2009年間ダイジェスト:/下 /北海道
【9月】
◆屋内スピードスケート場がオープン(1日)
帯広市の「帯広の森屋内スピードスケート場」がオープン。国内2番目の国際基準の屋内リンクを備え、10年1月には世界スプリント選手権が開催される。
◆日航がHACの経営から撤退へ(12日)
日本航空が、北海道エアシステム(HAC)の経営から撤退する意向を、共同出資している道に申し入れた。道は全日空系のA-netが撤退した丘珠空港へHACの新千歳便の集約を検討。
◆アークスが札幌東急ストア買収へ(14日)
スーパーのアークスが、札幌東急ストアを10月に買収すると発表。新社名は「東光ストア」で、アークスグループの売上高は3000億円規模に。
◆弁護士会副会長を覚せい剤所持容疑で逮捕(18日)
覚せい剤を隠し持っていたとして、札幌弁護士会副会長(当時)を覚せい剤取締法違反容疑で逮捕。札幌地裁は12月、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。
◆札幌西武が閉店(30日)
1906年創業の「五番舘」をルーツとする西武百貨店札幌店が閉店した。
◆7市町が早期健全化団体(30日)
08年度決算(速報値)で▽胆振管内洞爺湖町▽檜山管内江差町▽宗谷管内中頓別町▽同浜頓別町▽歌志内市▽空知管内由仁町▽宗谷管内利尻町が財政破綻(はたん)の一歩手前となる早期健全化団体になることが判明。
【10月】
◆アイヌ古式舞踊が無形文化遺産に登録(1日)
ユネスコは、アイヌ古式舞踊を無形文化遺産に追加登録した。
◆道東、道北でもドクターヘリ運航開始
救急救命を担うドクターヘリが道東圏と道北圏でも運航開始。すでに運航の道央圏も含めて道内3機体制に。
◆中川元財務・金融担当相自宅で死亡
中川昭一元財務・金融担当相(56)が10月4日、東京都世田谷区の自宅で死亡しているのを妻が見つけ、119番通報した。
中川氏は十勝管内を地盤に衆院選に連続8回当選し、農相や自民党政調会長など政府・与党の要職を歴任。財務相として出席した先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議後に、ろれつの回らない「もうろう会見」を行い、辞任に追い込まれた。8月の衆院選では民主候補に敗れたものの、再起を誓っていた。
行政解剖では循環器系の複数の部位に異常があり、アルコール成分も検出された。元農相の父一郎氏(当時57歳)は札幌市内のホテルで自殺しており、親子2代での「突然の死」になった。
◆ゆめぴりか発売(10日)
道産米の新品種「ゆめぴりか」が発売。本格栽培初年度だったが天候不良による品質低下に見舞われ、基準を満たす米は約1000トンと当初計画の約8%にとどまった。
◆秋の高校野球全道大会で北照優勝(12日)
決勝で札幌南を11-5で破り、10年ぶり3回目の優勝。
◆札幌の古書店で本棚倒れ、女児が意識不明(13日)
札幌市東区の古書店で本棚が倒れ、店内にいた姉妹を直撃。市立小5年の妹(10)が胸を挟まれて意識不明の重体に。道警が業務上過失傷害容疑で捜査。
◆小林議員の選対幹部を公選法違反容疑で逮捕(15日)
衆院選で当選した民主党の小林千代美氏の選対幹部が、運動員に対し有権者に投票を求める電話をかける見返りに報酬を約束したとして、公選法違反容疑で逮捕。札幌地検は連座制の対象と判断、「百日裁判」適用を札幌地裁に通知した。
◆コンサ、J1昇格逃す(18日)
コンサドーレ札幌は、「1年でのJ1復帰」を目指したが、勝ち星を伸ばせず低迷。シーズン6試合を残した時点でJ1昇格が消滅した。今季から指揮をとる石崎信弘監督は続投。
◆日ハムが2年ぶりに日本シリーズ進出(24日)
北海道日本ハムはパ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージで、東北楽天を9-4で降し、2年ぶり5回目のシリーズ進出を決めた。日本シリーズでは巨人に2勝4敗で敗れ、3年ぶりの日本一を逃した。11月22日に札幌市内で行われたリーグ優勝パレードには、前回(07年)より約3万人多い約11万1000人が集まった。
【11月】
◆エア・ドゥが新千歳発3路線を就航(1日)
エア・ドゥが新千歳と福島、富山、小松を結ぶ路線を開設。路線網は9路線に広がった。
