秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
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牙竜種の書 雷狼竜 ジンオウガ

2024-03-19 00:19:00 | 牙竜種



















「雷狼竜」
ジンオウガ
Zinogre
牙竜種
竜盤目 四脚亜目 雷狼竜上科
ジンオウガ科
全長約1355.78〜1925.82cm
全高約519.38〜520.93cm
脚の大きさ約150cm




・狩猟地
現大陸…霊峰、渓流、大社跡、天空山、遺群嶺、城塞高地、密林、水没林、原生林、未知の樹海、孤島、モガの森、古代林など
新大陸…古代樹の森、陸珊瑚の台地、導きの地、渡りの凍て地

・概要、特徴
主に山岳地帯や森林の奥地に生息する大型の牙竜種。
胴体を覆う青緑の鱗と、頭部から背面、尻尾にまで連なる黄土色の甲殻、そして腹部や首回りなどを覆う白色の体毛、そして雄々しく頭部から突き出す二本の角が特徴。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1660795348879822854?s=19







この無数の穴が空いた独特な形状の角は脳を守るかのように後頭部から前方に伸び、薄い骨が幾重にも重なる構造で軽さと強度を併せ持つ。
電気を発生させる特異な脂質を含む黄土色の甲殻は「蓄電殻」、そこで生み出した電気を蓄え増幅する白い体毛は「帯電毛」と呼ばれ、戦闘時にはこれらを利用して発生させた電気を身に纏う。
その様子と生態から「雷狼竜」とも呼ばれる。






主に山岳地帯の高所、尾根や谷等の起伏に富んだ地域を好んで生息するため、脅威的な膂力を誇る著しく発達した四肢と、地面を力強く捉える鉤爪を併せ持つ。
特に太く強靭な前脚は見た目に違わぬ力強い筋肉を備え、鋭利で大きな爪を振るって獲物や外敵を圧倒する。






長く分厚い尻尾は無数の丈夫な甲殻に覆われ、特に先端部分は甲殻の密度が高く頑丈。
この尻尾は巨躯を制するバランサーとしてだけでなく、戦闘時には外敵を排除する武器としても用いられ、その一撃は一撃必殺の破壊力を持つと云われる。
また、尾を地面に接地することで電気を地面に誘導するアースとしての役割も持つ。





人里離れた地に棲息することから近年までは狩猟対象とされることは少なかったが、近年では各地に出没が見られ、新大陸においても生息が確認されている。

・生態
逞しく大柄な体躯だが、強靭に発達した四肢による機動力は並ではなく、身を翻して大きく後方へ飛び退いたり、高所を軽々と渡り歩く跳躍力を持ち、丘陵地帯を楽々と踏破し、飛行する大型モンスターに対しても果敢に組み合うなど、その動きは軽快かつ俊敏。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1607343783368359938?s=19






蓄電殻で発生した電気を帯電毛に蓄積し操る事ができるが、ジンオウガの力のみでは然程多くの電気を発生させる事は出来ないため、雷光虫を誘き寄せて帯電毛からその電気を分け与え、活性化させる(この活性化した雷光虫を「超電雷光虫」と呼ぶ)。

そして活性化した雷光虫の電力を利用する事で、自らの発電力を遥かに超えた膨大な電気エネルギーを身に宿す事ができる。
電力が最大限に達すると天に向かって咆哮し、それを合図とするように角や蓄電殻が展開され、全身から電光を迸らせて発電能力を最大限に発揮する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1481919733494476800?s=19
この姿になったジンオウガを「超帯電状態」と呼ぶ。
超帯電状態のジンオウガの電力はかのラギアクルスと同等ともされ、落雷にも匹敵するかという凄まじい放電能力を発揮することから「雷の化身」とも称される。
激烈な電気エネルギーを常に身に纏い続けている状態ではあるが、ジンオウガの青い鱗は絶縁性に長けているため、自分自身がその電力で感電してしまうことはない。







また、口腔内や胸部甲殻の隙間からも青白い光が認められることから、電気は体内にも生じているものと見られている。
なお、超帯電状態時は甲殻が青白く光り輝くが、これは蓄電殻の脂質が放電するためである。また、この能力が高いほど、大きな群れを率いる傾向があるのではないかという説もある。








ちなみに、超帯電状態では甲殻が展開されるため、甲殻で覆っていた背中は露呈し過敏になってしまう。
超帯電状態のジンオウガは電気によって筋肉が刺激されることで攻撃力や俊敏性が飛躍的に上昇しており、無尽蔵の活力を得て一切動きを止めることなく、矢継ぎ早に攻撃を仕掛けてくる。








また、普段は上向きに畳んでいる前脚の外側2本の鉤爪も水平に展開されて殺傷能力が上昇しており、総じて通常時よりも戦闘能力が高まる。





なお、一度ジンオウガに集められた雷光虫は殆どの個体がそのままジンオウガと共生関係を結び続けるが(無論ジンオウガが健在である限り)、これはジンオウガが雷光虫の天敵であるガーグァを好んで捕食するため、ジンオウガと共生していれば身の安全が保証されるためであるとされる。




