新・交差点のらくがき

AIOLOSSの管理人 ちぇきの“らくがき”程度の日記です。

マクロスゼロ

2005年10月27日 | マンガ・アニメ
1999年。南アタリア島に超大型の流星に落下したのは異星人の戦闘艦“ASS-1”(=ALIEN STARSHIP-1)のオーバーテクノロジーを巡って世界各地で内紛が起こり、『地球統合戦争』が勃発。 ベテランパイロットたちは次々と失われ、長期に渡る戦乱が続き10代の少年たちもが戦地へと駆り出されていた。
戦火の中、マヤン島海域で“ASS-1”に似た異常なエネルギー反応が観測される。地球統合政府と反統合勢力は、その未知の遺物を手中に収めようと激しい争奪戦を繰り広げているなか、地球統合同盟は次期主力戦闘機として、“ファイター”“ガウォーク”“バトロイド”の3形態に変型 にする可変システムを取り入れた新型可変戦闘機『VF-0』の開発に着手した。
その頃、統合軍のエースパイロット、工藤シンは 愛機F-14を駆り、戦場で敵機と交戦をしていたが…。


ガンダム以上に好きではないかと常に話している『超時空要塞マクロス』のエピソード1的作品。TV版以前の統合戦争時代の話でフォッカーが「二日酔いで出撃したもんだぁ!」と自慢していた、あの頃です。
最初から“板野サーカス”炸裂。昔と違いCGになってるけど本物そっくりの戦闘機が飛びまくり、ミサイル撃ちまくり。さすがに監督がアメリカまで行って戦闘機に乗ってきただけの事はあり、リアルな動きで惹き付ける。時代設定が1999年あたりなので(これはちょっと無理があるんですが)戦闘機もトムキャットやスホーイと言った本物も出てくるし、VFシリーズも若干のバージョン違いが登場してメカマニア心をくすぐる。話が進むにつれて時間を忘れてついつい見ていて、最終章に来て思い出してしまった。
・・・・・マクロスってメルヘンな話だった。
だって歌で戦争しちゃうくらいだからね。プロトカルチャーだもんね。あーすっかり忘れてテンション上げ過ぎちゃったよ。ガンダムは非現実的なメカ(サイコミュとかPS装甲とか)で現実的な戦争・人間関係(敵は人間)を描いた作品で、マクロスは現実的なメカ(実現可能な戦闘機)で非現実的な戦争(敵は異星人)を描いた作品と言うのが最大の違いだと思う。かと言って欲求不満になるような終わり方ではなく、しっかりと完結しているので納得できます。マクロスの世界もしっかりと表現されています。
ただ残念なのは時代設定が1999年頃だと言う事。21世紀に多大な期待をして描かれてしまっただけあって、現代と比較するとちょっと無理があるかなと。(TV版マクロスは2009年です)あとキャラデザインが美樹本デザインでない事。これが一番残念です。
今までに出たマクロス作品をまた見たくなりました。そして願わくば更なるサイドストーリーや続編を期待したいです。

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