日々想ヒ事生活

 旅が
やめられない!!
ムチャクチャで小心者なI'raの日々と、時々はなとの旅

犬連れヒッチハイク2013夏

2013-12-31 02:48:55 | 旅行

やーやー、はなは今年、5月で10歳になっちゃいました。
もうすぐ11歳。

ラブラドールの寿命は15年
でも出会ったラブラドール元オーナーたちに聞くと大概9~12歳で亡くなってる。

うーん、はなもご高齢という訳です…


さて、夏の犬連れヒッチハイクは一切ブログを書けなかった

書けないことの方が多い旅ブログだけど、夏の旅はかなり気持ちのいい流れ素晴らしい出逢いの旅で(寝込むこともなかったし)
ブログを書く暇がなかった

最初の目的地、山形県鶴岡市に入るまでも、犬連れヒッチハイクとしてあたしたちを知っている方に出会ったり、福島から山口へ半移住されてる親子の現地の驚くべき話だったり、「犬連れヒッチハイク」の看板を見てその場でググって声をかけてくれたドライバーさんだったり…

とにかくたくさんの方にお世話になりながら進んだ

ヒッチハイクの素晴らしいところは、日常生活では出会わないような方と会話し、その方の人生や情報、知識を聞けるところだ

記憶力の弱いあたしは、大抵の会話を忘れてしまう
でも、実体験していない聞いた話 というのはなかなか興味深いジャンルでとても勉強になることが多い

犬連れのいいところは、変に警戒されにくいところだ
世の中で一番恐いものは人間である
でも、無愛想なのに愛され犬の はなは、そんな警戒心を易々と解き、乗せてくれた方に安心を与えてくれる

はなは、本当のところ、連れ回されるのが迷惑かも知れない
ストレスになっていることだって大いにありえる
でも、絶対的信頼関係のあたしと寝食を共にし、24時間一緒にいられる旅は、留守番しているよりずっと嬉しいのではないか
というのは、あたしの勝手な考えかしら?


かわいそう

と、言われる事が極たまにでもある

そうかもね

でも、あたしははなを愛していて、はなに感謝している
はなだってきっとそうだ
捨てられて、あたしと出会って9年
あたしといられる事が何よりなのだ
もう、置き去りにされたくない

日々の行動からそれだけは断言できる

あたしは はなが生きている間ははなと存分に楽しみたい

犬と飼い主の関係性、飼われ方は千差万別

何が幸せで何が不幸かなんて、二人にしかわからないのだ



夏の旅の最大の難題は、暑さ

だから北に向かった
水分補給と日陰待機や休憩を取りながらの北上

雨にも何度も降られたが、幸いなことに、雨の中立ち竦むことはなかった


うちの近所の国道からヒッチハイクを開始し、二日目の夜に鶴岡市に入った

とにかく汗と湿気で体がベトベトだ
銭湯に入りたい!!
と地元の人に聞いた唯一の立ち寄り湯は、第一ホテルの大浴場のみ!!

この街の規模で銭湯がないのか…

一刻でも早く体を流したいあたしは、駅近くの公園に目星をつけ(あ、野宿のね!)
大きな荷物だけ隠して足早にホテルの最上階へ!!

チーン(エレベーター到着)

「あ、あの日帰り湯で利用したいんですけど…!」

「はい、2000円になります」

「え…?!2000円…ですか?!お風呂だけでいいんですけど?」

「…はい、2000円です」

「…じゃあ…、いいです…」

ちょ、2000円て、そんなん払えんでしょ風呂に


はい、風呂に入ってさっぱりして寝る計画は終了

大人しく、公園にワンタッチ蚊帳を広げ、ベトベトの気持ち悪さを受け入れながら、はなと野宿しましたとさ

で終わらない

ポツリ

ポツポツ…

夜中に、シュラフカバーに何が落ちる音で目を覚ました

はい、雨ですー(笑)

大急ぎでテントを広げ、この上ない手際の良さで設営

更に汗ばむのでありました


トホホ…



続く…

犬連れヒッチハイク 小辺路 高野山~和歌山~豊岡~津山~ゴール

2012-06-20 09:54:50 | 旅行
やっと、
やっと!更新できたよ

今回の犬連れヒッチハイク旅、最終章


陽射しが確実に夏へと近づいていってる


優しさは喋り方さえ変えてしまう

ゆっくり穏やかに


ヒッチハイクをする上で決めていることがある

乗せてもらった後は、その車が走り去るまで見送り頭を下げる

当たり前かもしれないけど、とても大切にしている瞬間だ

5月17日(木)
再びリベンジ!