◆旭川-ソウル便運休(7日)
韓国・アシアナ航空が週2往復を運航していた旭川-ソウル(仁川)線を運休。スキー客を見込み12月24日~10年2月28日、冬季限定の定期便として週2往復運航が決まる。
◆全国から9億円以上を集めた元投資関連会社社長を逮捕(9日)
「アービトラージと呼ばれる投資法で資金を倍にする」とうたい、約500人から9億円以上を集めた投資関連会社の元社長(46)を出資法違反容疑で逮捕。
◆旧拓銀の特別背任事件で元頭取ら3人の実刑確定(9日)
経営破綻(はたん)した旧拓銀の巨額融資を巡り、商法違反罪に問われた山内宏(82)、河谷禎昌(74)の両元頭取について、最高裁は被告側の上告を棄却。ともに無罪とした1審判決を破棄し、2人を懲役2年6月の実刑とした2審・札幌高裁判決が確定した。
◆北海道に野球の独立リーグ設立へ(10日)
道内の会社経営者らで作る「独立リーグベースボール北海道」(札幌)が、11年4月に野球の独立リーグをスタートさせると発表した。
◆労災死を残業なしで初認定(12日)
旭川市に住むNTT東日本の男性社員(当時58歳)が死亡したのは「業務変更に伴う長期研修のストレスが原因」として、遺族が旭川労基署に労災申請却下の取り消しを求めた行政訴訟の判決で、札幌地裁は労災を認め、労基署に却下処分の取り消しを命じた。遺族側代理人によると、全国初の判断。
◆日本選手権にJR北海道が出場(12日)
3年連続4回目出場のJR北海道は、1回戦で三菱重工横浜に2-8で敗れた。
◆初の裁判員裁判、性犯罪を審理--札幌地裁
道内初の裁判員裁判が11月17~20日の4日間、札幌地裁で開かれた。強制わいせつ傷害罪などに問われた札幌市手稲区の無職の男(28)が犯した性犯罪を審理し、懲役8年(求刑・懲役13年)の実刑判決を言い渡した。
裁判員は被告人質問で、「どういう女性を狙ったのか」「更生で大切なものは何か」などと積極的に発言。判決後の記者会見で、裁判員たちは「ホッとしたが、被告や被害者のことを今後も考えてしまうだろう」「裁判員制度で今後の裁判が開かれたものになるのなら、またやってもいい」などと感想を述べた。
◆千歳基地の戦闘機が部品落とす(25日)
航空自衛隊千歳基地所属のF15戦闘機が、積丹半島沖の日本海上で、左エンジンの一部で重さ約200キロの部品を脱落した。
◆札幌2女児虐待死事件で母親の交際相手に懲役17年(30日)
交際女性の2女児を虐待死させたとして殺人罪などに問われた住所不定、無職、稲見淳被告(33)に対し、札幌地裁は懲役17年の実刑判決。地裁が殺人罪の立証や訴因の追加を求め、結審後の審理再開が繰り返され、3度目の結審で判決が言い渡される異例の経過をたどった。
【12月】
◆重度障害者の逸失利益を認定(4日)
05年に札幌市で交通事故死した重度自閉症の少年(当時17歳)の両親が運転手らに、平均賃金に基づいた逸失利益を含む計約7340万円の損害賠償を求めた訴訟は、札幌地裁で和解が成立。運転手らは北海道の最低賃金などから算出された逸失利益を含む計4010万円を支払う。両親の代理人によると、全国初の判断。
◆小樽CCが不適切経理で前理事長を提訴(8日)
「小樽カントリー倶楽部」で前理事長らの不適切経理問題が発覚。小樽CCは前理事長と元常務に計約7000万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁小樽支部に起こした。
◆苫小牧東港でプレジャーボート転覆。自衛官6人死亡(11日)
苫小牧東港沖で、自衛官7人を乗せたプレジャーボートが転覆し、6人が死亡。7人は立ち入り禁止の防波堤で夜釣りをしていた。
◆泊原発3号機が営業運転を開始(22日)
北電は泊原発3号機の営業運転を始めた。03年に着工し、今年1月に試験運転を開始。1、2号機と合わせた出力は207万キロワットで、北電全体の発電量に占める原子力の割合は約25%から約40%に増加。
◆新型インフル、道内でも猛威
新型インフルエンザが道内でも猛威をふるった。6月には米国・ハワイから帰国した札幌市中央区の20代男性の感染が確認され道内で初めての感染確認となったほか、8月には、感染した稚内保健所利尻支所勤務の40代女性の死亡を確認。その後感染者が急増し、10月には札幌市内の休日当番病院に患者が殺到するなど混乱。道内各地の保健所の調査で、定点医療機関当たりの感染者数が30人を超える警報レベルとなり、休校が相次いだ。
