引っ越し

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自炊

2011-08-15 03:14:25 | 日記・エッセイ・コラム

今、日本では「自炊」というものがはやってる。
本をデータ化することだ。

手持ちの本が、多くなりすぎたり、外で使用したいが為、その本の糊付け部分の背をカットして、私用に資するため、自動スキャナーで取り込むわけだ。

                                                                            
200ページぐらいの本は、手作業によって一時間ほどでフラットベッドスキャナーで取り込めるのだが、何十冊ものデータを私的に利用したい人が増えていて、裁断とスキャナーを請け負う専門店までできている。

これは、ひとえにGiga単位のメモリーを搭載する携帯端末・電子書籍端末や、Tera単位のディスクの普及によるもの。以前、論文資料をフロッピー・MO数枚に保存していたのとは、格段の差だ。

今回、複数の原稿を自動給紙するADF付属のGT-d1000を購入した。
二〇〇ページほどの資料原稿をスキャンするのには、最初、手間取るが、慣れれば、テレビを見ながらでもできる。

というより、ADFがあるため、奇数原稿をスキャンした後、裏返して偶数原稿をスキャンして、後はソフトに任せて編集・PDF化される。薄いものであれば、裏返すだけ。

一日で四五冊のデータ化ができる。1000ページ以上も可能。入試問題集(共通一次のものもありー笑)やら論文資料のスキャンがメインだが、もちろん、公開の意図はない。
中には、大正時代の本だが、著作権により公開できないものもある。

PDFの編集ソフトとしては、同梱されているものが簡易版なためやや不満があるものの、一枚だけ画像処理したいとか、追加したいとか、結合させたいとかの用途には、一太郎付属のJUST PDFがものをいう。以前のスキャナーの同梱ソフトAdobe photoshop elements2もあるので、組み合わせて用いれば、初めからスキャナーし直しということにはならない。

具体的に言うと、あるページだけ写りが悪い場合は、新たに一枚だけスキャンし直して、ページ削除・挿入という形が可能。

Img001

以前は、可逆性のないJPEGを避けて、ビットマップで本をスキャナーしていた。
上の一画像は、ビットマップで5メガ。本棚の整理のため、6年以上前にスキャンしたのだが、カラーの文庫本で、80枚ほどで70メガ。これをJUST PDFで、一つのファイルにすると、90メガになった。

将来的に、どの形式が一般化するか判別できかねるので、国会図書館は、独自の形式で明治時代の作品を公開している。電子書籍の形式・フォーマットも、統一化していない。

まっ、ひとまずPDFで保存しておこう。他形式への変換は可能だから。
これで、スキャナーが三台になったが、用途に分けて使うことにする。