ごまさんスカイタワーからヒッチハイクをし、道路の途中で下ろしてもらい地道に入る

いよいよ高野山を目指す

2009年にお遍路をしてから、実に3年振りのお礼参り

歩く小辺路は、全体の8分の1程度のコース

途中迷いかけるも、さすがはな

ついていくときちんと目印が
ありがとうね

ゆっくり歩いて3時間半

なんだか感動してしまった

たくさんある見所の中から、三昧寺と総本山と奥之院を参る



奥之院はありとあらゆる人のお墓がある
織田信長にパナソニック、しろありの墓まであった

何より老杉の巨木群は圧巻で、ゆっくりゆっくり参った
最奥に弘法大師が祀られている

標高1000m弱の高野山
そこは予想外に開けた所で、お大師さまの足跡と呼ばれているだとか

和歌山市
全国歌い歩き中に、上関原発の阻止行動に腰を据えていたNO∞無さんが、結婚して店主になった
雑貨Cafeあわたま
に行く

ゆったりほんわか、ボチボチなカフェ
とっても気持ちのいい時間と人たちに癒される
(癒しって苦手な言葉だけど、これがしっくりくる)

病み上がり
でも、ご飯が美味しくていっぱい食べちゃった

店の中は、フェアトレード、ハンドメイドの雑誌、食品
それから、脱原発を始め、からだの事、食べ物の事、本当の事 たくさんのチラシ、本などが置いてある

なのにトゲがない

NO∞無さんといずみさんのおかげだろう

優しく新しい波動を自然的に発信している
あわたま



え?


原発?


そりゃあ…

ないほうがいいに決まってるよね

うん、うん

じゃあ…

いらないって言おうか!

いらないよ~!



三日間のんびりさせてもらった

旅の終盤にはもってこいのスケジュールだ

はなは吠えるので看板犬にはなれなかった

最終日は串本に金環日蝕を!なんて言っていたが
近所のはしゃぐおばちゃんたちと見た


ナイスショット

さて

帰路は
彼の有名な冒険家(って教えてもらうまで知らなかったけども…!)
植村直巳冒険館に行くため、兵庫県豊岡市を目指す

え?
豊岡市って?

そう、正に通って来た日本海側だ!

しかも旅の前半で鳥取砂丘の翌日泊まったのが豊岡市内

いや、そこまでブログに書いてません

すみません!


で、なんともラッキーガール
和歌山から植村直巳冒険館まで1日で移動

ありがとうございます!

併設の植村直巳記念運動公園の一角で野宿
(←もちろん気合いを入れるため)

翌朝、じゃーん入館!
(外観撮り忘れた…)

さっそく職員さんに声をかけられた!

実はここ、
植村直巳に続け!ってことで、様々なスタイルの旅人、冒険家が訪れては、職員さんにハントしてもらい、旅人登録なるものをしているのだ!

かなーりゆっくり見て回った後(資料館系に入ると長い)
インタビューしてもらう

ポーカーフェイスの下は白紙

というか、あんまり深い事考えて旅してないねんねー

さぁ、最後の寄り道!

亡くなったおばあちゃんの本家を訪ねる

津山へ

が、

が―

ヒッチ、ミスった

ヒッチハイクにミスとかあるのかと言うと、
あるんです!

交通量の予測、特に高速道路は本当につかまりにくいPAがあるもんで…

たどり着けるのか?!


結局、ほとんど車が入って来なくて、はなも退屈、待ち時間の記録も更新2時間半
で、日が暮れたので諦めて
ご飯を炊いて食事を済ませたら

「どこまで行きたいの?」
あー!女神様!(男の人でしたが)
勇気を出して声かけてくれたんやろなぁ
ありがとうございます!

翌日、津山まではヒッチ開始から15分で到着!

本家を突撃訪問!
アポなし!

今はどの続柄の人が住んでいるのか全然知らずに行ったが、どうやらお母さんの従兄夫婦が住んでいて、
あたしが玄関先に特大バックパック担いで、黒いでかい犬連れて
「孫のあいらです!今、犬連れヒッチハイクしてて津山通り道なので、突然ですが、顔見せ程度に寄らせてもらいました!」

と言っても

全然驚かなかった(笑)

それどころか、家にあげてくれ、お茶が出たかと思うと
「お昼はあそこに行こうか?」と夫婦で決めて連れてってくれ

「滅多に家におらんのよ~タイミング良かったなぁ」と観光案内をしてくれ

ご当地B級グルメのホルモンうどんを食べたいと言うと
「地元の人間は食わんよ~」といいながら店を探し回ってくれた

親戚って、いつもどうしょうもないあたしを助けてくれる
親戚付き合いしてないにも関わらず

ありがとうございます!
ご先祖様!

そんなこんなで日帰り(?)津山を後にし、西を目指す

帰りも悪戦苦闘

計画立てたルートが、ほとんど交通量のない山道とか、中国道も交通量少ないこと!