==============
◇今年の首長選◇
期日 市町村名 当選者
<1月>
20日 黒松内町 若見雅明 (1)
<2月>
8日 鹿部町 川村茂 (2)
22日 奥尻町 新村卓実 (1)
清水町 高薄渡 (3)
<3月>
15日 上士幌町 竹中貢 (3)
22日 留寿都村 土屋隆幸 (1)
29日 音更町 寺山憲二 (1)
<4月>
12日 新冠町 小竹国昭 (2)
19日 仁木町 三浦敏幸 (3)
愛別町 矢部福二郎(1)
豊頃町 宮口孝 (2)
26日 古平町 本間順司 (3)
利尻町 田島順逸 (4)
29日 共和町 山本栄二 (4)
<5月>
24日 えりも町 岩本溥叙 (2)
31日 標津町 金沢瑛 (2)
<6月>
14日 紋別市 宮川良一 (2)
厚岸町 若狭靖 (3)
中札内村 田村光義 (2)
28日 礼文町 小野徹 (2)
新篠津村 東出輝一 (2)
<7月>
12日 北広島市 上野正三 (2)
26日 当別町 泉亭俊彦 (3)
新得町 浜田正利 (2)
<8月>
9日 小清水町 林直樹 (2)
30日 本別町 高橋正夫 (2)
<9月>
6日 占冠村 中村博 (1)
13日 士別市 牧野勇司 (1)
せたな町 高橋貞光 (2)
ニセコ町 片山健也 (1)
様似町 坂下一幸 (2)
<10月>
12日 遠軽町 佐々木修一(1)
18日 八雲町 川代義夫 (2)
27日 寿都町 片岡春雄 (3)
<11月>
1日 利尻富士町 吉田勤 (3)
14日 猿払村 巽昭 (1)
15日 恵庭市 原田裕 (1)
湧別町 原田雅美 (1)
幌加内町 森谷広 (2)
妹背牛町 寺崎一郎 (1)
24日 剣淵町 佐々木智雄(2)
29日 浦河町 池田拓 (1)
<12月>
15日 比布町 伊藤喜代志(2)
※敬称略、()数字は当選回数
毎日新聞 2009年12月30日 地方版

【9月】
◆屋内スピードスケート場がオープン(1日)
帯広市の「帯広の森屋内スピードスケート場」がオープン。国内2番目の国際基準の屋内リンクを備え、10年1月には世界スプリント選手権が開催される。
◆日航がHACの経営から撤退へ(12日)
日本航空が、北海道エアシステム(HAC)の経営から撤退する意向を、共同出資している道に申し入れた。道は全日空系のA-netが撤退した丘珠空港へHACの新千歳便の集約を検討。
◆アークスが札幌東急ストア買収へ(14日)
スーパーのアークスが、札幌東急ストアを10月に買収すると発表。新社名は「東光ストア」で、アークスグループの売上高は3000億円規模に。
◆弁護士会副会長を覚せい剤所持容疑で逮捕(18日)
覚せい剤を隠し持っていたとして、札幌弁護士会副会長(当時)を覚せい剤取締法違反容疑で逮捕。札幌地裁は12月、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。
◆札幌西武が閉店(30日)
1906年創業の「五番舘」をルーツとする西武百貨店札幌店が閉店した。
◆7市町が早期健全化団体(30日)
08年度決算(速報値)で▽胆振管内洞爺湖町▽檜山管内江差町▽宗谷管内中頓別町▽同浜頓別町▽歌志内市▽空知管内由仁町▽宗谷管内利尻町が財政破綻(はたん)の一歩手前となる早期健全化団体になることが判明。
【10月】
◆アイヌ古式舞踊が無形文化遺産に登録(1日)
ユネスコは、アイヌ古式舞踊を無形文化遺産に追加登録した。
◆道東、道北でもドクターヘリ運航開始
救急救命を担うドクターヘリが道東圏と道北圏でも運航開始。すでに運航の道央圏も含めて道内3機体制に。
◆中川元財務・金融担当相自宅で死亡
中川昭一元財務・金融担当相(56)が10月4日、東京都世田谷区の自宅で死亡しているのを妻が見つけ、119番通報した。
中川氏は十勝管内を地盤に衆院選に連続8回当選し、農相や自民党政調会長など政府・与党の要職を歴任。財務相として出席した先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議後に、ろれつの回らない「もうろう会見」を行い、辞任に追い込まれた。8月の衆院選では民主候補に敗れたものの、再起を誓っていた。
