日々想ヒ事生活

 旅が
やめられない!!
ムチャクチャで小心者なI'raの日々と、時々はなとの旅

犬連れヒッチハイク 中辺路 高原-近露~龍神

2012-05-31 11:07:09 | 旅行
北に行っても、南に行っても、寒い日もあれば、暑い日もある

5月10日(木)
田辺に来て、連日訪れていたピースに挨拶して中辺路へ向かおうとすると、木曜日は偶然にもカレーの日

みなちゃん特製カレーをいただいてから出発することに

そうこうしているとこれまた縁繋ぎ

ごつごつさんに初めましてにも関わらず送って貰えることに

友達の友達はみんな友達

みんな繋がってる

ありがとうございます!

上富田のカフェふわり
近露の中辺路美術館
に寄り道して、熊野古道中辺路の途中地点、イーデス・ハンソンさんが住むことで有名な高原まで連れてっていただく

野宿予定にしていた休憩所は、夜間設錠という予想外

しかし近隣の方たちがとても親切で、すぐに区長さんが車庫を貸してくれ、寒さを凌げた
ありがとうございます

ゆっくり歩いた 高原~近露の中辺路は木洩れ日がキレイで気持ちのいいハイキングルートだった

はなの歩きも穏やかだ

明るいうちに温泉というのもまた極楽♪

ゆるりと地のもので幸せな朝食


さて、目指すは龍神!

BE-PAL見た!
というママとキッズ

嬉しいなぁ、どこかの誰かが私を観ている

旅させてもらってる

龍神入ってからは繋がりの連続

というか、龍神行きのヒッチハイクの時点で!

龍神村は過疎化にブレーキをかけるために、アーティストを村に招き入れようと取り組んでいる村
(合併し田辺市龍神村になった)


最初も陶芸家夫婦に乗せてもらう
しかも一晩素敵な家に泊めていただいた

書道家、チェンソーアート、豆腐職人、パン屋、デザイナー
まだまだいっぱい!

環境にしても申し分ない豊かな自然

山あいの村なのに、何だかとっても開けている

そんな繋がりを辿って、歩きとヒッチハイクでハシゴする

パン屋もんぺとくわで釜焼きピザ


豆腐屋るあんで豆腐のケーキ、豆腐のキッシュはお持ち帰り


おやおや、ちょっと食べ過ぎたかな?

歩き疲れたのか腰も痛い


なんて思っていたら発熱

トホホ、またかよ…
はな、振り回してごめんね

せっかくピックアップしてもらった護摩檀山の麓ごまさんスカイタワーから再び龍神

初めましてなのに、またまた縁繋ぎのおかげで、ごまさんスカイタワーの店長さん宅に、3日間お世話になった
(すみません、本当にありがとうございました!)

またまた腸炎である

くそー
なんてへなちょこな体なんだー!

犬連れヒッチハイク 大辺路 那智勝浦~太地~串本~白浜~田辺

2012-05-16 23:42:33 | 旅行
こう、とんとんとアップ出来てるのは、何も帰って来たのではない

何を隠そう、また腸炎になってしまって、知人の知人を頼って泊まらせてもらってるのだ
(本当にごめんなさい。ありがとうございます!めちゃくちゃ助かりました!)

龍神なぅ。明日は高野山。


さぁ、続き

これからは大辺路をヒッチハイクで回る

南紀のことは全く調べていないので、地元の人に教えてもらおう作戦

その前に5月7日でGW明けたので、整骨院に行く

残念ながら、マッサージが主流の整骨院
ほねつぎ屋さんに行きたかったが…

とりあえず、正規の添え木をしてもらった

ヒッチ開始
最初に乗せてくれた方
愛犬がはなに似ているらしく、更に子どもが出来たらあいらと名付けると決めていたという
何とも偶然とは思えない出逢い!

ちょっとなら…という話だったのに

太地寄って、更に串本まで行ってくれた!

太地はクジラの町

捕鯨文化、シーシェパード、グリーンピース、日本人の鯨肉横領…

色んな角度の見方があって、まだあたしにはよくわからないけど

とりあえず鯨を食べてみよう!

ベーコンや各部位のブロックが冷凍コーナーにびっちり!
(画像↑)

あたしはお惣菜になってるのを買った
鯨はちょっと高い

ドライブドライブ♪

観光しながら串本着

こう楽しんで乗せていただけると本当に嬉しいです!!

本州最南端の潮岬へ


広い草原の一角がフリーキャンプサイトになっている

はなとのんびり~
夕立みたいな雨にやられても
のんびり~

そんなゆるーい所だった

車が殆ど通らないからかな?

