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アイヌ料理をフランス風に 釧路・ポルト元調理長舟崎さん、来月レストラン開店(北海道新聞)

2008-02-05 13:58:00 | アイヌ民族関連
アイヌ料理をフランス風に 釧路・ポルト元調理長舟崎さん、来月レストラン開店(02/05 13:58)
 釧路市生涯学習センター九階のレストラン「ポルト」の元調理長舟崎一馬さん(28)が三月中旬、アイヌ料理のエッセンスと道東地域の食材を融合させたフランス料理を提供するレストラン「Iomante(イオマンテ)」を釧路市末広町二に開店する。アイヌ料理の世界に気軽に触れられるレストランの登場は、地元客や観光客から注目を集めそうだ。

 舟崎さんは、「ポルト」で釧路産の魚介類や白糠産のチーズなどを活用したメニューを考案してきた。「『地産地消』を突き詰め、地域の食材と文化を生かすには-と考えると、アイヌ料理に行き着いた」。地元の歴史を知ろうと釧路市立博物館や阿寒湖アイヌコタンに通い、アイヌ料理を学んだところ、フランス料理と起源が似ていることに気づいた。

 「例えばフランス料理のポトフとアイヌ料理のオハウ(汁物)。どちらも塩味で具材を煮る素朴な料理」と話す。

 「Iomante」では、子羊の肉を使うパイ包み焼きを阿寒産のエゾシカ肉にアレンジしたり、アイヌ料理に欠かせないギョウジャニンニクを赤ワインソースに活用。また、オハウにトマトや豚のスペアリブを加え洋風にするなど、「『アイヌ料理を現代風にアレンジしたら』という視点でメニューを考えている」という。

 料理人としてのキャリアは十年。その節目の年の開店だ。舟崎さんは「地元の若い人たちに、独立して頑張る同世代の姿を見てもらいたい」と話し、新しい店の成功に向け意気込んでいる。

 「Iomante」は二十四席。ランチは千五百円以内、ディナーは約五千円のコースを検討しているという。(近藤憲治)



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