行政解剖では循環器系の複数の部位に異常があり、アルコール成分も検出された。元農相の父一郎氏(当時57歳)は札幌市内のホテルで自殺しており、親子2代での「突然の死」になった。
◆ゆめぴりか発売(10日)
道産米の新品種「ゆめぴりか」が発売。本格栽培初年度だったが天候不良による品質低下に見舞われ、基準を満たす米は約1000トンと当初計画の約8%にとどまった。
◆秋の高校野球全道大会で北照優勝(12日)
決勝で札幌南を11-5で破り、10年ぶり3回目の優勝。
◆札幌の古書店で本棚倒れ、女児が意識不明(13日)
札幌市東区の古書店で本棚が倒れ、店内にいた姉妹を直撃。市立小5年の妹(10)が胸を挟まれて意識不明の重体に。道警が業務上過失傷害容疑で捜査。
◆小林議員の選対幹部を公選法違反容疑で逮捕(15日)
衆院選で当選した民主党の小林千代美氏の選対幹部が、運動員に対し有権者に投票を求める電話をかける見返りに報酬を約束したとして、公選法違反容疑で逮捕。札幌地検は連座制の対象と判断、「百日裁判」適用を札幌地裁に通知した。
◆コンサ、J1昇格逃す(18日)
コンサドーレ札幌は、「1年でのJ1復帰」を目指したが、勝ち星を伸ばせず低迷。シーズン6試合を残した時点でJ1昇格が消滅した。今季から指揮をとる石崎信弘監督は続投。
◆日ハムが2年ぶりに日本シリーズ進出(24日)
北海道日本ハムはパ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージで、東北楽天を9-4で降し、2年ぶり5回目のシリーズ進出を決めた。日本シリーズでは巨人に2勝4敗で敗れ、3年ぶりの日本一を逃した。11月22日に札幌市内で行われたリーグ優勝パレードには、前回(07年)より約3万人多い約11万1000人が集まった。
【11月】
◆エア・ドゥが新千歳発3路線を就航(1日)
エア・ドゥが新千歳と福島、富山、小松を結ぶ路線を開設。路線網は9路線に広がった。
◆旭川-ソウル便運休(7日)
韓国・アシアナ航空が週2往復を運航していた旭川-ソウル(仁川)線を運休。スキー客を見込み12月24日~10年2月28日、冬季限定の定期便として週2往復運航が決まる。
◆全国から9億円以上を集めた元投資関連会社社長を逮捕(9日)
「アービトラージと呼ばれる投資法で資金を倍にする」とうたい、約500人から9億円以上を集めた投資関連会社の元社長(46)を出資法違反容疑で逮捕。
◆旧拓銀の特別背任事件で元頭取ら3人の実刑確定(9日)
経営破綻(はたん)した旧拓銀の巨額融資を巡り、商法違反罪に問われた山内宏(82)、河谷禎昌(74)の両元頭取について、最高裁は被告側の上告を棄却。ともに無罪とした1審判決を破棄し、2人を懲役2年6月の実刑とした2審・札幌高裁判決が確定した。
◆北海道に野球の独立リーグ設立へ(10日)
道内の会社経営者らで作る「独立リーグベースボール北海道」(札幌)が、11年4月に野球の独立リーグをスタートさせると発表した。
◆労災死を残業なしで初認定(12日)
旭川市に住むNTT東日本の男性社員(当時58歳)が死亡したのは「業務変更に伴う長期研修のストレスが原因」として、遺族が旭川労基署に労災申請却下の取り消しを求めた行政訴訟の判決で、札幌地裁は労災を認め、労基署に却下処分の取り消しを命じた。遺族側代理人によると、全国初の判断。
◆日本選手権にJR北海道が出場(12日)
3年連続4回目出場のJR北海道は、1回戦で三菱重工横浜に2-8で敗れた。
◆初の裁判員裁判、性犯罪を審理--札幌地裁
道内初の裁判員裁判が11月17~20日の4日間、札幌地裁で開かれた。強制わいせつ傷害罪などに問われた札幌市手稲区の無職の男(28)が犯した性犯罪を審理し、懲役8年(求刑・懲役13年)の実刑判決を言い渡した。
裁判員は被告人質問で、「どういう女性を狙ったのか」「更生で大切なものは何か」などと積極的に発言。判決後の記者会見で、裁判員たちは「ホッとしたが、被告や被害者のことを今後も考えてしまうだろう」「裁判員制度で今後の裁判が開かれたものになるのなら、またやってもいい」などと感想を述べた。
◆千歳基地の戦闘機が部品落とす(25日)