翌朝早起きして朝日を拝んだ


海がキレイで、はなと遊ぶのに寄り道しながら
ヒッチハイクを繋いで、噂の
とれとれ市場@白浜へ
ヒッチで乗せてくれた方が連れてきてくれた!

海鮮物が鮨や刺身のパックにしろ、丸やブロックにしろ安い!

ここでも放射能と戦い、養殖であろうサーモンをチョイス
本当はいっぱい食べたいよぅ

田辺では、和歌山の友達に教えてもらっていたフェアトレード&エコロジーショップ ピースを訪ねた

歌い旅の友達、金丸文武もよく訪れていた田辺

夜ははなをテントに寝せて、飲みに出る

ライブバー ウツボムーン
創作居酒屋 桜

どちらでも何やら金丸文武をよく知る人がいっぱいだ

なんだかんだで夜中まで

しかし翌日は朝から雨

早々にテントを撤収し、公園内のステージで雨宿りがてら二度寝していたら、市役所の方に浮浪者と間違えられた


雨が落ち着いてから岬まで歩いて

(お揃いにしたかった訳じゃない!たまたまです)

街を散策

新旧が入り交じり、光と影が隣り合う
そんな町

古びた商店街、路地裏、老舗、飲み屋街

大型ドラッグストア、コンビニ、新築マンション

時代はどこへ向かうのか…

犬連れヒッチハイク 熊野古道 川湯~小口~那智大社~速玉大社~那智勝浦

2012-05-16 21:02:21 | 旅行
本宮を経て請川~小口を小雲取越、小口~那智大社を大雲取越という

コンスタントに行けば、1日で行けるコース

だなんて思いながら、何だか急いでしまっていた

山を楽しむことを忘れていた

小雲取の下り道で、足を踏み外し、見事に転倒

利き手左の人差し指をヤってしまった

下りは地元の方ファミリーと一緒になり、話しながら下っていたのだが
そのお父さんが奥さんに保冷剤を持って来るよう頼んでくれた

心配してお昼やおやつを持って来てくれ、休日当番医を調べてくれたり、最終的病院には行かないことにしたが、湿布やらを持って来てくれ包帯も買って来てくれた

何度も行き来してくれて本当にお世話になりました

枝と割りばしで添え木して包帯を巻く

我ながら上手い

トホホ…

山に入るとまずするのは、ツェルト探し

それが上の画像

翌朝、気を取り直して大雲取越

初め二時間登りっぱなし
という所で私は
四時間かかった

それくらいゆっくりすべきと思った

キツイ



時間を気にしないとこんなにも気持ちに余裕が生まれるのかってくらい、いい気分だった

途中の小川ではなと休憩し遊ぶ

この子にはあたしの心境は丸分かりなのだろう

まるで鏡だ


夕暮れ手前

夢にまで見た那智


この風景を写真で見てから、必ず来ようと決めたのだった

今日は那智でテン泊

お寺さんが庭を提供してくれ、夕方下山してきた登山カップルと隣合わせてテントを張らせてもらった

お湯や軒先まで提供してくれ、ありがたいありがたい

翌朝、大門坂を降る

これを登るのが嫌で那智から本宮ではなく、本宮から那智のルートにした

それくらい凄くキツイ石段

前日の大雲取の終盤も延々と石段の下りだった

これを登るだけで日が暮れそうだ



昨日から下り通しで、ひーひーいいながらなんとか大門坂下の駐車場まで到着!

よっしゃヒッチハイク!

車、殆ど通らねー!

と待っていると、一台引き返してきてくれた

聞けば、昨日お庭を貸してくださったお寺さんの弟さん

2日連続でお世話になるなんて、よっぽど那智に好かれているのか?
ありがたいありがたい

しかも速玉大社に行ってくれ、那智勝浦まで戻ってくれた

速玉にはお参りという雰囲気ではなくなってしまったけどありがたやありがたや

コインランドリーからの公園で干してからの勝浦散策が出来た

なんてことない路地裏に、巻き寿司屋さんがポツリといい味出して『営業中』だった

かなり気になったので入ってみる
「ごめんくださーい」

まさや

品のあるお母さんが中から出てきて、犬連れて大変やねと旅の話になる

とっても優しいお母さんだった

港に出て、まさやで買った巻き寿司を食べていると、あげ(=いなり)に感動してしまった

美味すぎる

味といい歯触りといい、なんて優しいんだ

と言うわけで、あげのみのパックを買いに戻る

夜は、マンションから丸見えの公園に、怪しまれながら、会釈しながらテントを張って
スーパームーンを拝んでから寝た



犬連れヒッチハイク 熊野古道 本宮~川湯

2012-05-16 14:19:14 | 旅行
5月3日本宮到着!

