徒歩ホ女

美味しい☆楽しい☆ヘルシー☆トホホな話満載!

諸国漫遊・ごちそう旬菜サロン

2015-12-15 07:47:34 | Weblog
「諸国漫遊・ごちそう旬菜サロン」第1回スタートしました!
お陰様で、昼の部・夜の部共に満席となりました。

なにわの野菜ソムリエ「ベジフルMaman」が、大阪に居ながらにして、
全国の旬の美味しい食材を、プロの料理人によって扱い方や料理のコツを教えて頂きながら
召し上がって頂こうと企画・運営しました。


場所は、阪急オフィスタワーにある26Fの「キッチンタウン・クリナップ大阪」さんの最新設備を備えたキッチン。。。
今どきの最新キッチンはすごい!
換気扇のお掃除は、スイッチひとつでOKだし、シンクも水を流すだけでごみが排水溝に流れるんだって!



さてさて、
第1回は、岩手県にフューチャー。。。
 

また、ゲスト料理人は、NHK朝の連続テレビ小説の料理指導でお馴染みの”広里貴子”さん。
岩手県とのお付き合いもあり、岩手の食材に精通されています。
岩手とのマッチングが楽しみですね。

 

海の幸・山の幸に恵まれた岩手県ですが、東西南北とかなり広い!
地図を見ながら、岩手県大阪事務所の高橋さんより、「黄金の國、いわて」の黄金食材のお勉強。。。

 

珍しい野菜たち
「南部一郎」「雪どけ人参」「曲がりねぎ」「いきいき長芋」
しいたけに、昆布。。。。

「真崎わかめ」の美味しいこと!
三陸の中北部、宮古市田老の沖合で親潮と黒潮の混ざった地域で作られていて、肉厚で、緑色が濃く、独特の歯ごたえがあります。

学んだあとは、いよいよ広里さんの料理講習です。。。
と言っても、エプロンなしのお話を聞くだけの気楽な会。。。

皆さま、キッチン周りに集まって、熱心に広里さんのお話を聞き、手元を見つめています。

 


ウエルカムドリンクは、山ぶどう100%の「山のきぶどうジュース」
「山ぶどう」は、久慈地方で採れる、甘酸っぱい果物で、普通のぶどうの約8倍のポリフェノール、3倍の鉄分、4倍のビタミンCと女性にとっては嬉しい飲み物。
小粒で、種が沢山あるので、果汁が少量しか採れません。



その他のドリンク類
日本酒(浜千鳥 純米吟醸):釜石
エーデルワイン(早池峰ヌーボー2015年赤・白):花巻
りんごジュース(田村さんちの皮ごと丸しぼりりんごジュース):盛岡

などなど、岩手が満載です。


さて、
南部一郎のムースとUMAMIカナッペ

南部一郎とは、生でも食べられる甘いかぼちゃで、一関市骨寺地区で作られています。ということで、ムースに。
日本かぼちゃの鶴首カボチャを改良したもので、「南部藩」と種を提供した方の名前「一郎」から名付けられました。


鶏とまめぶの白湯風スープ

じぇじぇじぇ!
NHK「あまちゃん」で一躍有名になった、久慈の郷土料理が「まめぶ」。
中にくるみと黒砂糖が入った団子で、「甘いのかしょっぱいのかわからねえ」と言われたあの「まめぶ」ですよ。
すごくお洒落なまめぶとなりました。

曲がりネギも入っています。

 

次に出てきたのが、「八幡平サーモンのマリネ 雪下人参のソルベ添え

八幡平市の清水川養鱒場で作られているブランド名で、
身の色、締まり具合、弾力のある食感と、30年以上かけて品種改良された結果出来た系統の
サケであって、サケでない。ニジマスであって、ニジマスでない。
「ひと口食べたら忘れられない」味で、東京では、ミシュランのお店が使われていますが、大阪にはまだお目見えしていません。

 
サーモンの横に、小さな山ぶどうの新芽が添えられています。



ここで、一旦中休み。。。

今度は岩手県が誇るお米のお話を、JA全農岩手大阪販売センター長の米倉さんよりお聞きしました。
 

いわて純情米
きれいな水・澄んだ空気・昼夜の温度差・土壌とお米作りの諸条件が揃っています。

特に農薬使用回数等を慣行栽培の1/2にする「特別栽培米」や
独自基準による、農薬使用回数を10成分以下とする「限定純情米」などいわての米の7割以上が安全・安心な環境に配慮したものとなっています。

「ひとめぼれ」は、食味ランキング最高位の特Aを20年間(平成6年~26年)獲得!!

