子供の頃まだ家には冷蔵庫がなかった。アルバイト先の酒屋さんには氷を入れて冷やす冷蔵庫があった。そこのご主人はこ太りで優しい人だった。おかげで楽しくバイトをさせてもらった。ただ夏の暑い日は困った。裸になっても暑い位だった。そんな時ご主人は麦茶にたっぷりお砂糖を入れて思い切り冷やしておいて飲ませてくれた。甘くてとても美味しいので一日に何回も飲んでいた。あるところでお砂糖を入れない麦茶を出された。見た目は冷たいので美味しそうだったが甘くないので美味しくなかった。日頃甘くて美味しい麦茶に慣らされてしまったからだ。自分の家で冷蔵庫が買えるようになった時に真っ先に作ったのがこの砂糖入りの麦茶だった。安くて美味しいので毎日何杯も飲んだ。これが太る原因だとも知らずに。当時舟木一夫のように痩せていた体がいつの間にか太っていた。麦茶にはお砂糖を入れるのが当たり前という間違ったことを当たり前と思ってしまった失敗だった。
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