ジンオウガは自然界においても圧倒的な強者として本能的に動物たちに畏れられており、ジンオウガが森の中を歩けば、その周囲の獣は一目散に逃げ去り、その道を譲る。
戦闘中においても相手を見定めるかのように睨みながら間合いを測ったりと、王者のような威風堂々たる立ち振る舞いを見せ、モガの村などの村落ではその力強い外見に惹かれる子供たちも多いという。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1574911681846976512?s=19
その風格に違わぬ誇り高さを持ち、性質は勇猛果敢。
縄張りに他者が侵入することを決して許さず、領域を侵す者は徹底的に討ち果たそうとすることから、「無双の狩人」とも称される。

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普段より岩壁に身体を擦りつけて痕跡を残し、深夜帯に縄張りの小高い位置で遠吠えを行うなど、縄張りの主張には余念が無い。
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縄張りを冒した他の大型モンスターと激しい争いを繰り広げる様子が目撃されることも少なくなく、火竜や蛮顎竜、砕竜、斬竜、黒狼鳥、氷狼竜といった屈強な大型モンスターを相手に互角以上の戦いを見せる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1481964638073864199?s=19
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縄張りは渓流沿いの水辺を中心に作られることも多く、これは獲物が水を飲みに来たところを狙うためであるとされる。
それゆえ、同じく水辺を縄張りとする泡狐竜タマミツネとは行動圏がかち合いやすく、組み合う様子が多々見られる
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1769572124048670866?s=19





また、その行動経路は雷光虫の生息域と重複しており、共生する雷光虫を保つようにしていると考えられている。
ジンオウガの繁殖事情に関しては未だ不明な点が多い。
渓流奥地での調査報告から、小規模の群れを形成しその中で幼体を育てているようだが、目撃例の多くが雄の成体であるため、卵生かどうかすらも判っていない。
発見例が雄に偏るのは群れに食料を供給する役目を雄が担い、 広く行動するためとも推測されている。
数少ない幼体の目撃報告によると、蓄電殻を覆うように生える帯電毛は成体よりも毛量が多く見られたという。それは、未発達の蓄電殻や甲殻を保護する役目を持つためで、成長の過程で抜けていく。
幼体であっても四肢や鉤爪を駆使した狩りに長けるが蓄電能力は低く、帯電能力は成体までに段階を経て発達していくと見られる。


・食性
肉食性。ガーグァを好んで捕食する他、水辺で魚類やそれを狙う獣を捕食しているとされる。
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・危険度、戦闘能力
ハンターと対峙しても他の大型モンスターのようにいきなり咆哮して威嚇を行うようなことは無く、まるで自らが強者であることを自覚するかのように相手の出方を窺う。
そして、隙あらば徐々に雷光虫を集め、超帯電状態となると凶暴性を昂らせ、圧倒的な戦闘能力を以て外敵を仕留める。











電撃を纏った強靭な前脚を叩きつける連続攻撃や華麗に空中で身体を翻してから放たれる力強い尾の一撃はいずれも凄まじい威力を誇る他、咆哮と共に落雷のように電撃を放つ攻撃も持ち合わせる





















さらに、離れた相手に対しても身を翻して尻尾から超電雷光虫の群れを飛ばす、突進やタックルで一気に距離を詰めるなど隙を見せない。
電流を纏う性質から麻痺性の毒やシビレ罠に耐性を持ち、拘束すること困難。
腕の立つハンターにしか狩猟は許されない要因になっており、幾人ものハンターを返り討ちにしてきた。









怒りが頂点に達すると眼は蒼く輝きだし、ここで初めて咆哮による威嚇を行う。
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攻撃もより苛烈になり、三列の電撃を帯びた爪による大技「雷爪撃」はその見た目に違わぬ破壊力を持つ他、帯電した背を勢いよく叩きつける攻撃はまともに食らえば致命傷は免れない。
なお、疲労すると強靭な前脚でハンターを拘束して執拗に噛み付く攻撃を仕掛けてきたという報告もあり、疲労状態に追い込んだとしても警戒して立ち回る必要があるだろう。
その高い戦闘能力から、ギルドでは危険度を鎧竜や火竜と同程度としている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1489533885180301313?s=19












・利用
ジンオウガから得られる素材は武具に雷神のごとき力を与えるとされ、その最高の素材と匠の技の融合によって完成した装備は、身に纏えばあらゆる恐怖に屈せぬ鬼神の如き闘志を得られる、無双の境地を体現した至高の逸品として知られ、多くのハンター達の身を守ってきた。
その装備が発揮するは内なる力の解放、雷狼竜の真髄。
得られる恩恵は雷属性攻撃強化に加え、 超会心や強化持続など。まさに力こそ正義であると防具は雄弁に語り、雷狼竜を模した装束に包まれた肉体は自身の奥深くに眠る、限界以上の力を解き放つとされる。
ジンオウガの甲殻、帯電毛などから生産される武器は強い電気を帯び、雷を苦手とするモンスターへの有効性からユクモ村近隣で活動するハンターからは渇望されている。



また、頭部の剥製は観賞用として人気が高く、モガの村では希少な特産品として稀に流通する。
・ソース
MH3G
MH4G
MHXX
MHR:S
モンスター生態図鑑 1 ジンオウガ
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録
DIVE TO MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE モンスターハンターワールド:アイスボーン 公式設定資料集
https://dengekionline.com/elem/000/000/385/385047/index-2.html?s=09