でもね、やっぱりはながいるお陰で情をかけてもらえる
送ってもらったりね

最後のテント泊の朝も、しっかり微睡みタイムたのしんで


そして奇跡的に、当初の予定通り5月24日の昼間に家に着いた!

本当にありがとうございました~!

感謝感謝の繋ぎ旅

感謝出来ることにも感謝

はなにも感謝

歳取ったね
着いてきてくれてありがとう

こうして、60日に及ぶ、8回目の犬連れヒッチハイクの旅は幕を閉じました

また、補足をあげるね~


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犬連れヒッチハイク 中辺路 高原-近露~龍神

2012-05-31 11:07:09 | 旅行
北に行っても、南に行っても、寒い日もあれば、暑い日もある

5月10日(木)
田辺に来て、連日訪れていたピースに挨拶して中辺路へ向かおうとすると、木曜日は偶然にもカレーの日

みなちゃん特製カレーをいただいてから出発することに

そうこうしているとこれまた縁繋ぎ

ごつごつさんに初めましてにも関わらず送って貰えることに

友達の友達はみんな友達

みんな繋がってる

ありがとうございます!

上富田のカフェふわり
近露の中辺路美術館
に寄り道して、熊野古道中辺路の途中地点、イーデス・ハンソンさんが住むことで有名な高原まで連れてっていただく

野宿予定にしていた休憩所は、夜間設錠という予想外

しかし近隣の方たちがとても親切で、すぐに区長さんが車庫を貸してくれ、寒さを凌げた
ありがとうございます

ゆっくり歩いた 高原~近露の中辺路は木洩れ日がキレイで気持ちのいいハイキングルートだった

はなの歩きも穏やかだ

明るいうちに温泉というのもまた極楽♪

ゆるりと地のもので幸せな朝食


さて、目指すは龍神!

BE-PAL見た!
というママとキッズ

嬉しいなぁ、どこかの誰かが私を観ている

旅させてもらってる

龍神入ってからは繋がりの連続

というか、龍神行きのヒッチハイクの時点で!

龍神村は過疎化にブレーキをかけるために、アーティストを村に招き入れようと取り組んでいる村
(合併し田辺市龍神村になった)


最初も陶芸家夫婦に乗せてもらう
しかも一晩素敵な家に泊めていただいた

書道家、チェンソーアート、豆腐職人、パン屋、デザイナー
まだまだいっぱい!

環境にしても申し分ない豊かな自然

山あいの村なのに、何だかとっても開けている

そんな繋がりを辿って、歩きとヒッチハイクでハシゴする

パン屋もんぺとくわで釜焼きピザ


豆腐屋るあんで豆腐のケーキ、豆腐のキッシュはお持ち帰り


おやおや、ちょっと食べ過ぎたかな?

歩き疲れたのか腰も痛い


なんて思っていたら発熱

トホホ、またかよ…
はな、振り回してごめんね

せっかくピックアップしてもらった護摩檀山の麓ごまさんスカイタワーから再び龍神

初めましてなのに、またまた縁繋ぎのおかげで、ごまさんスカイタワーの店長さん宅に、3日間お世話になった
(すみません、本当にありがとうございました!)

またまた腸炎である

くそー
なんてへなちょこな体なんだー!

犬連れヒッチハイク 大辺路 那智勝浦~太地~串本~白浜~田辺

2012-05-16 23:42:33 | 旅行
こう、とんとんとアップ出来てるのは、何も帰って来たのではない

何を隠そう、また腸炎になってしまって、知人の知人を頼って泊まらせてもらってるのだ
(本当にごめんなさい。ありがとうございます!めちゃくちゃ助かりました!)

龍神なぅ。明日は高野山。


さぁ、続き

これからは大辺路をヒッチハイクで回る

南紀のことは全く調べていないので、地元の人に教えてもらおう作戦

その前に5月7日でGW明けたので、整骨院に行く

残念ながら、マッサージが主流の整骨院
ほねつぎ屋さんに行きたかったが…

とりあえず、正規の添え木をしてもらった

ヒッチ開始
最初に乗せてくれた方
愛犬がはなに似ているらしく、更に子どもが出来たらあいらと名付けると決めていたという
何とも偶然とは思えない出逢い!

ちょっとなら…という話だったのに

太地寄って、更に串本まで行ってくれた!

太地はクジラの町

捕鯨文化、シーシェパード、グリーンピース、日本人の鯨肉横領…

色んな角度の見方があって、まだあたしにはよくわからないけど

とりあえず鯨を食べてみよう!

ベーコンや各部位のブロックが冷凍コーナーにびっちり!
(画像↑)

あたしはお惣菜になってるのを買った
鯨はちょっと高い

ドライブドライブ♪

観光しながら串本着

こう楽しんで乗せていただけると本当に嬉しいです!!

