秘密の県民ショウが、終わったと思ってたら、リニューアル中とか。
で、名字ショーを見た。
以前、私が養父の「田中」という姓を名乗っていた20数年、同じクラス・寮なのに、私を呼ぶときだけ区別して、下の名前で呼ばれたことがあった。そして、留年した田中氏は、「田中」と呼ばれてた。
ワケが分からず、悶々としていた。
しかし、同姓が多い人たちの苦労話を聞いていると、同じような経験をしていたらしい。
まさに、「へー」という感想しかない。
水月昭道氏の本を読んだ。
かつて読んだ鷲田小彌太著「大学教授になる方法」という浮かれたものと、真逆のもの。
就職氷河期は、分かるが、大学に何をしにきているのか見当が付かない人も増えている。
大学の存在価値は何なんだろうかという問題提起本でもある。
学士論文のほとんどは、かつて頑張った自分の「思い出」であり、高校卒業文集と同等とみなされほとんど公開されない。
著者は、一部の学校法人の既得権益確保のえげつなさを暴露し、他方、利他の精神でしか日本は生き残れないと喝破する。
学問の存在理由について、著者の具体的な事例から学ぶことが、きっとある。