き出される高圧の水流ブレスは発火性のブレスとなって攻撃対象を吹き飛ばし、泡はタマミツネ希少種が泡を纏って叩きつける、地面に触れるなどして衝撃が加わると瞬時に爆裂して外敵を燃やし尽くす。




泡のコントロールも通常種以上に卓越しており、周囲に撒き散らした泡が泡の周囲で発生した爆発の勢いによってハンター目掛けて燃え盛りながら飛んできた、という恐るべき報告も存在する。










これらの可燃性の泡や滑液を用いた多彩な攻撃でも外敵が引かない場合、タマミツネ希少種は体毛を擦り合わせることで摩擦を起こし、咆哮とともに無数の泡によって青白い炎の爆発を起こして油を燃やすことで、全身に蒼い焔を纏った「白焔状態」へと移行する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1582357948655108096?s=19
この形態では頭部や尻尾などに蒼い焔を纏い、油液やガスを含んだ泡を用いた攻撃が一層苛烈に、そして巧みとなる正に「妖艶なる舞」に相応しい動きを見せる。











特に大規模な爆発を引き起こす前脚に焔を纏って叩きつける攻撃、そして炎を纏った状態で繰り出される噛み付きは凄まじい威力を誇る。
可燃性ガスの熱量も更に増し、その影響によって滑液を分泌しながら滑りゆくだけで滑液が巨大な火柱を上げて爆ぜるようになる。
その後も滑液は炎上し続けるため、一帯は瞬く間に焔の海に包まれるという地獄絵図へと変貌する。
更に全身に焔を纏って時間が経過した場合、タマミツネ希少種は燃える滑液の極致とも言える大技を放つ。










何度も跳び回って作り出した巨大な泡を満月の如く宙に漂わせ、自身は更に蒼い焔を纏って激しく、そして華麗な動きで外敵に襲い掛かる。
そして、時が満ちればタマミツネ希少種は外敵の周囲を旋回、青白い泡の大竜巻に外敵を閉じ込め、静かに降り来る大泡によって外敵を骨の髄まで焼き尽くすという。

反面、焔の大泡のコントロールは繊細なものでもあるらしく、展開中に本種が怯んで纏った炎を吹き飛ばされてしまった際には焔の大泡が落下して自らに直撃し、大爆発に巻き込まれて痛手を受けたという報告も存在する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1577968295525126144?s=19





・利用
タマミツネ希少種の体毛は擦り合わせることで油を燃やし、 その身に白焔を纏わせる着火性の高い危険な素材であるが、鈴蘭色の美しさから、それだけで鑑賞性の高い芸術品となる。
タマミツネ希少種から得られる素材を用いた装備は星読みの力を持つ光と影の調和をもたらした者の装衣を模しており、また武器は妖や悪鬼の類を滅する破魔の力で邪を焼き祓うと伝えられている。
また、タマミツネ希少種の体液は通常種の持つ体液の数百倍という濃度を誇り、薬剤の原料としても最上級の逸品として扱われるが、逆に用いれば異常な毒性を発揮するとも考えられ、詳細は未知。
・ソース
MHR:S
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集