熱血通信

日々の出来事を思いのままに…

がん条例成立

2010-12-17 23:35:38 | Weblog
昨日、補正予算案などの23議案を可決し、11月定例県議会が
閉会しました。

がん対策特別委員会の副委員長として様々な角度から情報を
収集し、5月からの委員会を経て今回の定例会に議員発議をした
『がん対策推進条例』について、南波県議から質問があり、
議案提出者を代表して答弁を行いました。

質問①条例提案にいたるまでの取り組みについて
→群馬大学医学病院や県立がんセンター、がん患者団体、医療団体、
 その他各種団体との意見交換や他県の視察などによる勉強会
 を行い条例に反映させた。

質問②前文を入れたのは何故か?
→「条例」というと県民目線で見ると硬い・難しいというイメージ
 がありそのイメージを払しょくする狙いと、患者の皆さんご家族
 の皆さんとの意見交換の中で私たち議員が感じた思いを前文
 という形でいれさせていただいた。

質問③群馬県らしさはどのようなものか?
→○前文を設けた事
 ○(第5条)事業者の責務
 ○(第7条)群馬大学医学病院で開始された重粒子線治療など
  の高度がん治療について明記
 ○(第11条)がん登録の推進の中にある地域がん登録について
  は県が行う責務とした事
 ○県の財政的な裏付けとして「県が必要な財政を講じる」とした事
 ○他県の条例にある「~に努める」という努力目標的表現を「~を
  講ずる」という積極的に取り組むという強い意志を表現
 ○条例を3年ごとに見直す

質問④がん患者の声をどのように条例に反映させたのか?
→県内12のがん患者団体の代表者との意見交換前に、アンケートという
 形で様々なご意見やご要望をいただいた上で代表者の方々との
 意見交換に臨んだ。
 条例はできるだけ簡素で分かりやすいものとし、(第13条)に
 あるように、がん患者やそのご家族等に対する相談体制をしっかり
 としていく事、またがん患者団体の活動についても支援をしていく。

そのほかにも全27分におよび疑問に対してお答え致しましたので
くわしくは『インターネット議会中継』録画をご覧ください。

がん条例が可決成立したのは、全国で11例目で、関東では
神奈川県に次いで2県目となります。

条例制定に対して、ご意見ご協力をいただいた医療関係者、患者団体、
県執行部の方々に心から感謝いたします。ありがとうございました。

条例を制定するのがゴールでなく、スタートラインについたという認識で
これからも活動していきます。

常に県民目線を忘れることのないように…。


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