航空自衛隊千歳基地所属のF15戦闘機が、積丹半島沖の日本海上で、左エンジンの一部で重さ約200キロの部品を脱落した。
◆札幌2女児虐待死事件で母親の交際相手に懲役17年(30日)
交際女性の2女児を虐待死させたとして殺人罪などに問われた住所不定、無職、稲見淳被告(33)に対し、札幌地裁は懲役17年の実刑判決。地裁が殺人罪の立証や訴因の追加を求め、結審後の審理再開が繰り返され、3度目の結審で判決が言い渡される異例の経過をたどった。
【12月】
◆重度障害者の逸失利益を認定(4日)
05年に札幌市で交通事故死した重度自閉症の少年(当時17歳)の両親が運転手らに、平均賃金に基づいた逸失利益を含む計約7340万円の損害賠償を求めた訴訟は、札幌地裁で和解が成立。運転手らは北海道の最低賃金などから算出された逸失利益を含む計4010万円を支払う。両親の代理人によると、全国初の判断。
◆小樽CCが不適切経理で前理事長を提訴(8日)
「小樽カントリー倶楽部」で前理事長らの不適切経理問題が発覚。小樽CCは前理事長と元常務に計約7000万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁小樽支部に起こした。
◆苫小牧東港でプレジャーボート転覆。自衛官6人死亡(11日)
苫小牧東港沖で、自衛官7人を乗せたプレジャーボートが転覆し、6人が死亡。7人は立ち入り禁止の防波堤で夜釣りをしていた。
◆泊原発3号機が営業運転を開始(22日)
北電は泊原発3号機の営業運転を始めた。03年に着工し、今年1月に試験運転を開始。1、2号機と合わせた出力は207万キロワットで、北電全体の発電量に占める原子力の割合は約25%から約40%に増加。
◆新型インフル、道内でも猛威
新型インフルエンザが道内でも猛威をふるった。6月には米国・ハワイから帰国した札幌市中央区の20代男性の感染が確認され道内で初めての感染確認となったほか、8月には、感染した稚内保健所利尻支所勤務の40代女性の死亡を確認。その後感染者が急増し、10月には札幌市内の休日当番病院に患者が殺到するなど混乱。道内各地の保健所の調査で、定点医療機関当たりの感染者数が30人を超える警報レベルとなり、休校が相次いだ。
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◇今年の首長選◇
期日 市町村名 当選者
<1月>
20日 黒松内町 若見雅明 (1)
<2月>
8日 鹿部町 川村茂 (2)
22日 奥尻町 新村卓実 (1)
清水町 高薄渡 (3)
<3月>
15日 上士幌町 竹中貢 (3)
22日 留寿都村 土屋隆幸 (1)
29日 音更町 寺山憲二 (1)
<4月>
12日 新冠町 小竹国昭 (2)
19日 仁木町 三浦敏幸 (3)
愛別町 矢部福二郎(1)
豊頃町 宮口孝 (2)
26日 古平町 本間順司 (3)
利尻町 田島順逸 (4)
29日 共和町 山本栄二 (4)
<5月>
24日 えりも町 岩本溥叙 (2)
31日 標津町 金沢瑛 (2)
<6月>
14日 紋別市 宮川良一 (2)
厚岸町 若狭靖 (3)
中札内村 田村光義 (2)
28日 礼文町 小野徹 (2)
新篠津村 東出輝一 (2)
<7月>
12日 北広島市 上野正三 (2)
26日 当別町 泉亭俊彦 (3)
新得町 浜田正利 (2)
<8月>
9日 小清水町 林直樹 (2)
30日 本別町 高橋正夫 (2)
<9月>
6日 占冠村 中村博 (1)
13日 士別市 牧野勇司 (1)
せたな町 高橋貞光 (2)
ニセコ町 片山健也 (1)
様似町 坂下一幸 (2)
<10月>
12日 遠軽町 佐々木修一(1)
18日 八雲町 川代義夫 (2)
27日 寿都町 片岡春雄 (3)
<11月>
1日 利尻富士町 吉田勤 (3)
14日 猿払村 巽昭 (1)
15日 恵庭市 原田裕 (1)
湧別町 原田雅美 (1)
幌加内町 森谷広 (2)
妹背牛町 寺崎一郎 (1)
24日 剣淵町 佐々木智雄(2)
29日 浦河町 池田拓 (1)
<12月>
15日 比布町 伊藤喜代志(2)
※敬称略、()数字は当選回数
毎日新聞 2009年12月30日 地方版
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