秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

獣竜種 砕竜 ブラキディオス

2024-03-29 23:55:31 | モンスターハンター・モンスターリスト





「砕竜」

ブラキディオス
Brachydios
獣竜種
竜盤目 獣脚亜目 前脚拳竜上科 ブラキ科
全長約1339.18〜1902.25cm
全高約557.8〜631.21cm
足裏のサイズ約165〜178cm
・狩猟地
現大陸…火山、地底火山、孤島、モガの森、未知の樹海、凍土、氷海
新大陸…龍結晶の地、導きの地






・概要、特徴
獣竜種に分類される新種の大型モンスター。最近になって発見された種であるため生態の情報は少なく、調査隊が積極的な研究を行っている。
黒曜石を思わせる群青色の光沢を持った外殻と発達した腕や頭部の突起部分が特徴的であり、 そこには緑色の爆発性物質を保有する。

前脚に生やす甲殻の下には、指は短いものの大きな2本の爪を持ち、これを利用して地中を掘り進むことや、地面に刺して体勢を反転させるといった行為を可能としている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487629586376495106?s=19
頭部の突起や前脚、口元にある外骨格による牙は他個体へのアピール要素が強い部位であるようだ。
尻尾もじつに特徴的であり、その断面図は六角星を形取っている。





・生態
性格は獰猛かつ好戦的で筋力も強く、巨大な岩石も強固な腕と頭、そして粘菌による爆発でいとも容易く破壊するため 「砕竜」とも呼ばれている。
近年になって現大陸の火山地帯を中心に発見例がある他、新大陸における環境の異変に伴い、 龍結晶の地で発見されている。
他の大型モンスターの縄張りに侵入することも多いが、その攻撃性の高さから縄張りの主を討ち倒してしまうことすらある。
後述する甲殻の成り立ちにおいて、火山の環境が重要な役割を占めていることから多くの個体が火山を活動拠点としているが、稀に孤島や未知の樹海、また凍土や氷海での発見報告もあり、寒冷地でも問題なく活動可能なようである。
前脚が小さなものが多い獣竜種としては珍しく、堅牢な外殻に覆われた肥大化した前脚を持ち、これで獲物を叩き潰す。殴る行為に最適化するよう進化を遂げたため、指は退化し短くなったようである。
砕竜の別名が示すようにその攻撃手段は独自性が高く、研究者の間でもひときわ注視されている。



獣竜種らしく脚力は発達しており、地面を殴りつけた反動で回り込むように移動する、大きく跳躍して一気に距離を詰める、垂直な崖を前脚を駆使して登るなど、軽快な動きで獲物を追い込む。







最大の特徴は、腕や頭殻を中心に見られる緑色の液体である。これは砕竜と共生関係にある特殊な粘菌の一種であり、これは甲殻に含まれるバクテリアから生成されるとされている。
粘菌は外気に触れた状態で衝撃や刺激を与えると爆発的な速さで成長、子実体となり、僅か数秒後には爆発を伴いながら胞子をばら撒く。
爆発時にその世代は死滅するが、 胞子がばら撒かれることで結果的には広範囲へ次世代を残せる仕組みとなっており、ブラキディオスはこうした粘菌の爆ぜる特性を利用し、 威嚇や外敵の排除、縄張りの誇示や捕食を行う。

https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1774012091227406608?s=19


爆発の威力は堅牢な甲殻を持つ爆鎚竜をものの数発で瀕死に追い込み、生息地域周辺に地鳴りを起こすほどであり、巻き込まれれば重装備のハンターであろうと命の保証は無い。
新大陸における個体の頭殻に含まれる粘菌は龍結晶が含む生体エネルギーの影響によって特に粘度が高く強力になっており、踏み込むと足を取られてしまう。
本種の体組織や唾液は共生する粘菌を活性化させる作用を持つことが判明しており、粘菌が減少した部位を舐めることで活性化を促す習性がある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1662279236353400832?t=YJN-mzz57sJPR3vfsIYiDQ&s=19