母親がコシヒカリ、父親が初星として平成3年に誕生。粘りが強く、甘味や香りに優れています。

めても美味しくお弁当やおにぎりにも最適なんだそう。。。


またまた、料理の続きです。

きのこたっぷり蕎麦かっけ
蕎麦かっけとは、二戸・九戸地域で南部藩の時代から伝承されている郷土食。

かっけとは?
蕎麦打ちの際にでる「かけら」のこととか、これを食べたら脚気が治ったとか、形の「角形」からとか、諸説色々とあるそう。

面白いのは、方言で「さぁ、食べて下さい」を「かぁ けぇ」といったとか。。。
岩手は寒いので、出来るだけ口を開かないことから、言葉は短くなるだって。。

お鍋でたくさんお野菜とともに煮て、「にんにく味噌」をつけて食べるのが一般的とか。
本日は、食べやすいようににんにく味噌はありません。


ローストポーク 柚子と山梨のマスタードソース
山梨とは、古くから自生している梨で、現在栽培されているものの原種と言われ、たまたま手に入ったのでと使用。。

 


ご飯ものは。。。真崎わかめを使った若芽粥

 

色々と質問しながら、岩手の郷土食のお話や地域の特徴などを伺いました。

最後のデザートが。。。
ビスケットの天ぷら りんご添え

ビスケットの天ぷら???

何それ?

実は、西和賀町の郷土食のひとつで、食糧が不足していたその昔、希少なビスケットに米粉の衣でボリュームをくわえて食べたのがはじまりとされています。
米粉の代わりに、もち粉にホットケーキミックスを混ぜて作ってあります。




江刺りんごは、甘さと酸味のバランスがよく、「ジョナゴールド」「サンふじ」などが生産されています。
マスカルポーネのアイスを添えて、さぁ召し上がれ!



最後に高橋さんおススメの観光ベスト3を!ジャジャン!

第3位 花巻地域
宮沢賢治のふるさと、わんこそば、おいしいワイン(エーデルワイン)など

第2位 久慈地域
北限の海女「あまちゃん」のふるさと、まめぶ汁、三陸鉄道、豊富な海産物(うに・あわび)など

第1位 沿岸地域(宮古~釜石~大船渡~陸前高田)
橋野鉄鋼山を含む明治日本の産業革命遺産・いわて三陸観光応援バスツアー・海鮮ラーメンなど

わぁ、岩手に行ってみたくなりました!



お土産には、岩手県より「ひとめぼれ2合」とベジフルMamanからは、南部せんべいが。。。



そして、最後のじゃんけん争奪戦

サバ?(フランス語で元気ですか?の意)お洒落でしょ?

実は、東日本の水産業復興を支援して出来た、国産サバのオリーブオイル漬けなの。

 

岩手は行ったことがない人が多く、郷土料理や食材に興味を持たれたようで、是非一度は行ってみてくださいね!

ありがとうございました。。。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムジcafe 料理講習会

2015-12-13 21:05:10 | Weblog
今年最後の、Cafe&Meal MUJI難波の料理講習会

 

クリスマスも間近ということで、「サングリア」と、
おうちでも簡単にできる「パテ・ド・カンパーニュ」を教えて頂きました。

ムジcafeでの料理講習会も、今回で22回目ということで、10・11日の2日間昼の部・夜の部ともに大盛況です。

 

藤林シェフのファンも多く、ベジフルMamanとも顔なじみの方が増えてきて、お声かけ頂くようになりました。


「へ~、こんなに簡単におうちでもパテが出来るんだ!」

「絶対に、今年のクリスマスに作るわ」

などなどの声が上がります。

ちなみに、ベジフルMamanの二人も、昼の休憩時間に早速近くの道具屋筋に出かけて行き、
お道具を買ってしまいました!


さて、料理が出来てくるまでの間、この1年で皆様からのご要望が多かった「野菜・果物の見分け方」「野菜・果物の保存方法」について
○×のクイズ形式で、お話させて頂きました。

 

知っているようで知らないことも多く、しっかりとメモも取って頂き、質問もグイグイ。。。。(本当に熱心!)

さぁ、いよいよ試食の始まりですよ!

 

ちょっとぉ!最後の晩餐みたいな料理。。。これだけ??
(勿論、これだけでも十分に美味しいんですが。。。)

そんなはずはありません!

わぉ!今回は特別バージョンということで、チキンの丸焼きが登場!
テンションが上がります。

 

横に添えられた、人参の甘いこと!じゃがいももホクホクです。

 

藤林シェフが、切り分けて下さいました。

そうそう、お出ししたサングリアは、赤でしたが、
白バージョンもあり、皆さま注文されていましたよ。

昼の部・夜の部とも、お酒が入って、お隣の方とも会話が弾みます。

メリークリスマス!

