焼畑農業って今でもしているところってあるの?
「よみがえりのレシピ」という山形のドキュメンタリー映画の中で、焼畑でカブを育てているのを知り
興味を持ったのが最初。。。
で、なんと滋賀県でもこの焼畑でカブを作っているところがあると聞き、お出かけしました。
シニア野菜ソムリエの立花尚子さんが企画した「食☆体感会 奥びわ湖の恵み・秋編」
大阪から電車で2時間ほど。。。
余呉で焼き畑農業を60年続ける「永井邦太郎」さんにお話を伺いました。
そもそも焼き畑って?
雑草や雑木を燃やしてできた灰を肥料に作物を育てる農法で、
ここ余呉でも8軒あった焼き畑農家も1980年半ばには途絶えたそうです。
そもそも、冷害で米が取れない時に植えたのが蕪と蕎麦。。。
囲炉裏端を囲んで、集落の人が集まってお茶うけに蕪の漬物を食べたそうです。
かつては、養蚕が産業だったので、1年目は蕪を植え、2年目は大豆やそば、3年目に桑の葉と
決まった作物を順に植えて、地力が低下するので、燃やして地力をあげていました。
焼き畑のメリットって?
限られた面積と肥料で最大の収穫ができること
滋賀の蕪は、万木かぶ(ゆるぎ)・日野菜・北之庄菜・赤丸かぶなどがありますが、
昔からの蕪が山カブで、種採りの時には、根の半分を切ってこれ以上養分を吸わないようにして
自分の持っている養分だけで、種に滋養を与えるそうで、このようにして原種を守ってきました。
集落によって、形が違います。
洋種系と和種系の食べ比べや、ホイル焼きを頂きました。
ほくほくして、ジャガイモのよう~~
洋種系の方は、葉に棘があり、硬いですが甘い!
和種系は、シャキシャキしています。
山形大学の江頭先生にもお話をお聞きすることができました。
庄内地方でも、輪作が行われていて
蕪・蕎麦⇒大豆・小豆⇒えごま
大豆は根粒菌が窒素をを取り込むため、えごまは、換金性がよいことや土地を荒らさないなどから植えられたようです。
このような知恵が、今後の作物を育てるヒントになります。
では早速、恵みを頂きましょう!
オードブルには、余呉湖で獲れたわかさぎが。。。
えごまのフォカッチャはプチプチ感がいいですね。
山カブがごろっと入った地野菜のスープには、うま味がギュッと詰まっています。
近江牛と大鹿の、柔らかいこと!
山カブの色が綺麗でしょ。ツブリナ(アイスプラント)の食感が面白い!
デザートにも山カブのソルベが。。。ブリュレには、エゴマ入りですよ。
お腹もココロも大満足ですが、忘れていませんか???
そう、山カブの収穫です。
猿・鹿・猪の害から守るためにトタンで囲ってあります。
沢山の収穫。。。
早速、ポタージュスープにして頂きました。
「よみがえりのレシピ」という山形のドキュメンタリー映画の中で、焼畑でカブを育てているのを知り
興味を持ったのが最初。。。
で、なんと滋賀県でもこの焼畑でカブを作っているところがあると聞き、お出かけしました。
シニア野菜ソムリエの立花尚子さんが企画した「食☆体感会 奥びわ湖の恵み・秋編」
大阪から電車で2時間ほど。。。
余呉で焼き畑農業を60年続ける「永井邦太郎」さんにお話を伺いました。
そもそも焼き畑って?
雑草や雑木を燃やしてできた灰を肥料に作物を育てる農法で、
ここ余呉でも8軒あった焼き畑農家も1980年半ばには途絶えたそうです。
そもそも、冷害で米が取れない時に植えたのが蕪と蕎麦。。。
囲炉裏端を囲んで、集落の人が集まってお茶うけに蕪の漬物を食べたそうです。
かつては、養蚕が産業だったので、1年目は蕪を植え、2年目は大豆やそば、3年目に桑の葉と
決まった作物を順に植えて、地力が低下するので、燃やして地力をあげていました。
焼き畑のメリットって?
限られた面積と肥料で最大の収穫ができること
滋賀の蕪は、万木かぶ(ゆるぎ)・日野菜・北之庄菜・赤丸かぶなどがありますが、
昔からの蕪が山カブで、種採りの時には、根の半分を切ってこれ以上養分を吸わないようにして
自分の持っている養分だけで、種に滋養を与えるそうで、このようにして原種を守ってきました。
集落によって、形が違います。
洋種系と和種系の食べ比べや、ホイル焼きを頂きました。
ほくほくして、ジャガイモのよう~~
洋種系の方は、葉に棘があり、硬いですが甘い!
和種系は、シャキシャキしています。
山形大学の江頭先生にもお話をお聞きすることができました。
庄内地方でも、輪作が行われていて
蕪・蕎麦⇒大豆・小豆⇒えごま
大豆は根粒菌が窒素をを取り込むため、えごまは、換金性がよいことや土地を荒らさないなどから植えられたようです。
このような知恵が、今後の作物を育てるヒントになります。
では早速、恵みを頂きましょう!
オードブルには、余呉湖で獲れたわかさぎが。。。
えごまのフォカッチャはプチプチ感がいいですね。
山カブがごろっと入った地野菜のスープには、うま味がギュッと詰まっています。
近江牛と大鹿の、柔らかいこと!
山カブの色が綺麗でしょ。ツブリナ(アイスプラント)の食感が面白い!
デザートにも山カブのソルベが。。。ブリュレには、エゴマ入りですよ。
お腹もココロも大満足ですが、忘れていませんか???
そう、山カブの収穫です。
猿・鹿・猪の害から守るためにトタンで囲ってあります。
沢山の収穫。。。
早速、ポタージュスープにして頂きました。