人生黄昏時

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パイパティローマ【1】

2018年07月25日 00時03分36秒 | 日記

  波照間島にパイパティローマと言う伝説がある

琉球国が宮古・八重山諸島にだけ導入した税制は

差別的な人頭税であった


この過酷な人頭税や、また役人たちの私利私欲による

島民への不当な搾取などに耐えかねて


今から、370年前にヤグ村の住民が

理想郷パイパティローマへ脱出したと言う伝承である


この伝承は八重山年来記(15世紀後半から18世紀後半の八重山史)に

1648年、波照間島平田村(ヤグ村)の百姓男女50人程が

大波照間島(南波照間島)へ欠落したと言う記述がある


南波照間島(パイパティローマ)が、他の神話や伝承と違うのは

史実として記録されていることである


そのため八重山諸島の人々の間では事実として語り継がれている

ヤグ村のアカマリと言う男が過酷な重税に苦しむ村人を救うため

理想郷パイパティローマに向けて脱出したとされている

コメント
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