本州最南端の潮岬へ


広い草原の一角がフリーキャンプサイトになっている

はなとのんびり~
夕立みたいな雨にやられても
のんびり~

そんなゆるーい所だった

車が殆ど通らないからかな?

翌朝早起きして朝日を拝んだ


海がキレイで、はなと遊ぶのに寄り道しながら
ヒッチハイクを繋いで、噂の
とれとれ市場@白浜へ
ヒッチで乗せてくれた方が連れてきてくれた!

海鮮物が鮨や刺身のパックにしろ、丸やブロックにしろ安い!

ここでも放射能と戦い、養殖であろうサーモンをチョイス
本当はいっぱい食べたいよぅ

田辺では、和歌山の友達に教えてもらっていたフェアトレード&エコロジーショップ ピースを訪ねた

歌い旅の友達、金丸文武もよく訪れていた田辺

夜ははなをテントに寝せて、飲みに出る

ライブバー ウツボムーン
創作居酒屋 桜

どちらでも何やら金丸文武をよく知る人がいっぱいだ

なんだかんだで夜中まで

しかし翌日は朝から雨

早々にテントを撤収し、公園内のステージで雨宿りがてら二度寝していたら、市役所の方に浮浪者と間違えられた


雨が落ち着いてから岬まで歩いて

(お揃いにしたかった訳じゃない!たまたまです)

街を散策

新旧が入り交じり、光と影が隣り合う
そんな町

古びた商店街、路地裏、老舗、飲み屋街

大型ドラッグストア、コンビニ、新築マンション

時代はどこへ向かうのか…

犬連れヒッチハイク 熊野古道 川湯~小口~那智大社~速玉大社~那智勝浦

2012-05-16 21:02:21 | 旅行
本宮を経て請川~小口を小雲取越、小口~那智大社を大雲取越という

コンスタントに行けば、1日で行けるコース

だなんて思いながら、何だか急いでしまっていた

山を楽しむことを忘れていた

小雲取の下り道で、足を踏み外し、見事に転倒

利き手左の人差し指をヤってしまった

下りは地元の方ファミリーと一緒になり、話しながら下っていたのだが
そのお父さんが奥さんに保冷剤を持って来るよう頼んでくれた

心配してお昼やおやつを持って来てくれ、休日当番医を調べてくれたり、最終的病院には行かないことにしたが、湿布やらを持って来てくれ包帯も買って来てくれた

何度も行き来してくれて本当にお世話になりました

枝と割りばしで添え木して包帯を巻く

我ながら上手い

トホホ…

山に入るとまずするのは、ツェルト探し

それが上の画像

翌朝、気を取り直して大雲取越

初め二時間登りっぱなし
という所で私は
四時間かかった

それくらいゆっくりすべきと思った

キツイ



時間を気にしないとこんなにも気持ちに余裕が生まれるのかってくらい、いい気分だった

途中の小川ではなと休憩し遊ぶ

この子にはあたしの心境は丸分かりなのだろう

まるで鏡だ


夕暮れ手前

夢にまで見た那智


この風景を写真で見てから、必ず来ようと決めたのだった

今日は那智でテン泊

お寺さんが庭を提供してくれ、夕方下山してきた登山カップルと隣合わせてテントを張らせてもらった

お湯や軒先まで提供してくれ、ありがたいありがたい

翌朝、大門坂を降る

これを登るのが嫌で那智から本宮ではなく、本宮から那智のルートにした

それくらい凄くキツイ石段

前日の大雲取の終盤も延々と石段の下りだった

これを登るだけで日が暮れそうだ



昨日から下り通しで、ひーひーいいながらなんとか大門坂下の駐車場まで到着!

よっしゃヒッチハイク!

車、殆ど通らねー!

と待っていると、一台引き返してきてくれた

聞けば、昨日お庭を貸してくださったお寺さんの弟さん

2日連続でお世話になるなんて、よっぽど那智に好かれているのか?
ありがたいありがたい

しかも速玉大社に行ってくれ、那智勝浦まで戻ってくれた

速玉にはお参りという雰囲気ではなくなってしまったけどありがたやありがたや

コインランドリーからの公園で干してからの勝浦散策が出来た

なんてことない路地裏に、巻き寿司屋さんがポツリといい味出して『営業中』だった

かなり気になったので入ってみる
「ごめんくださーい」

まさや

品のあるお母さんが中から出てきて、犬連れて大変やねと旅の話になる

とっても優しいお母さんだった

港に出て、まさやで買った巻き寿司を食べていると、あげ(=いなり)に感動してしまった

美味すぎる

味といい歯触りといい、なんて優しいんだ

と言うわけで、あげのみのパックを買いに戻る

夜は、マンションから丸見えの公園に、怪しまれながら、会釈しながらテントを張って
スーパームーンを拝んでから寝た