また、怒りで興奮すると体温上昇に伴い、粘菌活性状態を発現する。
その状態では全身に粘菌が付着しているように見えるが、それは一時的に前脚や頭殻の粘菌が広がっているに過ぎないとされる。
揮発する唾液成分によって前脚や頭殻の粘菌が子実体となり、 衝撃を与えながら地面に撒くことで即時に爆発させているとの興味深い見解もある。
粘菌類は非常に貪欲なことから、餌に相当する物質が唾液中に含まれていある可能性が推察されるものの、確かな研究結果は出ていない。
この粘菌が付着する主な部位が頭殻と前脚であるのも、活性効果のある唾液を浸透させやすい前脚、その前脚で触れることが可能かつ粘菌の撒かれた地面に突き刺せる頭殻が、粘菌への耐性と併せて共生の環境に適した部位となっているためと推測されている。




さらには地面に刺した頭殻の粘菌を活用し、粘菌を地下に送り込むことで周囲の粘菌を休眠から解き放ち、連鎖爆発を引き起こす。

この頭部の角は、外側の硬い外骨格部分とケラチンで満たされてできた角質による格子構造の層が張り巡らされている内側部分によって構成され、内部の格子構造は隙間を生み出して大量の粘菌が生息できるスペースを確保するだけでなく、頭部を打ち付けた際の衝撃を和らげる役割も担う。なお、前脚の内部構造も格子状になっており、同様に粘菌を生息させている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487629219752333312?s=19
爆発によって撒かれた粘菌の胞子は休眠状態にあり、ブラキディオスが踏みつけると即座に発芽し 変形体となって前脚や頭殻の器官まで移動するという。
休眠状態の胞子が踏みつけられたことを判別できるのは砕竜が何かしらの化学物質を分泌していると考えられるが、詳細は不明。
粘菌の爆発力の強さは個体の力の誇示や異性へのアピールに直結しており、砕竜自身も粘菌の強さを本能的に見極めることができるため、より爆発力の強い粘菌を採取して増殖させる習性がある。


ちなみに、死んだブラキディオスの頭骨にも粘菌は付着しているため、粘菌は付着している宿主の生死の判別はできないらしい。
なお、この粘菌は抗菌効果に長ける装備や、落陽草やにが虫などが持つ殺菌効果を利用すれば爆発を未然に防ぐ事ができる。


また、粘菌が装備に付着してから爆発するまでの猶予で壁や地面に擦り付けて除去したり、粘菌はその特性上水に弱いため、水属性攻撃やミズタマリゴケなども排除に有効である他、殺菌効果を持つ消臭玉なども効果がある。
縄張り意識がひときわ強く、 縄張りには粘菌を擦り付けたマーキングの痕跡が数多く発見されるなど非常に排他的とされる。
それでも幼体のうちは親の縄張りにて生育が許され、その過程で親がばら撒いた粘菌の胞子を受け取り、粘菌の継承が行われていると考えられている。
ただし、 甲殻の発達していない幼体にとっては、爆発性を伴った粘菌は非常に危険でもある。事実、親がほとんど世話をしないため、粘菌を上手く扱えず幼体のうちに命を落とす個体も多いという。
特徴的な頭部と前脚がどのようにしてあの独特な形となったのかは調査中であるが、幼体の頃から粘菌が徐々に増加し、爆発による熱と破損、火山の地熱で溶けた甲殻が火山性の鉱物と混ざりながら成長し、熔解や化合により複雑な化学変化を起こしながら爆発と再生を繰り返すことで大きく発達してきたのではないかと考えられている。
そうした変質を繰り返し、 層状に成長、発達した甲殻は古く脆い部分が削れていくことでその形状を成し、黒曜石に例えられる深い色味と硬さを持つようになるという。
その体色に関しては甲殻内の光の屈折率や甲殻の発達、摩耗の仕方に応じて個体ごとに様々な表情をみせる。
しかし、その甲殻の成分は非常に複雑であり、いまだ解明の途にあると研究者たちは嘆く。
・食性
肉食性。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1724336948981215374?s=19
現大陸ではリノプロス、 新大陸ではガストドンのような硬い外殻を持つモンスターに対して粘菌を用いた捕食行為を見せる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487630244395687937?s=19
ゆえに、粘菌を扱いこなせない個体はそれすらもままならず、 屈強な巨躯を誇る成体への成育は叶わない。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487646365446328322?s=19
・危険度、戦闘能力
その獰猛性と戦闘能力、危険極まりない性質の粘菌から、その危険度は並み居る大型モンスターの中でもかなり高い部類とされ、その脅威は轟竜、迅竜、斬竜等と比べても頭一つ抜けているとされ、実際に狩猟に赴いた多くの狩人を返り討ちに粉砕した。



