人生黄昏時

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波照間島の祭&祀【6】

2018年07月15日 00時01分14秒 | 日記

  八重山諸島の島々では

数多くの伝統的祭祀・神事が現在でも行われ

内容自体は時代と共に、ずいぶんと簡略化されているが

まだ古代の信仰が深く、祭祀は行われ、仏事も共に行われている

 

波照間島では年間神事として、四十回以上行われている

半期事の、祭祀日程表が発行され、張り出されている

 

波照間は農歴で沖縄本島とは異なり、冬歴とも言われている

 

秋の、シチ(節祭)、種取り祭での種蒔きに始まり

初夏の収穫を受けたトマニゲー(豊年祭)で終わる

神事のサイクルである

 

トマニゲーとシチの間の旧暦七月は

アシビ(遊び)月と言われ神事は一切行われない

島民は、結婚式などおめでたい事などしないと言う

 

波照間島の神は自然の中に存在する様々な神と

祖霊神であるとされている

 

先祖が祖霊神と成り、その神へ島の守りと

豊穣・航海安全・子孫繁栄などを祈願し、崇拝し、敬うのである

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