熱血通信

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賛成討論

2009-05-26 22:43:04 | Weblog
今日から5月定例県議会が開会になりました。そのなかで、
県議会の常任委員会を6委員会から5委員会に変更することに
ついて、賛成討論を行いました。

以下は、発言内容です。

会派を代表して、議第5号議案、群馬県議会委員会条例の一部を
改正する条例において、常任委員会の数、名称、定数および所管
事項等を変更しようとすることについて、賛成する立場から討論
を行います。
常任委員会の再編について、委員会の数を6常任委員会から5常任
委員会に集約するメリットについて、3点申し上げたいと思います。

まず、第1点目として効率化の観点からであります。
今の6常任委員会は、議員定数が57名の時からのもので、現在の
議員定数50名から見ても妥当であると考えます。現在の議員数は
3名の欠員があり、議長は常任委員会に所属しないために実質46
人で運営しており、3年前と比較しても10名減少しているのが
実態であります。
また、1つの部だけを所管する常任委員会が2つあり、他の委員会は
2つの部を所管しており、バランスを欠いております。県の組織も
総務部・企画部・生活文化部・健康福祉部・環境森林部・農政部・
産業経済部・県土整備部の8部と教育委員会と警察本部とで10と
考えると5つの常任委員会というのは効率的な観点から見て極めて
妥当であると考えます。
また、委員会の審査時間も1つの部しか所管していない産業経済
常任委員会と県土整備常任委員会の審議は一日で終了しておりま
す、2つの部を所管している他の委員会と比較してみると審議時
間は、短くなっております。

そして、第2点目として、経費の削減が図れるというメリット
があります。委員会担当職員を2名削減することができますし、
委員会調査等でバスを利用する場合に経費が削減できるなど、
議会運営上のコスト削減という観点からも県民の方々より支持を
頂けるのではないかと考えます。

そして、第3点目としては、少数会派への配慮であります。2人
会派にとっては、所属できない、チェックできない委員会があり、
関わりを持たない部局を減らすことになります。6常任委員会で
あれば4委員会は関われませんが、5委員会になれば関われない
委員会は3委員会に減るわけであります。

リベラル群馬の言われている委員会を6から5に集約することが、
議会のチェック機能を低下させることには繋がらないと考えます。
議員数が減っているにもかかわらず委員会数を減らさない議会に
問題があり、議会は県執行部をチェックする大きな役割があり、
それを効率よく行うことが求められているのだと思います。

また、なぜ任期途中のこの時期に再編をするのか?という点につ
いては、我々の任期が始まった2年前、議員定数が56から50
に削減になった時から検討を行ってきたことでありますが、当時、
県の組織は理事制と局制という県民から見て、非常に分かりにくい
組織になっており、大沢県政が誕生したことにより、組織改正が
行われ、分かりやすい部制が復活し、県政が安定をしてきたこの
時期に再編を提案させていただいたわけであります。

議会が対応しなければならない問題や課題は山積しております。
県政を取り巻く様々な課題に対してスピード感をもって的確に
対応をしていかねばなりません。前例にとらわれることなく、
新しい議会の在り方を提言し、改革の実を上げていくことが、
議会に課せられた使命であると考えます。





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