晴れ!
あんまり天気良かったので、手洗い洗濯して駐車場の裏のフェンスに干した

本宮大社


八咫烏グッズがいっぱい
八咫ポストなるものもあって、ハガキを投函してみた


雨の中、わんちゃんと歩いてるの見ました~!
女性の方だったんですねー!
と、声をかけてくれた犬連れ夫婦が、偶然にも今夜行こうと思っていた川湯に宿をとっているとのことで
相乗りさせていただく

川を掘ったら温泉が出るところ!


トイレの一角で野宿していたら

夜遅くまで人が来て、その度はなが吠えてしまった

ごめんなさい

最終的には見物に来られて、私が寝袋から顔出さずにいると(はなも唸る程度になったので)

「バックパックはあるのに…?お留守番してるのね~」

なんて言われる始末

本当にごめんなさい

翌朝、川湯の露天風呂で朝風呂



昨日、乗せて来てくれた夫婦も偶然朝風呂しに来て、出発前に はなとクララを遊ばせることができた

犬連れヒッチハイク 熊野古道 吉野~大峰奥駈?!十津川村

2012-05-16 13:52:00 | 旅行
日々何があるかわからないのが旅である。
いや、人生そのものが何があるかわからないの連続だ。

予定は時として、根っこから覆させられる

熊野古道を歩くに当たって、少しでも重量を減らすために厳選して荷物を送り返した

それでもザックは20kg

仕方ない

はなのエサと二人分の水は携行しなくてはならないのだから

背に腹は変えられぬ

吉野の天気はピーカン

「一人、今日で5日出てこない」と遭難者の話を聞き
金峰神社の休憩所で野宿し、翌朝意気揚々と奥駈修験道に挑んだ

だ…

だー!

キツイ!!

アップダウンと急勾配

ザックが重いとこんなにもしんどいのか!

へなちょこあいらはハイキングの経験しかない

はなは平気でガンガン登っていく

あれ?

昼過ぎ、はなの姿が消えた

いつもなら見えなくなったら戻って来るのに

前からも後ろからも人はない

冷たい風が強く吹き付ける

叫んだ

「はなー!」
「こっちよ!戻っておいでー!」

叫びまくった
口笛も手打ちも

戻って来ない…

前なのか後ろなのか

少し行ったら休憩小屋

ザックをおいて戻ってみる

叫びに叫んだ

みるみる曇り空
風の音だけが吹き抜ける





30分

何事もなかったかのように、かけて戻って来たはな

心細さのあまり初めて泣いた

はなが居なくては、一人で山にも来れないのだと思った

日が暮れたら敵わない

ヘトヘトの体を無理矢理動かし次のピークを目指す

最後、数百mがキツイ
しかも、遂に雨が降りだした

半ば無理矢理ピーク到達

急いでレインスーツを着込み、ザックカバーをして下山

このあとは山上ヶ岳、女人禁制の山なので、どちらにしても下山しなければならない

1400mからの下りがガツガツ続く

突然の強烈な睡魔
視界が狂い朦朧としてきた

立ちながら何度も意識がぶっ飛ぶ

その度、はなが心配そうに近寄ってきてくれる

険しい下りを小一時間

遂に来たー!

女人結界門

ここからは女性は更に険しい下りを経て林道へ出て、洞川という温泉郷に降りる

もう暗くなった集落を彷徨い寝床を探しながら、奥駈をリタイアしようと思った

翌日、駐在所で、まだ遭難者が発見されてない話を聞いた

これからは完全にルート変更

ヒッチハイクで十津川村にある日本一の吊り橋
谷瀬の吊り橋へ


雨の中、最終の行ったバス停で野宿させてもらい、

翌日は20km位歩く

雨の日は下道のヒッチハイクは難しいからね

前日からずっと十津川村を通ってるわけだけど、去年の台風被害の爪痕が物凄い

山も谷も深い十津川村

こんな所によく建てたなって所に家が建ってる

小さな集落がポツポツと続く

そして集落ごと大雨で崩落してしまった話を幾つか聞いた

未だに行方不明者がいるのだと


雨の日、山に幾つも滝が出来ているのを見た

雨の多い山間の村

いつ崩れるかわからない旧道

至るところで行われる道路工事

見上げる程高い山
眩む程深い谷を流れる川



日本最大の村、十津川村