来年度も宜しくお願いします!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝統食まつり

2015-12-07 22:27:23 | Weblog
今年に入ってから、準備に準備を重ねた「すい都大阪 伝統食まつり」が、大阪天満宮で開催されました。
 

大阪天満宮は、天暦3年(949年)に村上天皇の勅願により創建。
御主神は、菅原道真公で、日本三大祭のひとつ「天神祭」と学問の神様で広く知られています。


近くには、天満宮への参道として栄えた日本一長い商店街「天神橋筋商店街」(南北全長2.6km)があり、
2006年には、裏門に「天満天神繁昌亭」が出来、大阪市民からは「天満の天神さん」として親しまれています。

 
天神の水も、ご利益期待できるかも。。。

飲食ゾーン(A~G)と販売ゾーン(1~11)のテントの中では、
日本全国から集まった、ほんまもんが一堂に集まり、売り切れ続出の大盛況。。。

  


  

当日は、2015年度の昆布大使をさせて頂いたこともあり、
大阪天満にある「天満大阪昆布」のお手伝いをさせて頂きました。

  

昆布も海のやさいということで、野菜ソムリエとも切っても切れない関係ですね。

「昆布おじさん」による昆布のお話もあり、「昆布のあれこれ」熱心に耳を傾けておられました。

  

野菜ソムリエ仲間や、知りあいの方にも、沢山来て頂き、寒空の中境内は活気に満ちています。

「わぁ、上野先生!近江先生も。。。」

 

本部前では、なにわの伝統野菜の紙芝居に、森下先生のバイオリン演奏などもありました。

(残念ながら、ブースにいたので、見に行けず。。。)

そうそう、昔ながらの飴作り(堺あるへい堂)さんでは、飴作りの実演もあり、なにわの伝統野菜飴などが大人気。

JA大阪市からのなにわの伝統野菜や道の駅「かなん」からは季節のお弁当が。。。

また、大阪御数料理会からは「くるみ餅」。
どれもこれも、おかげさまであっという間に売り切れたそうです。

  

  

日本全国から、ほんまもんの味が集まり、伝統食を知って頂くよい機会となりました。

お土産に、三河みりんと月の桂のにごり酒、守口大根の味噌漬け、ごより豆を購入。。
  

早くからイベントの準備にかかわってこられた、「日本の伝統食を考える会」の皆さま、お疲れ様でした!!
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なにわの伝統野菜「田辺大根」

2015-12-07 09:44:01 | Weblog
野菜ソムリエコミュニティおおさかでは、なにわの伝統野菜のひとつ「田辺大根」の収穫を行いました。

子供さんも参加して、総勢25名で、東住吉区にある田中農園さんにお邪魔しました。



白首で、ずんぐりむっくりしていた形の先には、ねずみのしっぽのような根が伸びています。
青首大根と比較すると、形や大きさが一目瞭然ですね。

「なにわの伝統野菜」とは、 (大阪府環境農林水産部農政室推進課 冊子より)
①概ね100年前から大阪府内で栽培されてきた野菜

②苗、種子等の来歴が明らかで、大阪独自の品目、品種であり、栽培に供する苗、種子等確保が可能な野菜

③府内で生産されている野菜

以上のような基準が設けられています。


こんなところに畑があるのかしら?
町の中を歩いていくと。。。。


ありました!
青々とした畑には、色々な野菜が植わっています。

田中さんは、「田辺大根」で先日長居公園で行われた農業祭で市長賞・住吉大社賞を受賞!


田辺大根は、「丁稚大根」「よこもん」とも呼ばれていて、

皮が厚くて見た目は別嬪さんではないし、肉厚でつやがないにも関わらず、
肉質は緻密で煮くずれしないなどの特徴があること。

食糧難で、食べ物がない時代に腹持ちがよく丁稚さんの食べ物としては最適だったこと。

また、普通の大根のように葉に産毛がなく、口の中でゴワゴワしないので高くても漬物屋さんが好んで漬物にした。

などのお話をお聞きしました。

「大きいもんのほうが美味しいで!」
「1月になると、太いもんは”す”が入るけど、今頃の時期のは最高や!」

「9月5日・15日・19日と分けて種植えしたんやけど、1週間遅れて種植えしたからて
  1週間づつ遅れてできるんちゃうねん。遅く植えたもんは、出来るんがもっと遅くなるねん」

へ~~~!そうなんだっ!




田中さんのお話を聞いた後、早速みんな大きな田辺大根を求めて畑へ!!

「獲ったど~~」 あちこちで歓声があがります。


畑には、同じくなにわの伝統野菜である「天王寺蕪」などが植えられていて。
こっちも1本ずつ収穫させて頂きました。

天気にも恵まれ、楽しい田辺大根収穫でした。


お土産に、大阪産(もん)の難波ねぎも頂き、大きな野菜たちを抱えて
「今日の晩御飯は何にしようかなぁ?」と嬉しい悲鳴です。

アブラナ科の葉は、全体に日が当たるように、綺麗に広がっています。

 

帰りに近くの「ザ・めしや」で昼食。。。各自で好きなものを注文。。。



最後の最後まで、盛り上がりました。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする