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沖縄の宗教【12】

2015年08月01日 00時02分24秒 | 日記

 ノロ(祝女) <1>

ノロは

沖縄の信仰における女司祭、神官、巫(かんなぎ)


地域の祭祀を取り仕切り

御嶽を管理する、ヌール、ヌルとも言う

琉球国王尚真王(1477年~1526年)の

時代に制定された神職


沖縄の信仰はアニミズムと

祖霊信仰を基本とするもので


海の彼方のニライカナイと

天空のオボツカグラの他界概念を想定する


これらの他界に太陽神(ティダ)を

始めとする多数の神がおり


また生者の魂も死後にニライカナイに渡って

肉親の守護神になるとされる


こうした神々は

時を定めて現世を訪れて豊穣をもたらし

人々を災難から守護すると考えられている


宗教概念上「ノロ」はこれら沖縄の神々と

交信することが出来る存在であり


また祭祀の間はその身に神を憑依し

神そのものになる存在とされている


そのため、「ノロ」は

神人(かみんちゅ)とも呼ばれる

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