「お父さんのような立派な人になりなさい」と云うのが、母の言葉でした。
父親を敬愛し、父親を目標にし、父親を中心とした家風の中で、子どもは、育って行きました。
アキは、父親にノーと云えないで、育って来ました。
ところが、いまの子どもたちは、父親への敬愛の念が薄いと云われています。
いまの親子は、友達関係になってるのかも?悪いと云いませんが、
アキは、両親の事を尊敬して貰いたいと思っています。
お父さん・お母さんだって、激しい社会に出て、一生懸命働かれて大事な家庭を
支えているのです。
子どもたちは、両親の働く姿を子どもは中々、感じる事が出来ません。
それを、親は子供たちに理解させねばなりません。
たとえば、子どもが、数学のテストで満点取ったら、「あなたは、お父さんに似て
数学得意なのね」と云ったり、お父さんの存在を意識させ良いイメージを抱かせる事です。
ぞうきん縫いが、旨く出来た時は、あなたは、お母さんに似て得意なんだねとか褒めてやる。
裁縫には、「しつけ糸」と云う糸があります。
しつけ糸で、きちんとしつけしておけば、後で、糸を取っても、きちんと折り目がついてます。