アジュールの自由気ままなブログ

目指すは自由人!日常でいろいろあったことを気ままに語っていきます。

資産運用について

2007-12-14 | お勧め

今日は本の紹介。

『大前流 心理経済学  貯めるな使え!』  大前 研一 著

 

今まで経済に関する本を読んできて一番感銘を受けた本。

一週間もかからず読み終えてしまった。

日本の経済が何故ここまで衰退しているのか、

年金や少子高齢化などこれからの日本がどうなっていくのかを

本当にわかりやすく教えてくれてます。

以下、本文を抜粋し自分流に解釈していきます。

 

国が保護してくれる時代が終わろうとしている。

高齢者の年金を若者が肩代わりする今の年金制度が

破綻寸前なのは自明の理であろう。

国民は将来に不安を感じ、貯蓄に精を出す。

消費意欲が薄れ日本の経済が活性化しないという

負の連鎖状態に陥っているのが今の日本の現状だ。

 

死ぬ直前が一番資産を持っているという世界でも類を見ない

貯金大国、日本。

一人平均3500万円もの資産を抱えたまま

あの世に逝ってしまうのだ。

本当にお金が必要なのは若い世代のはずなのに。

 

やはり日本人は資産運用の勉強をもっとするべきだ、と

本著は語っています。

欧米人は資産運用の勉強をとても重要視している。

お金にも働いてもらうという発想であり

年率10%以上の運用ができるよう努力を怠らない。

ところが日本人の大多数は金利1%にも満たない

銀行預金しかする術をしらない。

日本の預金金利は世界の中でも飛びぬけて低いというのに。

 

1990年代前半までの日本は

金利が5.5%、郵貯の定額貯金などは利回りが8%もあった。

この頃の金利なら預けておくことも理解できる。

しかし高度経済成長の時代は終わってしまったのだ。

信じられないくらいの膨大な借金を抱えた

今の日本に返済能力はあるのだろうか。

 

大学に入るまでは世界でも有数の学力を持ち

どこの国よりも勉強をしてきたはずの日本人だが、社会人になるや

仕事に追われ全く学ぼうとしなくなってしまう。

高額なサラリーを稼げるのならそれはそれでいいだろう。

もしそうでないのならやはり資産運用力を

身につけるべきだと大前氏は言う。

「元本は保証されるのですか?」という次元の低い話を

している場合ではない。

 

この『大前流 心理経済学』は数年前から始めている

資産運用の後押しになったとともに

今まで読んできたどの本よりも勉強になりました。

この本は本当にお勧めなのでぜひ熟読玩味することを

お勧めします。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする