花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

山形・白布~天元台~西吾妻山 20

2005-08-05 | 花・風景・旅・他
写真は母屋の葺き替え作業中の様子
毎年6~7月に行われるそう。

・・・お話しのつづき

山は涼しいと言ってもさすがにお風呂上がりは暑い。
窓を開けて扇風機をまわしても汗が・・・となるとやはり中から冷やすしかない。 

えっへっへ、もちろんお風呂上がりといえば「ビール」
だよね~

あ~~~~~、うまいっ!!

お風呂上がりにどうぞ、と冷えた天然水も湯上がりの休み処にあったんだけどね。

一休みするとお腹がすいてきました。
晩ご飯、もうちょっと早めにしておいてもよかったなぁ。

食事する場所はテーブル席なのに下は畳。館内は籐が敷かれているし、ここは畳なのでどこでも裸足でいられるというわけでしょう。 夕食は夏向きであっさりしたものが多く、中でも「冷や汁」がお気に入りでした。

「冷や汁」といってもお浸しのような感じで、季節の野菜を湯がいて適当に切ったものを味付けしたお出汁で和えるというものです。 お出汁にホタテのだし汁が入っているというのがポイントなんでしょうか?  米沢の郷土料理だそうで家々や季節で具や味付けも違いますが、この帆立を使ったお出汁は共通のようです。 この宿ではたっぷりのワサビと揚げた蕎麦の実が添えられました。 これを混ぜると味が引き締まり、風味倍増です。

他は古風な宿の雰囲気にたいしてお洒落で味付けも淡くそれぞれに適温で、もちろん焼き魚は熱々で出され、思っていたより良かったです。 ただ、酒の肴にするにはぼやけてちょっと物足りなかったような。

まだつづく・・

山形・白布~天元台~西吾妻山 19

2005-08-05 | 花・風景・旅・他
ぶちぶちと旅のお話が中断してしまいましたけど・・・
話よりきれいなお花の写真の方がよかったりして?

さて、つづきです。
米沢市内は暑かったようですが、車で30分ほど山間のここ白布~西吾妻山はかなりの涼しさです。というより、山は曇れば寒い。 

宿をとった白布温泉は静かな落ち着いたところです。
バーもなければカラオケもない。 なにもないのが良いのです。

昨年は「東屋」という宿に泊まり、「西屋」に入浴だけさせてもらいました。
茅葺きの母屋を持ち、木造の館内がぴかぴかに磨かれた「西屋」を見て次は必ずここにと思っていましたから。

以前の旅日記にも書きましたがここは「東屋」「中屋」「西屋」と同じ作りの石風呂を持つ3軒の茅葺の宿が並んでいたそうですが、火事で中屋、東屋が焼けてしまいました。その後東屋は再建(残念ながら建築の規制で茅葺きにはできなかったそうです)、中屋は少し離れたところの別館での営業をしています。 中屋のあったところには、石のお風呂がそのまま残っていました。 ちょっと悲しい。

「西屋」にはクーラーがありません。お風呂にガランもシャワーもありません。部屋にはトイレも洗面もありません。 ちょっと不便です。 でも、不便さがかえって昔ながらを残し続けるこの宿の良さと感じさせてくれる魅力があります。 昨年と変わっていたのは、女性の脱衣所が広くきれいになっていたこと。 これは快適。

湯量のすごさは相変わらずで、轟音(といっても過言じゃないんです)とともに注がれる湯滝が湯の成分で黒く変化した御影石のお風呂から惜しげもなくあふれかえって流れて行く・・・。 ちょっと熱めですがしばらくすると慣れてしまいます。 お風呂は大きくはないし、今流行の露天風呂もないのですが、天井は高く、上部の広く空いたところから外の空気が入るのでとても開放感があります。 

ここは時間に追われることを忘れさせてくれます。


山形・白布~天元台~西吾妻山 花便り12

2005-08-04 | 花・風景・旅・他
で、旅の話しの続きです。

足元の花を楽しめど、景色はさっぱり靄に包まれて・・・
というわけで山頂はあきらめて(都合のいい言い訳だったりして)往路とは違うルートでリフト乗り場に戻ることにしました。

往きがつらけりゃ帰りもつらい。
復路はガイドマップで見ると登ってきたときの道よりも大回りに見えたので多少なだらかなのかしら、と甘く考えてました。 が、下りというのは登りより危険でつらいものだったのです(あたりまえ) ちっともなだらかではない、相変わらず石ごろごろの道が往きよりも長く長く続きへとへとになりました。

リフトまでたどり着けばあとは楽々。 疲れた体を癒すには、そう!温泉よっ。
宿まで一目散です。

写真はわずかに残った雪渓