人生黄昏時

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沖縄の宗教【13】

2015年08月05日 00時01分37秒 | 日記

 ノロ(祝女) <2>

ノロは、世襲制で

ノロ殿内(どぅんち)の家系から出ることになっている


ノロの多くは、王府より任命され

各地域を統治する按司(あじ)の

肉親(妹、姉、妻)と考えられている


これは、沖縄の信仰の背景にある

「おなり神」信仰に由来すると考えられている


新たなノロの就任に当っては

久高島のイザイホーに代表されるように

それぞれの地域で認証儀礼があった


ノロは原則として終生職であるが

三代後(祖母から孫娘)に霊格である霊威(セジ)が

引き継がれると考えられている


ノロには決まった服装はないが

着流しの白装束であることが多い


また草の冠(神カムリ)などの草装も見られる

そうした異形の装束は神が憑依していることを

意味している


また装身具として

勾玉を身に着けることも多く見られる

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