一度出現すればかなりの被害を出すと言われ、出現時にはギルドも警戒を強め、即座に緊急性の高い依頼としてクエストが提示される事も珍しくない。
戦闘においては粘菌を纏った腕を地面に叩き付けながら襲いかかり、相手を粘菌で弱らせ、剛腕ともいえる前脚を振るい叩きのめす。
火山の生態系の頂点に立つ炎戈竜や爆鎚竜といった大型モンスターを縄張り争いの末に打ち倒したという目撃例もあり、一般的な大型モンスターの中でも指折りの強者であることは間違いない。
また、あろうことか滅尽龍ネルギガンテと交戦したという、衝撃的な報告も挙がっている。
件の個体はネルギガンテに体当たりで先制攻撃を仕掛け、滅尽龍の怪力によって組み伏せられ食らい付かれるも跳ね除け、最終的に興奮状態となって真正面からぶつかり合ったという。
外敵と遭遇すると勇ましい咆哮をあげ、腕を舐めまわして粘菌を活性化させて臨戦態勢となる。
戦闘では隙の少ない殴打の連撃と、非常に重い一撃とを状況に応じて使い分け、攻撃を回避されても殴りつけた地面には粘菌を残す事で、相手の行動を阻害する事で追い詰めていく。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487630565763272706?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487661464974331906?s=19

そうして追い詰めた標的を高い機動力から必殺の一撃を叩き込んで戦闘不能にする戦法を得意とするが、それが通用しない強敵に対しては興奮状態に突入、粘菌の爆破を直に当てて必殺の破壊力を叩き込むようになり、興奮状態か否かで戦闘スタイルを大きく変える。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487631113954545667?s=19




獣竜種特有とも言える強靭な脚力を生かし、大きな跳躍からの叩きつけや突進しながらの連続した叩きつけなど、攻撃性の高さと相まってその威圧感は凄まじい。
前脚を軽く振る正面へのフックでさえハンターを怯ませ、背後をとられるようなクイックなターンも脅威である。
殴り掛かるような攻撃をはじめ、地面に刺して軽やかな動きの軸とするなど、 前脚を駆使したフットワークに翻弄される者も多い。
さらに脚力も非常に優れており、 普段は回り込むように素早く動いていたかと思うと、 驚異的な跳躍力も見せつける。
また、戦棍のような形状の尻尾も一撃で巨岩を砕く程の威力を持つ。






・利用
爆発性の粘菌とその爆発にも耐える頑強な素材は、これまでに無かった特殊な武器の新規開発に大きく貢献した。
しかしその生態には謎が多く、研究対象として調査を目的とした狩猟依頼がギルドに寄せられることも多い。








砕竜の素材を使用した武器は黒曜石の如き黒光りに加え、青白く美しい輝きを放つ至高の完成度を誇る。 素材に付着している粘菌の扱いに細心の注意が必要とされ、装備の加工においては熟練の技術を要する。
爆破の衝撃に耐えうる素材で驚異的な攻撃性能を実現した武器は、力の証に足る出来栄え。粘菌を活用した爆破属性も加わり、与えるダメージは飛躍的に高められているようだ。
その爆発の威力は岩をも破砕すると言われるほど強力で、その刃を振りかざされたものは木端の如く粉砕され、存在した痕跡さえも残さないという。
砕竜の素材から生産された防具は爆発の衝撃でも傷一つ付かない強度を誇り、艶のある黒色の中に輝く青白さを持つ唯一無二の装備は武器を振るう度に軌跡を描く、至高の美しさを持つ逸品である。
その甲冑を纏いし者に与えられるのは、挑戦者の極意。怒りに荒れるモンスターを捉えて痛烈な一撃を見舞う力である。
また、ブラキディオスの体内からは大きな黒曜石の結晶が発見される事があり、
モガの村では希少特産品として扱われており、交易での需要がある。

・ソース

MH3G

MH4G

MHXX

モンスター生態図鑑Ⅶ ブラキディオス
ハンター大全4
DIVE TO MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE モンスターハンターワールド:アイスボーン 公式設定資料集
https://youtu.be/0DlTuxMVdp8



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