引っ越し

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書評と雑感

2007-09-12 04:46:05 | 学問

最近、図書館である本を借りて読んだ。一気に四時間ほどで読める内容であった。

長谷川慶太郎著『中国「反日」の末路』2005年06月09日である。このごろ、この手の書物を読むが、別段私が、反中国というわけではなく、中国の現実を将来にわたって悲観的に見ていて、同情すら抱くからである。

共産制度の崩壊後は、ドイツの例を見て分かるとおり、国の再建が著しく困難になる。香港や上海の繁栄は、足を引っ張られてしまうだろう。

この本には書かれていないが、毛沢東は日本が中国にやってきたため、我々が政権を取れたと感謝していたという。北京オリンピック成功のため、中共は躍起になっているが、バブルを統制できない以上、著者の言う「いつまで論」(=中共はいつまで持つか論)は、はてしなく続く。自主独立の礼儀ある中国はいつになったら見られるだろうか。