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新玉ねぎ

2018-06-23 10:50:46 | Weblog

新玉ねぎが美味しい!
   

改めて玉ねぎの歴史を調べてみると面白い!!今日は、玉ねぎのお勉強をしましょ。

「中央アジアが原産とされるが、栽培の歴史は古く紀元前のエジプトではニンニクなどと共にピラミッドを作る労働者に配られていた。。」

「その後ヨーロッパに伝わり東ヨーロッパでは辛い玉ねぎが、南ヨーロッパでは甘い玉ねぎが作られるようになり、16世紀にアメリカに伝えられ様々な品種が作られるようになった。」

「原産地の中央アジアからは東のアジアに伝わらず、日本には江戸時代に長崎に伝わったが鑑賞用だった。」

「食用としては、明治にアメリカから初めて輸入され、春まき栽培用の品種が「札幌黄」という品種になり、秋まき栽培用は大阪で導入され、「泉州黄」に、フランス系が「愛知白」と名を変えて地域に定着した。」

「玉ねぎが広まった背景には、コレラや赤痢の流行があり、薬用として売られたことから需要が伸びたそうで、昭和初期には全国シェアの三分の一を占め、泉州が日本一の産地として知られるようになった。」

玉ねぎと言えば、淡路島が有名だけど、もとは泉州の玉ねぎなんですよ!
で、面白いのがその形!

見てみて!
泉州黄玉ねぎは平たいけれど、淡路島の玉ねぎはコロっと丸いでしょう?
 

何でや!
収穫後根を切り取るときに機械では平たいと切りにくいというので、人間の都合で丸くなったの。
トマトも昔は先のとがったファーストトマトだったけど、傷がつきやすいので桃太郎という品種になったのと同じね。。

さて、大阪南部の泉州地域で栽培されている泉州玉ねぎですが、古くは早生(わせ)と呼ばれていて、今井早生や貝塚極早生、吉見早生などがあります。早生のものほど形が扁平となります。

実は泉州黄玉ねぎは、「なにわの伝統野菜」に指定されています。
水分量が多くて、みずみずしく、柔らかい!だから、辛みも少なく甘いのが特徴で、勿論生で食べても美味しい!

で、偶然見つけた幻の玉ねぎ「今井早生」!!
明治17年田尻町吉見の今井佐治平、大門久三郎、道浦吉平の3氏が本格的に玉ねぎ栽培の研究・栽培をはじめ、泉州たまねぎの基礎を作ったそうです。
  

「泉州早生」から、平たく小型で早どり用の「貝塚早生」を生み、「泉州中生」は大型で肉厚で柔らかい「今井早生」に発展し、「泉州晩生」は「泉州中甲高」や「淡路中甲高」、また貯蔵性もある「大阪丸黄」などに変化。

泉州玉ねぎは何しろ水分が多く甘くてみずみずしいのが特徴ですが、その分傷みやすい。
そこで改良を重ねて、病気に強く長持ちする品種として「七宝」が登場!
こうして泉州玉ねぎが、北海道以外の玉ねぎのほとんどすべての親になったそう。
  

各港に玉ねぎは来ていたのに、採取に成功しなかったのか?
玉ねぎの花は梅雨の最中に開花するため腐りやすく、梅雨のない北海道や雨の少ない瀬戸内海で良い種を結び産地を作ったそうですよ。






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