異国を知ったのは、まだ11歳だった頃
その後、中学という小さな世界で死ぬほど必死で生きた
でも、小さな世界の中では小さな青春
高校デビュー
も名ばかり
海外へ行くことは、お金さえあれば容易な事だった
小さい頃からのお年玉やバイト代を叩いて、金銭以外のバックボーンを背負って海外へ！
と言っても、ついて回るだけ
ひとりで歩いたイタリア10日間があたしの中のスイッチを押した
生徒会長になり、薄っぺらい人間関係に振り回されないように眼を飛ばして、他人に負けたくないと
ヒッチハイクを始めた
授業の内容なんてこれっぽっちも覚えてない
卒業間際にしていたことと言えば、東京で借りる候補のアパートの図面を見ることだ
旅は、まだ見知らぬコトへの好奇心を駆り立てる根源となった
誰とも違っていることを深く愛し、追い続けた
残して来たものや、手放したもの、見捨てられたコト
結果的に棄てたものもたくさんある
あたしは、あたしだけを愛して突っ走ってきたんだ
ただ、何事も身にならないことの原因に
飽き性というのと、腹を括れないというのがある
要は逃げ癖がある
だからだろうか、最近は何も熱を帯びない
あたしは、今のあたしが何をすれば楽しいのかさえ
わからなくなってしまった
何に心踊るのだろう？
そんなときに息抜きをしていると
まるで人生をサボっているように思えてくる
課題のない日々は、恐ろしく
苛まれてしまう
明日はたくさん笑えるだろう
幸せを感じるんだろう
それは、ずっと続くのかな？
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