熱血通信

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意思

2009-10-12 21:34:34 | Weblog
八ッ場ダムに絡み、過去にダム建設を回避した徳島県の
当時の鬼頭村・細川内ダムの例がTVで放映されてた。

1972年に当時の建設省が計画を発表。その直後より住民
たちは絶対反対の姿勢を貫き、反対活動家や日本共産党・
朝日新聞がその活動を支援していたということだ。
住民の反対活動を鑑み、1996年に第二次橋本内閣・当時
の亀井静香建設大臣がダム建設を断念し凍結を発表し、
その3年後「住民の意見を聴くことは大事」という言葉を
残し当時の扇千景建設大臣が中止を発表したという経緯が
ある。

八ッ場ダムも当初は反対運動があったが、細川内ダムの
住民反対運動の時のような強力なリーダーシップがとれる
人がいなかったから今回のように政権が変わってからの
混乱になったというような発言があった。
また、鳥取県の中部ダムも建設計画が浮上して27年後に
中止されており、こちらも比較対象としてTVで取り上げ
られていた。

どちらも30年近くの年月を経ての中止決定であるが、今回の
八ッ場ダムと決定的に違うのは、工事前であり地域住民の
転居前。現在やり玉となっている八ッ場ダムは、紆余曲折を
経て地域住民もこのダム事業を受け入れ、工事も7割方終わり、
すでに転居済みの方々もいるのです。

マニフェストよりもここまで進んだ現状に住まう住民の意思
を優先すべきだと思うのは私だけなのでしょうか。

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